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彼女の生理不順から起きた重大な病気と人生の挫折!そして性教育問題まで

投稿日: 2017年06月29日
生理を連想させるイメージ

男にとって女の生理は謎に満ちています。これからの学校教育では、男性に生理について教えることと併せて、内気な女性にも生きる上で自分の生理について声を大にして主張しなければ行きていけないという教育が必要なのではないかと思います。

男性は、ただ生理を知るだけではなく、そういった女性の生理に対する主張に対して揶揄することなく、一般的な病気や身体症状と同じだという淡々としながら気遣う精神を持たなければなりません。

私の彼女は生理を、彼氏の私に言うことも恥ずかしかったらしく、ずっと「風邪」で誤魔化していました。
それだけなら私も周期などから、何となく風邪とは生理のことだと察することができたのかもしれませんが、彼女の生理周期は安定せず、2週間~1ヶ月伸びることもザラ。さらには病弱で普通の風邪も頻繁にひいていました。

あまりにも風邪で音信不通になることを繰り返しながら病院に行こうともしない彼女のことがだんだん不安になり、そして病院に行く気もなく私に看病させる気もなく引きこもることを繰り返すうちに怒りが湧いてきました。

それでも風邪の一点張りで、大喧嘩の挙句、さらってでも病院に連れて行くと宣言したところやっと生理だと教えてもらうことができて一安心。
それから、生理で不機嫌になるというのは生理が始まる前の話で、生理が始まってしまえば理不尽なイライラはなくなるということ。勿論、生理中はお腹が痛いため、痛いのを押して無理をすれば不機嫌にはなるが、それは生理前の理不尽なイライラとはちがう、痛いが故の筋の通ったイライラであることを教わりました。

とにかく彼女は生理について説明しないのです。私も自分なりに勉強するのですが、彼女のそれは一般的な女性のものとかけ離れているようで通り一辺倒の知識が適応できません。しかも生理の前は性格が激変する上に、眠い眠いと言ってまともに連絡をとることもできず、しかもその間はロクに食事も取っていないようでした。

病院で拒食症用のドリンクを大量に処方してもらい、その缶が地面に散乱している有様で、どう考えても異常でした。
あとから知りましたが、これは月経前症候群(PMS)というものらしく、ただただ口先だけで私のことを好きと言いながらゴミのように扱う彼女に自分を否定されたようで、私までどんどん精神を蝕まれていきました。

それにしても生理が重すぎる、生理前のイライラや眠気も生理の2周間前から起きていて、月の半分は正常な健康状態ではないなど、男性の私から見てもどう考えても異常な状態が続き、ついに彼女は仕事を休職して引き篭もってしまいました。

精神科を受診して入院を勧められても頑なに応じない彼女にピルも勧めたのですが、世間で広まっているピルはふしだらな女が飲むもの、一度ピルを飲むと不妊率が上がるというデマを信じて頑なに首を振りません。

仕事も止めることになりました。なまじ福利厚生がよい会社だったので、社内規定一杯まで休職して退職金を受け取った挙句に辞めたせいもあり、経済的な余裕で一人暮らし期間が長くなってしまったのも、おそらく病気の悪化の一員だったと思います。
そうこうしているうちに、生理前の眠さを解決するための向精神薬の副作用で、彼女は統合失調症のような症状を訴えるようになり、隣人から電波で攻撃されているとまで言うようになりました。

私は彼女が通常の不眠で通っている精神科に、私自身も不眠の気があるから相談したい、ついては交際相手として担当の先生に紹介して欲しいと頼み、彼女の主治医とツテを作った上で、彼女が今統合失調症様の症状を発症していることを伝え、何とか薬を副作用の起きづらいものに変更してもらうことに成功しました。

しかし、薬を変えたから2、3日で症状が止むといううまい話もありません。その間にも彼女が警察に通報して、後日私が警察に事情説明に行った上で、薬の副作用が切れるまでどうか被害者ごっこに付き合って欲しいと協力をとりつけたりしました。

それでも医者の入院の勧めには従うこと無く、彼女の両親に相談しようにも、私と交際してから彼女が仕事を休職するようになってしまった負い目から中々相談ができず、地獄のような一ヶ月の看病生活の末、私自身が精根尽き果てて、彼女に泣き縋って「攻撃されているならとにかく実家に逃げて欲しい」と訴えて、何とか彼女は一人暮らしを止めて実家で保護されることに決まりました。

ただ、下世話な話ですが、この向精神薬で異常な状態になった彼女はとてもセックスの感度がよくなり、濃厚なセックスに人生で味わったこともない感動を受けたこともありました。これがなければ、精神に以上をきたした彼女を支え続けることは不可能だったと思います。

実家でも彼女は揉めに揉め、母親兄弟とは絶交状態になったようです。なんとか父親が味方に付いてくれたのが幸いでした。

どうも彼女の母親がいわゆる毒親だったようで、しかもピルで失敗した経験があるようで、それが彼女にピルに対する悪印象を生んでいました。しかし母親と縁を切ることでどうやらその呪縛からも開放されたようです。

ここまできて、やっとピルは女性の不妊率を上げるものではない。寧ろ今現在生理不順であるならばピルを飲んだほうが、あとでピルを止めたときの不妊率は下がるというエビデンスを紹介して彼女に納得してもらうことができ、ピルを飲んでもらうことができました。

ピルを飲むようになってからの彼女は見違えるように温和になり、生理前の人間のクズといっても差し支えがないような理不尽さも影を潜め、生理の辛さも改善され、一ヶ月のうちでの活動可能時間も増えたため、引きこもりから脱却して、徐々に散歩などのリハビリを始めるようになりました。

しかし、ここから彼女の体重はどんどん増加していきます。これが変更した精神科の薬のせいなのか、ピルのせいなのかは分からないままでした。ただ、あまりの体重増加にピルの血栓症のリスクが高まったせいで、婦人科の判断でピルは中止ということになりました。

それでも、月の半分以上がまともに活動不能だった彼女がピルを飲んだ経験で、やっと今までの自分の生理は異常なものだったんだという自覚ができるようになり、日々少しずつ運動して、食事療法や運動療法で生理の辛さを改善しようと自己管理できるようになりました。

ピルのせいで太ったのかもしれませんが、ピルを飲んでいる間の快適な生活を知った彼女が自分の生理のあり方を見直すことができたのは大きな進歩だと思います。

現在彼女はまだダイエット中です。今度は無月経になってしまい、度々婦人科で生理を促進させる薬を処方されています。彼女は、これはもしかしたらピルで体の調子が狂ってしまったからかもしれないと疑っていますが、それでも負担のない生理を知ることができた経験から、ピルは飲んでよかったと思っているようです。

PMSの間に処方された山ほどの精神科の薬は、急にあれもこれも止めると減薬作用で悪い症状がでるということで、そうとうゆっくりしか減らせません。
睡眠も不安定で、夜中に目が覚めたり昼間で寝ていたりして、基礎体温の計測もままならない状況です。
こんな生活をしているから生理が不安定なんだろうとも思うのですが。

私が心残りなのは、ピルを飲んでいる間もコンドーム必須だったことでしょうか。何度お願いしても断られ、泣く泣く諦めていたのですが、よく話し合ってみるとピルの避妊率がとても低いというエビデンスを彼女が知らなかっただけでした。

医療サイトを一緒に見て、ピルの避妊率の高さに納得してもらった上で一度だけゴムなしで性交したのですが、その直後くらいに血栓症の危険から彼女はピルを飲むのを止めたのでした。

ここまできて私が思うのは、女性が自分の生理について発言しづらいいまの社会の空気が問題だということです。

会社にも生理休暇を伝えられない。同性間でも生理の話をなかなかしないので、自分の生理が異常だということに気づかない。

交際相手がどれだけ生理について学んでも、生理なんて十人十色なので女性から説明してもらわないと理解することができない。
より女性が生理について発信していける社会になることを祈ります。