裏垢男子のビジネスモデルを公開!ナンパ界隈との違いは?
PR投稿日: 2024年03月05日 出会い
「裏垢男子」という言葉を目にすることがありますが、実際にどのような存在なのか説明できる人は少ないはず。彼らの実態はSNS上で動画をアップロードし、そこから有料のハウツーや有料動画媒体へ誘導することで収益を得る、または収益化を目指している存在です。
謎に包まれた裏垢男子たち。彼らの生態について詳しく説明していきます。
裏垢男子って何者?
裏垢男子とは、単に裏アカウント(現実世界の知り合いと繋がらないアカウント)を持っている男性のことではありません。その場合、閲覧用のアカウントや趣味のアカウントを持っている男性も該当してしまいます。
SNS黎明期にはそのような人もまとめて一括りに裏垢男子と呼ばれることも多く、様々な意味合いを含む言葉でしたが、昨今では一般的に裏垢男子と呼称する場合には、SNSやネット上でナンパをしたり、場合によっては路上でナンパした相手など不特定多数の異性と関係を持ち、性行為の詳細を書き綴ったり、関係を持った相手との写真や動画をSNS(特にX 元Twitter)にアップする活動をしている男性のことを指します。
そればかりでなく、異性と関係を持つノウハウをnoteに綴って販売するなどネットワークビジネス的な商法を行う人や、動画のフルバージョンを有料サイトに誘導して販売するなど、趣味というよりもビジネスとして活動をしている裏垢男子も存在します。
ナンパ界隈とはどう違うの?
裏垢男子は俗に「ナンパ界隈」と呼ばれるSNS集団とも密接な関係があります。路上や駅など街中でナンパをし、異性に声を掛けても無視をされなかった回数や、電話番号・LINEを交換した回数、関係を持った相手のスペックを競う集団です。
同じくSNS上で活動報告を行う集団のため、「ナンパ界隈」と「裏垢男子」いずれにも属しているといえる人も存在します。
決定的な違いは、ナンパ界隈は自身のスペック(身長や顔の良し悪し、話の面白さなど)が低い、もしくは元々低かったことと、今現在ナンパをすることでスペックの高い美女と関係を持つことができている、という情報を交互に出すことで自身の有料noteに「誰でも簡単にできる」という謳い文句で誘導するビジネスモデルを行っている人が多いことです。
裏垢男子は動画の一部分をSNS上にアップすることで自身の動画サイトに誘導したり、有料noteへの導線をつくることが多いため、動画を集客の中心に据えて各プラットフォームへと集客することが多いです。
裏垢男子のビジネスモデル
裏垢男子がなぜnoteや有料動画サイトへ遷移させるのかというと、もちろん彼らの最終目的は「異性と関係を持ち、更にはお金も稼ぐ」ことだからに間違いありませんが、その他にもアカウントの凍結やBANを未然に防ぐためでもあります。
X(元Twitter)は、センシティブな動画や画像を何度もアップすると自動で検索の対象外になったり(シャドウバン)、画像を閲覧した別のユーザーから通報されて、最悪の場合にはアカウントが永久凍結されることもあります。
アカウントが凍結されると、裏垢男子としての活動を再開しようとしても、フォロワー0人の新しいアカウントからスタートしなくてはいけません。これは動画をアップロードしてフォロワーを増やし、認知度を上げて有料媒体へ誘導するというビジネスのサイクルを行う裏垢男子にとって大きな損失です。
また、異性へのSNS上でのナンパも、フォロワーが多いほうが安心感を与え、成功しやすいとされます。
そのため、多くの動画はモザイクやぼかしをかけてSNSにアップし、「有料サイトではモザイクが少ないフルバージョンの動画を見ることができます」等の謳い文句で有料動画サイトへの誘導を図ることでハブであるSNSアカウントは凍結から守っているのです。
裏垢男子のアップロードする動画は、ネット上の不特定多数によって視聴されます。しかし、有料noteなどのハウツー系は、「どのように裏垢男子として稼ぐか」という内容で、かけだしの裏垢男子をターゲットとしていることがほとんどです。
つまり、裏垢男子のビジネスのターゲットは2種類に分けることができます。「動画視聴ユーザー」と「裏垢男子」です。
動画視聴ユーザーが視聴のためにサブスクリプション形態(定額を支払うことで動画が見放題)などの有料媒体に入会し、そのインセンティブを裏垢男子が得ることができます。その活動実績を元手に、活動を始めて間もない裏垢男子に有料noteなどのハウツーを販売します。このようにして、稼ぐ裏垢男子の周りに何とかして収益を出したい裏垢男子が群がるという、裏垢男子の二重構造が起こっています。
動画収益を得る裏垢男子はそれを元手にさらにビジネスを大きくしますが、ほとんどの裏垢男子はそのような一部の成功した裏垢男子に群がり、搾取され続けるのです。
裏垢男子の活動で起こるトラブルとは?
もちろん、こういった活動はプロではなく趣味の延長として行う人がほとんどであり、機密保持や画像データの扱いについては素人であることが多いです。そのため、裏垢男子と関わることでトラブルに巻き込まれることもあります。
中には金銭の授受をすることで、裏垢女子(身体の部位や全身の写真、センシティブな動画などでフォロワーを増やしたり、さらに有料媒体へ誘導することで収益化する、裏垢男子の女性バージョン)などの異性に自身の動画内に出演してもらうこともあり、そのような場合には金銭トラブルのリスクがあります。
基本的に裏垢男子はホテル代や飲食代は出しますが、出演料は支払わないという体で活動をしていることが多いですが、フォロワーの多い有名「裏垢女子」を出演させることで、動画への注目やインプレッションの増加が期待できるのです。
ただし裏垢女子はリスキーな動画をアップロードせずとも、局部が写らないきわどい部位の写真などで充分に稼げてしまうので、基本的にはあまり行為の動画を撮影したり販売することはありません。そのため、裏垢女子に出演してもらうには、相当に条件を良くする必要があります。
この交渉で双方に齟齬が生じると、金銭トラブルの要因となります。
「裏垢女子」絡みのトラブルは他にもあります。
裏垢女子を名乗って近づいてくるアカウント全てが本物とは限りません。
裏垢女子を騙り、LINEを交換するという名目で全く別の詐欺サイトへアクセスさせたり、性的な動画や画像を送ると言って詐欺サイトへ送金させる、海外業者や詐欺グループが運営するアカウントも数多くあります。
このような業者を見分けることは難しく、昨今ではディープフェイク画像やAI画像などを用いて「あたかも本当に存在する女性のような」アカウントを0から作りあげてしまうことも可能です。
AI画像が使われていなくても、拾い画や無断転載の画像でそれらしく仕上げることは可能です。
また、不特定多数の異性と関係を持つことで、性病のリスクも飛躍的に上がります。裏垢女子や裏垢男子の多くは性病検査の結果を提示することでクリーンな存在であることをアピールしていますが、性病検査の結果の紙などはネット上の拾い画や加工で詐称できてしまう危険性もあるため、注意が必要です。
その他にも、強引なナンパや合意の無い性行為、動画撮影によって、訴訟問題に発展することもあります。最悪の場合は逮捕されることもあり、職を失ったり再就職が難しくなる可能性もあります。
SNS上で晒し(本名や住所、顔写真などが特定され公開されること)に合う可能性も高まります。
裏垢男子のみならず、関係を持った異性の立場からしてもリスクが高い存在です。
相手が裏垢男子と分かった上で関係を持ったならいざ知らず、知らずにナンパされた相手が裏垢男子で、なりゆきで関係を持ってしまった際には、悪質な場合、知らず知らずのうちに行為が動画撮影され全世界へ販売されてしまうこともあります。
スマートフォンなどで撮影する、いわゆる「ハメ撮り」以外にも、ホテルや自宅に隠しカメラを設置して行為を盗撮した動画を販売するケースもあります。
動画によっては「有料サイト内で顔出しの動画も販売します」と煽るケースもあり、合意の上で顔出ししている場合以外にも、「顔出しはできない」と伝えて双方が同意していても、収益性のために実際は有料サイトで顔出し動画を販売していることもあります。
また、中には既婚者にも関わらず、裏垢男子として活動する人もいます。
既婚と知りながら関係を持った場合、裏垢男子本人のみならず、性行為をした異性にも慰謝料が請求される可能性があります。
裏垢男子はその活動内容からSNSのDMで異性とやり取りをすることが多いため、DMの内容を第三者から確認された場合には、不貞の有力な証拠となります。
関係を持った異性それぞれに裏垢男子の配偶者が慰謝料を請求した場合は、天文学的数字の慰謝料に膨れ上がる可能性もあります。
離婚や慰謝料の請求のみならず、子どもがいる場合には親権も失う可能性が高くなります。
まとめ
裏垢男子は一見、好きなことで稼いでいる魅力的な存在に見えないこともありません。しかし、その実態は犯罪すれすれの行為を行うことでインプレッションを稼いだり、実際に犯罪者として検挙される人もいるような、グレーゾーンの存在といえます。
そのため、ネット上でも現実世界でも関わる際には充分な注意が必要です。
また、相手が裏垢男子と知らずに関わってしまう場合もあります。
知らない異性の家に行くときは盗撮の危険も考慮して、相手の対応に不審な点を感じたら自分の身を守り、充分な注意をすることが必要です。
自身で裏垢男子としての活動を始めたいと思い立った場合にも、成功モデルは同じ裏垢男子を食いものにしているという実態を忘れてはいけません。
収益化に繋がる人はほんの一握りであり、大多数はほとんど活動ができないままに不利益を被ることになるのです。