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情弱な人との恋愛で起こる問題点と解決策

PR更新日: 2025年01月25日

情弱な人

情報弱者を意味する「情弱」は主にインターネットを通じた情報収集能力に乏しい人を指した言葉です。

いわゆるネットスラングの一種であまり良い意味では使われませんが、実際に現代社会においては情報弱者であることが様々な不利益を生む事実があります。
それは恋愛においても変わりなく、情弱な人をパートナーに恋愛をすると思いがけない障害にぶつかることがあります。

この記事では情弱な人との恋愛が何をもたらすのかを紹介しながら、そこで起きる障害を乗り越える方法についても解説していきます。

情弱な人との恋愛で起きる問題とは?

真実

情報に対する感度に差のあるカップルの間には必然的にいくつかの問題が発生することになります。
その大半はお互いに注意することで乗り越えられる程度のものですが、問題自体を軽視してしまうと手遅れになってしまうこともあります。

ここからは情弱な人との恋愛で起こりがちな問題のパターンについて対処法と共に解説していきます。

会話が噛み合わない

情弱な人と会話をすると何を喋っていても「知らない」「興味ない」と返されてしまうことがあります。
これは適当にあしらわれているというわけではなく、本当に世間で話題沸騰になっているニュースを一切知ることなく過ごしている人なのだと認識することがまずは大切です。

しかし恋愛相手との会話が弾まないからといって、無理に流行の解説をするのは逆効果になることがあります。
相手は「新しい情報を摂取すること」それ自体にストレスを感じる状態になっているとも考えられます。
そんな時に会話中に次々と新しい話題を振られても、相手側としては拒絶が加速するだけでしょう。

「知らない」「興味ない」を繰り返す人に対しては、相手の負担が少ない話題から入っていくことを心がけましょう。
それこそ天気の話題やその日の食事の話題から入っていって、少しずつ相手が興味を持ちそうな話題を探っていくのがポイントです。

デートプランやプレゼントの種類が偏る

情弱の影響がパートナーへのプレゼントやデート場所の「ズレ」として現れることは比較的よくあります。
たとえばカップルデートには不適切な場所をセッティングしてしまったり、すでに流行の終わったプレゼントを贈ってしまうといったことは頻繁に起こります。

これは選択のセンスが悪いと言うより、そもそも選択肢が極端に少ないことに起因する問題です。
ですので先に意見を伝えて選択肢を絞っておいてあげれば、それ以上問題が悪化することはないでしょう。

連絡が取りにくい

スマホを始めとするIT機器の取り扱いを苦手としている人は普通の人よりも連絡が取りにくい傾向にあります。
たとえばメールやLINEが不得意で、直接電話をかけないと連絡が一切つかない人というのは今でも実際に存在します。

恋愛において相手との連絡がスムーズに取れないことは、すれ違いを生む要因となる不安要素となっています。
関係を円滑に進めるには最低限自分との連絡手段は覚えてもらうようにするのが得策です。

価値観がアップデートされない

新しい情報を取り入れることを怠ると、世の中の価値観の変化に対応できない事例が増えていきます。
古い認識を引きずったまま歳を重ねていくと情弱から老害になってしまう可能性もあります。

恋愛の段階ではまだ我慢できていた価値観の相違点であっても、結婚して一緒に時間を重ねていくと徐々に耐え難い負担になっていくことは容易に想像できます。
この問題は気づいた時にはすでに手遅れになっているケースも目立つため、違和感を覚えたら早いうちに相手の認識に指摘を入れておくようにしましょう。
特に働き方や子育てに関する価値観は丁寧にアップデートしておかないと結婚後に大変な想いをすることになります。

地元や家族の人間関係に縛られる

ネットでの情報収集を苦手にする人は家族や地元の友達といったリアルでの繋がりから得られる情報に依存する傾向があります。
洗脳とまで表現するのは極端かも知れませんが、地元や家族といった狭いコミュニティの言うことにしか聞く耳を持たず一般的な知識がまるで通用しない人というのは決して特異な存在ではありません。

恋愛相手や結婚候補がこのような狭い情報源に縛られている場合、単なる情弱の問題よりも根深い話になってきます。
何故なら相手の認識を更新するには相手が所属するコミュニティと険悪な状態になることも覚悟する必要が出てくるからです。

ただ、この手の話は昔から「地方と都会」や「身分違い」のような形で語られてきた恋愛テーマでもあります。
そのため異なるコミュニティの相手と恋愛する上では情報格差の問題は必ずついて回るものと考えて、腰を据えて取り組んでいくのが賢明でしょう。

金銭的に苦労する可能性がある

お金に関する情報は積極的に調べて活用している人とそうでない人との間に圧倒的な格差を生みます。
投資や節税といったものからスーパーとコンビニの価格差といったところまで、情報不足によって損をしてしまう機会はどこにでも潜んでいるのが現代社会の実態です。

ただし本当に恐ろしいのは損をしてしまう以上に、お金の知識を持たない人ほど詐欺のターゲットになりやすいという事実です。
お金の知識に疎い人は絵に描いたような儲け話に引っかかってしまったり、繰り返し注意喚起されているはずの定番詐欺にあっさり騙されてしまうことがあります。

お金に対する詳しい知識を持たないパートナーとは、常に最悪の事態を想定した相談をしておくようにしましょう。

急に過激な思想に染まってしまうことがある

過激な情報への耐性を持っていない人ほど、たまに触れたネット情報を通じて急激に特定の思想に染まってしまうことがあります。
このように急に「目覚めて」しまうケースは高齢者に多いことが知られていますが、若い人であっても目新しい情報の奔流に流されて自分を見失ってしまうことは少なくありません。

この問題で厄介なのは、特定の思想に染まることで本人は「真実を知った」つもりになっていることです。
そんな相手にいくら正しい事実を知って欲しいと言い聞かせても大抵は無駄になるので、基本的には問題が大きくなる前に手を打つようにしましょう。

もし手遅れだった場合には、根気強く説得を続けるべきか離れるべきかを相手との関係に照らし合わせて決断する必要があるでしょう。

情弱な人との恋愛を上手く進めるコツ

情弱な人を救う

情弱なパートナーと恋愛をすることには苦労もありますが、それを乗り越える楽しさもあると言い換えることができます。

ここからは情弱な相手との恋愛を上手く進めていくためのコツについて紹介していきましょう。

自分達で情報発信をしてみる

習うより慣れろという言葉がある通り、情報の扱いに強くなるには自分で情報を発信してみるのが一番の早道です。
発信をする側に回ることで受け身の状態ではわからなかった情報収集や管理のテクニックが自然と身についていくことが期待できます。

しかしネットに弱い人がいきなり発信をするのはハードルが高過ぎるため、最初はパートナー同士で一緒に進めていくのがおすすめです。
別に特別に難しいことをする必要はなく、2人で撮った写真をSNSに上げたり簡単なショートメッセージを書くだけでも十分に情報の発信者になることはできます。
その過程でSNSの仕組みや必要な情報の集め方などを少しずつ学んでいくようにしましょう。

ネットリテラシーについて一緒に勉強をする

ネットリテラシーや正しい情報の扱い方に関しては、その道のプロであっても苦労しているものです。
つまり情強とされている人達であっても、本当に情報を正しく扱えているかどうかは極めて怪しいと言ってしまっていいでしょう。

恋愛相手の情弱さに悩まされているとしても、それを相手だけの問題と捉えずに自分もまた成長していく機会とすることはとても大切です。

同じ目線で歩んでいく態度を示してもらえれば、パートナーも前向きにリテラシーを高めていく気持ちを持つことができるでしょう。

逆にスマホやネットから離れる時間を作る

今は情弱という言葉はネット検索が苦手でニュースサイトや動画サイトから常に新しい情報を仕入れることをしない人達を、怠惰だとして叩く概念になってしまっています。
しかしネットから情報を仕入れること自体を疑問視する感覚は決しておかしなものではないはずです。

本を読んだり旅行をするなどして、スマホやネットからでは得られない生の情報を取り込んでいくこともまた「情弱」から脱する方法の一つです。
そして恋愛においては2人で共通する情報を得ていく過程こそが、関係を深めるための秘訣ともなっています。

まとめ

高度情報化社会で情報弱者であることは、生死にも直結するほどの問題を含んでいます。
そのため情弱な人と恋愛をする際には、相手が情報の扱いを具体的にどのくらい苦手としているのかについて正確に知っておく必要はあるでしょう。

しかし情弱であることを理由にその相手を恋愛対象から外すのも行き過ぎた考え方です。
ネットやITの扱いを不得手とするのはあくまでその人の個性の一種であり、無理に矯正しても上手くいかないことの方が多いと考えておきましょう。

肝心なのは詐欺被害やお金の管理、思想的な汚染といったさらに深刻な問題に発展しないようにパートナー同士で常に話し合える関係性を育てておくことになります。