SMBAR勤務歴4年、女王様として働いていた経験があります。初めは縛られることが多かったのですが、縛られている内に緊縛に興味を持ち縄会に参加し後手縛りは出来るようになりました。

そんな私が緊縛と恋愛の実態について触れていきます。この記事を読めば緊縛とは何か？緊縛する相手はどこで見つければ良いのか？など簡単ないろはが分かります。

緊縛とは

有名なのは亀甲縛りですね。本当は亀甲縛りという名前の縛り方は無いです。亀縛りは存在します。菱形になるので菱縛りと呼ばれていたりします。

緊縛の元々の由来は罪人を捉える為だったり、拷問用に縛ったりするのが始まりです。なので藩ごとに縛り方も違ったりします。

縛る相手の身分によって縛り方を変えていたり、今でも地域ごとに縛り方が違ったりしています。昔とは違って安全に配慮されるように縛り方自体も変わっていってます。

縛る目的は？

勿論エロ目的な方も居ますし、芸術性を感じて縛って作品を作りたい人もいます。

S性やM性はあまり関係ない印象です。

縄を受けている内に後ろがどうなってるのか気になって縛り始める人もいます。綺麗に縛れた時や覚えた時に達成感も感じます。

どうやって覚えるの？

各地に縄の練習会をしている所があるので、そこに通って先生に習うのが一番早いです。独学で覚える場合はDVDや本も発売されてるので見てみましょう。

縄の練習会の場所が分からない場合は、近くのSMバーやfetishバーに行って緊縛を覚えたいことを伝えると情報を教えてくれます。

アンダーグラウンドな文化なので表に情報があまり知られていません。

今はTwitterなどで告知している方も居ますが、まずTwitterで告知している人を知る必要があるので、ハッシュタグで調べてみると良いです。

縄はどこで手に入れるのか？

Amazonや個人的に作っている方から購入したり自分で作ることも出来ます。

自分で作る方が縄も沢山出来ますが、鍋で煮たり干したりと手間がかかります。パートナー専用の縄を作ってあげると喜びます。

緊縛の魅力は？

受け手はぎゅーっと縄に抱きしめてられてるような、心地いい感じ、ハンモックに揺られてる感覚です。性的に気持ちよくなる人もいますね。何も感じない人もいます。そこはどうしても個人差がありますね。

縛る側は相手に喜んでもらえたり、反応見るのが楽しいとか、上手くなっていくのが嬉しいのと、奥はとても深いのでやり甲斐はあります。

緊縛は危ないものです

緊縛は基本的に痛く無いです。痛くしようと思えば痛くできます。縛り方次第です。
基本的には安全ですが、危ないという事を覚えておいて欲しいです。緊縛事故という言葉があるくらいですからね。最悪の場合だと半年間手首があがらなくなります。

受け手さんとのコミュニケーションは必須です。痺れてきたり痛みを感じたりしたらすぐ解いて下さい。

もし何かあったら温かいお風呂に入って下さい。あとビタミンB12を摂取するのが良いです。アリナミンとかに入ってるので飲むと少しは治りやすくなります。

縄を受けてくれる人の見つけ方

上手くなってきてInstagramやTwitterに綺麗な写真を載せていると自然と縛って欲しい人が見つかることもありますが、基本的には探さないと見つかりません。

縄会に参加すると練習相手は見つかりますが、そこでプレイは出来ないので継続的に受けてくれる人が欲しい場合は縄会で仲良くなったり、SMバーに行って興味のある人と話したり行動することが大切です。

縄好きの方や、縛られて写真を撮られたい方が居るので、緊縛が出来るようになり活動をしているとモテることもあります。

緊縛と恋愛

緊縛がある程度出来るようになり沢山の人を縛る様になると、縄好きな女性からアプローチされる事がありますが、それはあくまである程度顔が整っていてコミュニケーションがしっかりと取れて、いきなり触ったりしない事が前提にあります。

女性は緊縛が出来なくても、SでもMでも相手が見つかりやすいのは普通の恋愛市場と変わりません。

そして、パートナーが出来た状態で他の方を縛ったりすると嫉妬されたりもします。どの様な関係性なのかきっちり話し合うことも大切ですね。彼氏彼女の関係なのか、SMプレイ上の関係なのか、線引きはどうするか。

SMと恋愛

SMというアンダーグラウンドな性質上、特に女性の場合はトラウマを抱えていたり、リストカットをしている子や、貞操観念が崩れている方など精神的に病んでいる人が多いというのも知っておきましょう。
そうゆう子の扱いに慣れるか自立を促していくことも一種の調教といえますね。

依存や支配、洗脳よくないイメージもありますが、その様な関係性は長くは続かず、お互いに自立した関係性の方が長く続くのは普通の恋愛と変わりません。

ただ、プレイがお互いにハマるとこの人で無ければ満足出来ないと思わせたりすることも出来る側面はあります。

支配欲がある方なら緊縛を覚えておいて損はありません。何事も出来ないより出来た方が得します。中々縛れる人は少ないですからね。

そして、一番良いのは自分の恋人に興味を持ってもらって一緒に楽しむ事ですね。好きな人が言うならプレイは出来なくても理解はしてくれるでしょうし、発散方法を考えるきっかけになります。セックスの延長線上として提案してみましょう。

セックスと緊縛とSM

セックスの際に緊縛プレイをしようとすると、痺れにくい足や胴体ならそこまで時間に神経質になる必要はありませんが、腕や手首など痺れやすい所を縛る場合は注意が必要です。

痺れてきたら相手に申告してもらう事、クッションを下に敷いたり、後手縛りなら手を上側にして倒すのが良いかもしれません。
後手の状態で手を床に向けて倒すと、痛くて集中出来ません。あくまで前戯として縛って、虐めたりした後に解いてからセックスすると良いですね。

本題からは逸れますが、拘束するなら拘束具の方が安全ですし、選択肢を増やしてプレイを楽しみましょう。

遊びにくさ

緊縛界隈、SM界隈はとても狭いので噂が広まるのが早いです。一度噂が立つと中々消えません。
筋を通した遊び方をするか、周りからとやかく言われても気にしないようにしましょう。

個人的に遊んでいる分には関係無いですが、住んでる県とは違う所に行っても知り合いに会うことはあるので本当に狭いです。
そして、縄会に一度所属してそこで習って緊縛事故を起こすと「あの会の誰々が事故を起こした」と言われます。もし、事故を起こしたとしても受け手さんへのフォローをしっかりしましょう。悪い噂の根源はフォローの下手くそさや、相手に対する思いやりのなさが原因です。

大人の遊びは自己責任ですが、せっかく遊ぶなら紳士淑女でありたいものです。その方が自分への評価も上がります。

独占市場

女性の扱いの上手さと見た目が小綺麗であれば一人に対して複数人のファンが出来るのがSM界隈ではよく見受けられます。それは何故なのかというと、実際に会ってみるとよく分かるのですが、男女関係無く全ての人に優しくてそれでいて口説くのも上手いです。

見た目や態度で差別しません。女性一人を粗雑に扱うと他の人へ知れ渡るのを感覚的に知っているからです。

急がず自分から手を出さずにじわじわと仕留めていきます。向こうから手を出されるまでセックスしません。立場を分からせるためでもありますが、その方が相手が気になるものです。
普通の男性なら二人きりになると手を出すのを、敢えて出さずに縛るだけで終わったりします。

勿論、雰囲気を見て臨機応変に対応はするでしょうが、基本的に余裕があります。普通の恋愛でも余裕のある人はモテます。どこの界隈でも変わりませんね。

まとめ

普通の恋愛と緊縛やSMがある恋愛、根本的にはそんなに変わりません。

ただ、性癖が合うことは離れにくさに繋がります。自分に少し変わった性癖があるなら、パートナーともせっかくなら楽しみましょう。