同じ人と結婚離婚を繰り返す人の行動理由5選!幸せになれる?
PR更新日: 2024年08月28日 出会い
一度は別れた相手と再び交際することを一般的に復縁と言いますが、世の中には復縁どころか同じ人と何度も結婚と離婚を繰り返す人達も存在します。
同じ人と結婚離婚を繰り返す人は一見すると奇妙に思えますが、当人達の間には仕方のない事情や前向きな理由がある場合がほとんどです。
この記事では、同じ人と結婚離婚を繰り返す人達が具体的にどんな事情を抱えているのかについて詳しく検証していきます。
他人の復縁事情に興味のある方だけでなく、自分自身にもそういう機会が訪れる可能性はあることを念頭に置いて読んでいただけると本記事の内容はより楽しめることでしょう。
同じ人と結婚離婚を繰り返す人達の事情とは?
一度は離婚した相手と再婚するケースは芸能界では特に珍しいものではありません。
世界的に有名なものだと、ハリウッド黄金期の大女優、エリザベス・テイラーが共演者のリチャード・バートンと結婚と離婚を繰り返した例がよく知られています。
日本の芸能界では芸人の東野幸治さんや俳優の六角精児さんが一度離婚した相手と再婚していることで話題になりました。
しかし一般人が同じ相手と結婚離婚を繰り返すとなると、やはりそこには一筋縄ではいかない事情が隠されていると考えておくべきでしょう。
ここでは同じ人と結婚離婚を繰り返す人達が実際にどのような事情を抱えているのかについて調査していきます。
1. 夫婦としては駄目でも他人に戻ると相手がまた魅力的に見えてしまう
同じ人と結婚離婚を繰り返す人のうち、もっともシンプルな理由として挙げられるのは「夫婦としての関係は無理でも別れて他人に戻ってみたら相手がまた魅力的に見えてきてしまった」というものです。
一度は好きになって結婚までした相手なわけですから、夫婦という近い距離感では耐えらなかった様々な不満点が、遠ざかって見えなくなることで恋心が再燃するのは理解できる話ではあります。
大抵の人達は再び接近しても結局また同じ問題に直面すると考えて別れた相手との復縁には慎重になるものですが、そこを乗り越えて復縁を選択すること自体は恋愛の在り方として素晴らしいものの一つであることも確かです。
ただ、一度の復縁ならともかく、同じ人と結婚離婚を繰り返すとなると少し事情は変わってきます。
喉元過ぎれば熱さ忘れるとも言いますが、過去の反省なく同じことを繰り返すのは人間としてあまり良い傾向ではないでしょう。
そうしたカップルの場合、むしろ結婚離婚をイベントとして楽しむことが癖になっていると考えることもできます。
また定期的に離婚期間を設けることで、恋愛の熱が冷めないように敢えて調整しているケースも見受けられます。
つまり「一度別れてみたら相手の良さを再確認できた」という恋愛ドラマのような状態を意図的に生み出すために、結婚離婚を繰り返す人達が一部にはいるということです。
夫婦になったからといって恋人時代の関係性を失いたくないと考える男女ほど、そのように結婚離婚を繰り返す可能性が高いと言えるでしょう。
2.子どもへの影響などを考慮して復縁している
現実的な理由で同じ人と結婚離婚を繰り返す人に多いのが、子どもを持っているケースです。
一旦は離婚して親権も一方が獲得したものの、単独での子育てが上手くいかず、子どものために再婚する事例は実はそれほど珍しくありません。
ただしこの場合、関係の破綻は続いたまま仮面夫婦として再婚することもよくあります。
そのため、子育てが一段落するとすぐにまた離婚という形になるわけです。
これだけでも結婚2回離婚2回になりますが、そこからさらに晩年になってやはり独り身では寂しいといった理由から、また同じ相手同士で再婚するケースもあります。
若い頃や子育て中は子どもの教育方針や収入の問題で喧嘩が絶えなかったとしても、子どもが巣立ってしまえば落ち着いて相手と向き合える時間が取れるようになることもあるからです。
とはいえこうした子どもを交えた家族関係の実情は、本当に第三者からは理解が難しいところもあるので、あまりパターン化して捉えずに、各家庭ごとの事情を考慮する必要があるでしょう。
3.経済的な理由でパートナーに戻る
子どもの有無に関係なく、経済的な理由によって同じ人と結婚離婚を繰り返す人達もいます。
生活を支えるに当たっては、独身暮らしよりも夫婦共働きの形式を取った方が何かと有利ですから、一度離婚してそのデメリットを実感した2人が、いわば経済的パートナーとして再婚するのは現代社会において合理的な選択の一種であると言えます。
本当に戦略的なパートナーとして割り切ることができれば、お互いの自由恋愛に干渉することもなくなり、意外と夫婦関係そのものは長続きすることもあるでしょう。
それこそ血統や家財を継ぐためだけに結婚して、お互いの私生活には不干渉だった中世の貴族のような夫婦の在り方の現代版と捉えることもできます。
4.宗教やスピリチュアルなお告げに嵌ってしまっている
自分達の意思ではなく、他者からの干渉によって結婚離婚を繰り返す場合もあります。
特定の宗教を信じている人達にとって、結婚は個人的なものではなくコミュニティの一員であり続けるための儀式という側面があります。
宗教とまではいかなくとも地方の古い慣習が残っている地域だと、地元の人間同士で見合いをして結婚したり、家の事情で離婚したりといったケースはまだまだ残っています。
また都会暮らしをしていても、スピリチュアルなお告げなどによって結婚相手や離婚のタイミングを決める人達も存在します。
そうしたタイプの人達は周囲の説得によって考えを改めても再び占いなどに頼ってしまい同じ選択を繰り返すといったこともよくあるので、必然的に同じ人と結婚離婚を繰り返す確率は高くなります。
5.夫婦別姓などの法律的な問題への抗議
少し特殊なケースとしては以下の記事にあるように、夫婦別姓制度の不備などに抗議する意味を込めて同じ人と結婚離婚を繰り返す人達の存在があります。
参考:毎年結婚と離婚を繰り返す…「同姓の強制」に苦しむ夫婦の苦渋の選択
現代日本の夫婦制度は確かに旧態依然とした部分も多く、個人の生き方を縛り付けている事実は否めないでしょう。
そうした問題点に対して結婚離婚を繰り返すことで、ある意味で法律の穴を突いて攻撃を加えている人達がいることは興味深い点です。
結婚や離婚といった制度はあくまで当人達の幸せのためにあるべきで、制度の方に人が合わせるしかない今の状況は確かに滑稽なことと言えるかも知れません。
同じ人と結婚離婚を繰り返す人は幸せになれる?
では実際に、同じ人と結婚離婚を繰り返す人達はその選択によって幸福を得ているのでしょうか。
幸せはあくまで主観的なものではありますが、結婚や離婚をする上では当人達だけでなくそこに巻き込まれる周囲の人々への影響も考えておく必要があります。
本人同士が納得しているのなら問題はない
大前提として、たとえ同じ人と結婚離婚を繰り返しているとしても、本人同士が十分に納得しているのであれば他人が口を挟む余地はないと言えるでしょう。
周囲からは困ったカップルと認識されることになるでしょうが、それも含めて魅力的な男女として愛される存在になっていくこともあります。
たとえば、親しい友人や子ども達が頻繁にくっついたり離れたりを繰り返す2人を微笑ましく見守ってくれているのなら、恐らくそれはこの上なく幸せな関係性の一つです。
子どもや周囲の人を振り回している場合は要注意
反対に周囲の親しい人達や子ども達、親兄弟などを哀しませる形で結婚離婚を繰り返しているカップルは要注意であると考えておきましょう。
そうしたカップルは周りを気遣う余裕もなくしており、繰り返される結婚離婚で本人達もボロボロになってしまっている可能性があります。
明らかに何か問題を抱えているにも関わらず結婚離婚を繰り返してしまっているカップルに対しては、カウンセリングといった医療的アプローチが必要になることもあるでしょう。
問題の本質を放置していると結局みんなが不幸になっていくので、どこかの段階で強制的にでも問題解決に向けたアプローチに踏み出すことをお勧めします。
仕事への悪影響は非常に大きい
結婚離婚を繰り返す行為は仕事面に対してはシンプルに悪影響が大きいと考えられます。
一度の離婚であっても社会的な信用は大きく損なわれてしまうものなので、同じ相手と結婚離婚を繰り返しているとなると取引相手などからは相当に警戒されることになります。
特に個人契約が重要な意味を持つ職業の場合、この人は約束を簡単に破ったりミスを取り繕ったりするタイプなのではないかと強い疑いを持たれることは避けられません。
そのため逆に言うと、同じ人と結婚離婚を繰り返す人達とはそれが許される安定的職業に就いている可能性が非常に高いと見ることもできます。
財産分与など法的な手続きが複雑化するケースもある
同じ人と結婚離婚を繰り返すと、法律上の関係性が複雑化して財産分与などが上手く進まなくなるリスクもあります。
たとえば、以下の記事には離婚と再婚によって「特有財産」と「共有財産」の扱いがどう変わるのかについての解説があります。
参考:「もう一度、一緒になろう」離婚→同じ人と再婚…そんなカップルに法的なリスクは?
簡単にまとめると一度離婚した際に財産分与を行うとそれぞれの特有財産に変わるため、同じ相手と再婚したとしても共有財産化するには、また改めて手続きが必要になるということです。
結婚と離婚を繰り返すたびに財産の所有権が動いてしまうと、遺産整理なども非常にややこしくなります。
もちろん子どもの親権についても離婚のたびに協議が行われ、子ども自身や支援先に迷惑をかけることになるので、結婚離婚の際には法的な影響は徹底的に確認しておくことが求められます。
まとめ
同じ人と結婚離婚を繰り返す人に共通するのは、多かれ少なかれ結婚制度そのものに振り回されている側面があることです。
結婚離婚の正当な理由はそれぞれにあったとしても、結局は行政手続きをして婚姻関係を頻繁に動かすことで生まれる、様々な影響は周囲に不信感を与えることになります。
結婚も離婚も幸せを追求するためには迷わず行使するべき個人の権利ですが、あまりに周囲への影響を考えずに繰り返すのは問題があると言えるでしょう。
もし自分自身や親しい人が同じ相手との結婚離婚を繰り返す兆候がある際には、客観的な視点に立つことで、冷静に影響範囲を見極めることが大切になります。