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我慢汁では妊娠しません!外だしセックスで孕む2つの原因とは?

投稿日: 2022年01月12日

妊娠 受精 精子が卵子と出会うイラスト

妊娠は困るけど、コンドームを付けずに直に粘膜と粘膜が触れ合うセックスがしたい。そんな時にやりがちなのが外だしセックスです。

でもちゃんと外に射精したはずなのに妊娠させてしまったという話がよくあります。どうしてそのような事故が発生してしまうのでしょうか。

時に、我慢汁が原因であるという話も各所で見受けられますが、実のところ純粋な我慢汁では妊娠することはあり得ません。
我慢汁=妊娠の原因ではなく、実際の性行為中に出てくる我慢汁は別の体液が混入することがあり、それが妊娠の原因となっているのです。

我慢汁って何?

興奮して我慢汁を抑えられない男

性行為や自慰の最中に、勃起した陰茎の尿道口から尿とは異なる透明で粘性のある液体が出てくることがあります。
精液とは異なり白濁しておらず透明な液体です。これが尿道球腺液あるいはカウパー腺液と呼ばれるもので、俗に我慢汁とも呼ばれているものです。

我慢汁は性的興奮が高まった際に分泌されます。普段は弱酸性の尿道内や膣内を弱アルカリ性にすることで精子の生残性を向上させるとともに、その粘性で陰茎と膣壁の摩擦を弱め、陰茎の膣内への侵入を容易にする役割も担います。
ざっくり言えば男性側がより交尾しやすく、より妊娠させやすくするために獲得したローションのような位置づけとも言えます。

この我慢汁は尿道球腺で作られます。この尿道球腺は、尿道口から見て前立腺の手前で尿道に接続しています。
一方、精子は精巣で生産され、射精が近づくと輸精管を通って前立腺に達し、そこで精嚢や前立腺から分泌される体液と混合することで精液になります。
そのため我慢汁単体には本来精子が存在することはなく、我慢汁に精子が存在しないので妊娠することもないのです。
ということは、射精する前に陰茎を膣外に出して射精すれば妊娠を防げると考えてしまいます。ですが、実はその考えは危険であることを次に説明します。

なぜ外だしセックスで妊娠してしまうのか

外だしセックスで妊娠した若い女性

我慢汁に精子が含まれないなら、射精する前に陰茎を膣外に出してしまえば十分避妊できるのではないかと錯覚しがちです。ですが、現実問題として、しっかり外だしで射精したにも関わらず、妊娠させてしまった事例は多くあります。

なぜ、そのような事態が発生してしまうのか、その原因は大きく分けて2つあります。

原因1:我慢汁に微量の精液が混入してしまっている

本来、我慢汁には精子は存在していません。我慢汁が分泌されている段階では、精液は前立腺内で待機しています。

基本的にはしっかりと隔離されているのですが、時折、ごく微量の精液が漏れ出し、それが我慢汁に混入していることがあります。
このような場合、我慢汁に含まれる精子は精液に含まれるそれと比べてごく少量となります。ですが、精子はわずかでも含まれてしまっているので、当然、妊娠に至る可能性があるわけです。

時折、我慢汁にも精子が含まれているという言説が見受けられますが、それは、今ここで述べた話のことについて経緯を飛ばして指しているものと考えられます。

原因2:射精する前にすでに精液が流出し始めていた

自慰をすると非常にわかりやすいのですが、射精を我慢していると、透明の我慢汁の他に白濁した体液が出てくることがあります。これは精液です。

まだ射精を開始していないにもかかわらず、精液が先行して漏れ出すことはあります。自慰であれば、目視や感触ですぐに確認できるのですが、女の子の体内に入っている自分の陰茎の先端を確認することはできません。
そのため、すでに精液が少し漏洩したあと、射精が近づいた段階で女の子の体外に射精したとしても気が付きません。
セックスしていた男女はお互いに精液がすでに膣内に侵入していることに気が付かず、外だしは無事に成功したと思い込んでしまうのです。

もし、外だしに失敗して中に出してしまったら、男性側が意図的に隠蔽しない限りすぐに男女ともに気が付きます。そして妊娠しては都合が悪いということであれば、産婦人科で72時間以内にアフターピルを処方してもらい服用しなければなりません。
ですが、お互い避妊に成功していると思い込んでいる場合、アフターピルを服用しなければいけないというところまで考えが及びません。ですので、気が付いた時にはすでに妊娠していましたというような事態が発生してしまうのです。

これらの理由から、外だしをきっちりしたとしても、妊娠させてしまう事態が発生してしまうわけです。

以上を踏まえると、外だしは適切な避妊方法とは言えません。江戸時代のようにまともな避妊具がなかった時代には、これでも比較的有用な避妊方法だったとは思います。
しかし、コンドームや避妊薬が登場し一般化した現代社会においては、もはや、外だしは避妊の手段とは言えない、不適切な方法と言わざるを得ないのです。

適切に妊娠を防ぐ方法

妊娠を防ぐためコンドームを持ち歩く女子学生

妊娠を防ぐ方法は、コンドームの使用、避妊薬(低用量ピル)の使用がもっとも一般的です。

コンドームの使用は、究極の避妊である「セックスをしない」という選択肢を除くと、最も簡便かつ安価な避妊方法です。
コンドームを使用した際の避妊失敗率は15%と言われていますが、失敗の原因はコンドームの破損によるものと挿入時に最初から使用せず、一旦生で挿入した後、途中でコンドームを付けるといった使用方法の問題によるものです。
特に後者は、これまでに述べた外だしセックスで妊娠してしまう理由がそのまま当てはまります。
適切な使用方法をとれば避妊の失敗率はさらに下がります。
またコンドームの適切な使用はHIVや淋病など様々な性感染症の感染予防にも効果を発揮します。
ただし、いかにコンドームと言えど、すべての性感染症の感染を予防することはできません。ケジラミなどがその例です。

次に、避妊薬(低用量ピル)の服用です。コンドームの使用が男性側主体であるのに対して、こちらは女性が主体になってできる避妊方法です。
それと同時に、定められた用法容量を守り正しく服用すれば非常に高い避妊成功率を誇ります。
ただし、HIVや淋病など様々な性感染症の感染予防には何ら効果はありません。
そのため、避妊と性感染症予防の両立を目指すのであれば、コンドームの併用が必須条件となります。

まとめ

本稿では、なぜ外だししたにも関わらず妊娠させてしまうことがあるのか、我慢汁にはそもそも精子が含まれていないことを紹介したうえで、2つの原因を提示しました。

  1. 我慢汁と一緒に本来前立腺で貯留されているべき精液が漏れ出している
  2. 射精する前にすでに精液が流出し始めている

以上を踏まえ、外だしは最早避妊方法とは言えないことを指摘しました。

そして、避妊の精度をより向上するには、コンドームの使用か避妊薬の服用ぐらいしかないことを紹介しました。
避妊薬を女性が適切に服用すれば非常に高い精度で人することができますが、薬ですので体質的に合わない人もいます。
また、コンドームに比べて費用も掛かります。コンドームを付けないセックスは大変気持ちの良いものですが、妊娠という大きなリスクを伴います。
ですから、妊娠しては困るのであれば、快楽に流されず避妊を安易に考えず、しっかり対策を講じたうえでセックスを楽しみましょう。