疲れマラとは?どんな仕組みで起こる?原因と対処法・予防法まとめ
PR更新日: 2025年01月26日 SEX

疲れているにも関わらず、急にちんこが元気になっているというような経験はありませんか?
一日中ものすごい労働をして足もバキバキ…ものすごく疲れを感じているし、体も間違いなく疲れているのにちんこは逆の反応をするわけですから、確かに不思議に思えますよね。
そう感じるのは男性だけではないでしょう。自分のパートナーがそのような状況になっているのを目撃して、疲労=勃起する?と思ってしまっている女性もいるはずです。
疲れマラとはなぜ起こるのか、もしものときにはどう対処できるのか、どう予防はできるのか、ということについて今回詳しくお話していきます。
疲れマラとは一体何?
疲れマラとは、「疲れ」という単語が入っていることからもわかるように、疲れているのにも関わらず勃起をする現象のことを「疲れマラ」と言います。
例えば、会議などで体が疲れて、帰宅も遅いのに自宅に帰ってゆっくりしていたら勃起してしまったという経験をしたことがある人もいるでしょう
— えむよりのぶなしめじ (@kamainasaiyo) September 26, 2019
性欲が湧いたわけではなく、興奮したわけでもない、むしろ体がものすごく疲れていてクタクタ…という状況で男性器が勃ってしまう現象のことを疲れマラと表現します。
では、その言葉の由来についてはご存知でしょうか?
疲れ”マラ”の「マラ」の部分ですが、ペニスを意味する隠語とのことです。
他にも「ばてマラ」という表現がありますが、なかなか聞かないかもしれませんね。
疲れマラが起こってしまう5つの原因
どうしてこのようなことが起こるのか、ほとんどの男女は仕組みまではなかなか知りません。
よく言われている疲れマラが起こる原因について詳しくお話していきますので、早速みていきましょう。
1.疲労によってカテコールアミンが分泌されるから
まず原因の一つと言われているのが、カテコールアミンという神経伝達物質の分泌によるものです。
カテコールアミンは、次の3つから構成されています。
- アドレナリン
- ノルアドレナリン
- ドーパミン
これらには血管を収縮させたり人を高揚させるといった効果があるのです。
疲れているときに体が頑張ろうとすることでカテコールアミンを分泌します。そうやって体にパワーを与えてくれるのです。
その効果によってペニスにも血流が増加しますから、疲労がピークにあるにも関わらずペニスが増大するのです。
疲労していると体が頑張ろうとしてこのような神経伝達物質を分泌させるのですから、過度に疲労した状態が続けば血管の収縮により血圧が高くなったりと心臓にも負荷がかかるわけです。こちらは医学的にも根拠のある説明となります。
このようなことがよく起こっている、というあなたは体が無理をしている証拠であることを理解しておきましょう。
2.レム睡眠の状態になるから
朝勃ちというものは男性であれば誰でも一度は経験したことがあると思いますが、この仕組みと似ているとも言われています。
朝勃ちがどのようにして起こっているかというメカニズムについて知っていますか?
中にはおしっこを我慢しているからなどの説もあるのでそう認識している方もいるのですが、医学的には「夜間陰茎勃起現象」といい、脳が活動中なのに反して体は休んでいるレム睡眠中に起こると言われています。
3.疲労しきった体と精神のバランスを保とうとするから
休息を取らないで頑張りすぎていると、肉体疲労はどんどん溜まっていき、弱くなっていきますから脳が「危ないよ」と感じるのです。
そのように弱まった肉体は思わず精神とのバランスをとろうとするため、ペニスが反応するとのことです。
なぜよりによってペニスなのかというと、それは男性器自体は普段使うことがなければ疲労を感じることのない部分だからとのことです。
4.精子が溜まりすぎているから
男性の精子は3日で満タンになると言われており、それ以上に達した分に関しては体の方へ分解されて吸収されるという仕組みになっているとのことです。
このように余分な精子が体に分解吸収がされているとはいえ、精子が残っている状態であれば性的な欲求は発生しますので、それによって勃起が起こります。
ですが、その反面あまりに疲れていて「やる気も性欲もない…」という状態であっても勃ってしまうこともあり得ることなのです。
5.子孫を残そうとするから
医学的な根拠がない説なのですが、「子孫を残さなきゃ!」という本能的な反応によるものだという話もあります。
先程までにも書いている通り、あまりにも体が疲労すると脳から「危ないよ」という危険信号が送られてきます。
ストレスや疲労により体が危険を感じて本能的に生命の危機を感じると、カテコールアミンという神経伝達物質が分泌されるというところから、体力的には限界なのに勃起してしまう原因としてやはり、医学的根拠のあるカテコールアミンによる説明に繋がります。
疲れマラが起こった時の3つの対処法
どんな仕組みで疲れマラが起こっているのかについて知ることができましたから、対処法についても学んでいきましょう。
今回紹介させていただくのは3つの対処法になります。ぜひ実践してみてください。
1.冷えたものをちんこに当てる
まず、冷えたものをちんこに当てるというのが一つ。
男性ならば、冷たい水風呂に入った時や冬場であまりに寒いと、ちんこが小さくなり縮こまる経験がわかりますよね。
キンキンに冷たいものを男性器に当てると血管が収縮すると同時に一気に萎えます。血管が収縮すれば血液量が海綿体から一気に減少します。
とはいえ、わざわざ氷などの冷たいものがすぐにない時もありますから、冷たい飲み物などをコンビニとかで購入して、ズボンの上からでもいいのでちんこに当ててみましょう。
2.体や足に力を入れる
勃起時に、興奮状態の交感神経かリラックスしている時に働く副交感神経のどちらが優位になっていると思いますか?
多くの人は交感神経と思いがちなのですが、それは実は射精のときだけです。
実際には、勃起しているときというのは副交感神経が優位になっています。
ということで、勃起をしずめたいのであれば交感神経を優位にすることがポイントとなります。
全身でもいいですし一部分だけでもいいので、とにかく体に力を入れること、筋肉に力を入れることで交感神経を優位にすることができます。
体勢としては、座ったままでもいいですし立ったままでもいいので、発症してしまったときには、身体や筋肉に力をいれることをやってみてください。
3.足を上に軽くあげる
これも冷やす行為と同じくすぐにできる対処法とは限りませんが、軽くでも足をあげれるような状況であればぜひ実践してみてください。
なぜ効果的なのかと言うと、下半身の血管を収縮させることで、海綿体に集中している血液を分散させることが可能だからです。
デスクワークをしている最中や授業中でも両足を浮かせるだけで可能なので、先ほど紹介した全身または体に力を入れるという対処法と組み合わせてやってみてください。
疲れマラは予防できる!6つの予防法を紹介
実際に症状が起きてから対処しようとするよりも、あらかじめ防げる方法があるのであればやっておきたいですよね。
あらかじめ防ぐ方法はきちんと存在していますので、詳しくお話していきます。
1.きちんとした睡眠をとる
やはり疲れていると体が反応して疲れマラの症状が起こってしまいますから、休むということが第一となります。
忙しい人にとっては睡眠時間を取ろうとおもってもなかなか思うように取れなかったりするかもしれませんが、長期的にみても寝不足の状態が続けば体にずっと負担がかかり続けるので健康的ではありません。
また、身体は寝ている間に様々な部分が回復を行っているのです。
寝る一時間くらい前のスマホやパソコンはなるべく避けて、意識的に少しでも長く睡眠をとるように心がけましょう。
空いた時間に仮眠を取るという方法でも効果はあります。
トータル最低でも6時間、よくて7時間取れるようにしてみてください。
2.ぬるめのお湯に浸かる
日本人は湯船に入るという文化がありますが、最近だとシャワーだけで済ませてしまう人も少なくはありません。
シャワーで済ませるよりもお風呂に浸かる方が疲れを取り除くのに効果的です。
参考としては、38~40度のあまり熱すぎないお湯に浸かることをオススメします。
そして先程紹介した睡眠を取るということにも繋がってきます。湯船に浸かる方が寝付きやすくなり睡眠の質も上がります。
ぜひぬるめのお湯に浸かるという習慣をつけましょう。
3.適度に運動をする
大人になってからだと、意識的に運動を取り入れていかないと運動不足になりがちです。
普段仕事柄よく歩くからと言って他の運動をしないのではなく、毎朝ウォーキングやランニングをするようにしたり、家でもできる有酸素運動を試してみたり、ジムに行くのもいいでしょう。
そして日常的にもなるべく移動手段で徒歩を取り入れたり、階段を使うようにしたり、運動を意識して過ごしてみてください。
4.適度にオナニーをして射精する
精子を溜めないということも対策につながるので、オナニーを定期的にして射精するようにするということもしてみてください。
オナニーすることでストレスの軽減にもなりますし、一度射精をすることで勃ちにくくすることもできますから、勃起自体の予防にも効果的です。
5.食生活を工夫しバランスよく食べる
コンビニのお弁当や外食が多いような栄養が偏った食事も、疲労回復や体力の回復に悪影響を与えるとのことです。
食事にあまり気を使えていないという人は、ぜひ食生活の見直しをしてバランスよく食べることを意識するようにしましょう。
オススメの食材としては、納豆のようにビタミン・ミネラルを含んでいるような食材がいいです。
アミノ酸は血流・代謝を促進してくれるので、アミノ酸を多く含む卵などを取り入れるようにしましょう。
他にも鉄分や亜鉛を摂取することも意識するようにするといいので、サプリメントで補うやり方を検討してみてもいいですね。
もう一つのポイントとしては、コーヒーなどのカフェインに覚醒作用があるので、疲れマラを発生しやすいと言われています。上質な睡眠をとることにも悪影響となりかねないので、過度な摂取を避けるようにしましょう。
6.マッサージを受けに行く
マッサージを受けることで肉体の疲労を軽減することができます。
運動や筋トレ後の筋肉の疲労を回復するためにも効果的です。
全身もみほぐしやタイ式のマッサージなど、色々なマッサージがあるのでぜひ受けてみてください。
よくある疲れマラに関する質問にお答えします!
疲れマラに対して多くの人が思いがちの疑問についていくつかピックアップしてお答えしていきます。
意外な答えもあるかもしれませんので、しっかりと確認してみましょう。
意識して疲れマラになるようコントロールすることはできる?
コントロールするということはかなり難しいでしょうが、疲れによる勃起が起こる時の感覚を掴めてしまう人であればできないとも断言はできない、というのが答えです。
とはいえ、そもそも意識していない状態で勃起が引き起こされてしまうことを言っていますよね。
いざ「勃起させたい!」と意識したとしても、うまい具合に疲れマラを引き起こせるものでもないと考えるほうが、どちらかというとしっくりきます。
疲れマラで勃起=精力回復とは限らない?
まず結論を言うと、勃起力や精力というのは疲れマラとは関係ありません。
勃起力が上がったかも!と解釈するよりは、疲労が引き金となりカテコールアミンが分泌されることで発生している生理現象なので、自分の身体が悲鳴をあげていると捉えたほうがいいです。
むしろ悪化してしまい勃起不全(ED)になる可能性もあるとのことですので、やはり休息をとることは非常に重要となってきます。
疲れマラが起こる人は病院を受診したほうがいい?
病院への受診を考える人もいるでしょうが、他の体調不良がなければその必要はないでしょう。
受診するというよりも、普段からの食事、睡眠、運動、休息を意識して取り組んでいくということが大切ですね。
夢精が起こることは疲れマラでもあり得る?
答えとしてはあり得ます。
体がものすごく疲労していたとしても、夢がきっかけで性欲や興奮など精神の高揚があれば夢精は起こってしまいます。
夢精自体を防ぐコツを伝授しますと、定期的に精子を出して溜めないようにする、ということです。
頻度としては3日に一回とかで射精できていれば夢精はほぼ起こらないと考えて大丈夫です。
疲れマラは勃起不全の人にも起こる?
勃起不全の人には疲れマラが起こりません。
なぜなら、勃起不全の人は神経や血管に何かしらの問題があるからです。
脳からの指令によってちんこへの血流が増加して勃起するのですが、神経や血管部分で疾患がある方の場合は疲れていても勃起を起こすことができません。
まとめ
今回の内容で、疲れマラについての様々な疑問を解消することができたのではないでしょうか?
このような経験をしていない、したことないという男性も割と多くいるのですが、今まで未経験だった人が「初めて経験した!一体何これ?」と急に経験することも珍しくありません。
原因の一つでもあるカテコールアミンの分泌に関しては、きちんとした医学的根拠となっている説ですので、このことを知るだけでも対策や予防が可能となります。
疲れマラは「休みなさい」というあなたの体からのサインでもありますから、くれぐれも無理をし続けるのではなく、適度に休むことや紹介した対処法を実践してくださいね。