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仲裁に長けた人は恋愛相手に向いている?メリットとデメリットを解説

PR投稿日: 2024年09月06日

仲裁に長けた人

人間同士の揉めごとを冷静に仲裁できる人は、とても頼りになる存在に見えます。
そんな周囲から尊敬される相手なら恋愛対象としても申し分ないと考えて当然と言えますが、実際に「仲裁できる人」が恋人や結婚パートナーに相応しいかというと必ずしもそうとは言い切れない部分もあります。

この記事では、人と人とのトラブルを仲裁する能力とは具体的にどんなものなのかを検証しながら、そうした能力を持つ相手と恋愛するメリットとデメリットについて専門家視点でわかりやすく解説していきます。
仲裁に長けた人に憧れているなら、ぜひ一度目を通してみてください。

恋メモH 恋愛編集部

筆者:恋メモH 恋愛編集部

恋愛カウンセラーや結婚相談所の所長など、各分野のエキスパートたちが、恋愛や出会いに関する疑問や悩みに対して、専門的な知識とアドバイスをお届けします。

仲裁に長けた人のタイプ5つ

喧嘩を仲裁する人形

トラブルの仲裁をする能力には、個人的な技術と才能だけでなく社会的な立場も大きく関わってきます。

仲裁できる人と知り合いたいときや、あるいは自分自身が「仲裁能力を持つ尊敬される人」になりたいと思うなら、まずはその特徴をしっかり把握しておくことが重要です。

ここでは仲裁に長けた人を大きく5つのタイプに分類しながら詳しく解説していきます。
自分の求めている対象がどのタイプに当てはまるのか考えながら読んでみてください。

1.特殊な職業訓練を受けている人

他人を仲裁する能力は、よほどの天才でない限りは自然に身につくものではありません。
大抵は育った環境や仕事上の必要性に応じて学んでいくものなので、特に以下のような職業に就いていると高い仲裁・調停能力を持つことになります。

  • 弁護士や裁判官などの法律関係者
  • 警察官
  • 医者
  • 教師
  • 顧客と直接対応するオペレーター
  • 多数の部下をマネージメントする管理職
  • 建築やイベントの現場監督

当たり前の話ですが、業務内容にそもそもトラブルの調停が含まれている法律関係者や警察関係者は、プライベートな場においても職業スキルを応用して上手く立ち回ることができます。

医者や教師も多数の人間を説得することが必須スキルとなる職業なので、揉めごと対応には強いと考えておいていいでしょう。
ただし医者や教師の場合は仕事上どうしても力関係がはっきりと分かれている状態で説得するシーンが多いことから、プライベートになると思いのほか頼りにならないこともあるので気をつけましょう。

一般的な仕事でも現場で日々厄介な顧客に対応している人や、複数の部下を抱えて奔走している管理職の人には十分な仲裁能力が備わっていくことになります。
工事現場やイベント会場といった大勢の職人・スタッフが動き回る仕事場を切り盛りする人にも高い人材管理能力が求められることになるでしょう。

こうした職業由来の能力について勘違いしてはいけないのは、それはあくまで後天的に身についた技術であって、その人の本来の性格や資質を現しているわけではないという点です。
憧れていた先生や上司と付き合ってみたらプライベートでは意外と頼りにならなくて幻滅するというケースはよくあるので、恋愛対象としては慎重に判断する必要があるでしょう。

2.周囲を納得させる豊富な人生経験を持っている人

世の中には技術ではなく人間力によってトラブルを解決してしまうタイプもいます。
このタイプは豊富な経験に裏打ちされた説得力のある言動でその場の空気を変え、熱くなってしまっている当事者達の心理を巧みにコントロールしてみせます。

経験豊かな年配者に多く見られる傾向がありますが、まれに生まれながらのカリスマ性によって見事に相手を説き伏せてしまう人もいるのが世の中の興味深いところです。

こういった能力は前述した職業スキルを積み重ねることによって身につくこともあります。
最初のうちは技術に過ぎなかったものが熟練していくにつれて人間性そのものに宿っていくわけです。
その場合はもはや経験で得た能力と生まれ持った能力が不可分になっているので、パートナー候補の立派な個性として判断材料に加えてしまっても構わないでしょう。

ただし繰り返すようにこのタイプは基本的に経験がモノを言うため、年齢は高くなっていきます。
若いカリスマ系の人だと芸能人や配信インフルエンサーなどにも見られますが、他人を巧妙に操ることと倫理観のバランスが取れていないケースも目立つので、入れ込むのには注意が必要です。

3.冷静に中立的な立場を保てる人

周りが熱狂して言い争っているときにも、動じることなく冷静に振る舞える人も仲裁者には向いています。
このタイプは普段は冷めていて「あまり人間味がないのでは」と思われることもありますが、周囲が浮足立つと一転して安定感に優れた魅力を発揮してくれます。
特に議論が混乱しているときには客観的に問題点を洗い出して、非常に論理的な解決策を提示してくれるのが特徴です。

とはいえ普段の立場が弱い人が正論を言っても無視されるだけなので、「やるときにはやってくれる」という周囲から一目置かれる存在感は必須となります。
「いつもは地味なのに実は有能」なタイプは恋人としては少し物足りないものの、結婚候補としてはかなり理想に近いタイプとも言えるでしょう。

ただ、周囲に流されず常に冷静でいるタイプには、単に周りに無関心でいるサイコパス的な気質が含まれることもあります。
いつも目立たない人が仲裁に乗り出すときには、それが打算から出た行動なのか思いやりによるものなのかはしっかり見定めておきましょう。

4.とにかく精神的にタフで粘り強い人

他者のケンカを諌めるのは基本的に面倒で得にならない行為です。
間に入った人の方が攻撃を受けてしまうことも珍しくないので、仲を取り持つには何よりもタフな精神が要求されます。
どんなに当事者から疎まれても粘り強く交渉を続けて和解にまで持っていける人こそ、技術や人間力を超えたところにいる本当の意味での仲裁者と言えるかも知れません。

このタイプはプライベートでも忍耐強く対象と接して、長く安定した付き合いを実現する傾向があります。
そのため結婚を前提とする付き合いにも向いていることは間違いないでしょう。
しかしこのタイプは決して要領がいいわけではないので、余計な揉めごとに巻き込まれたり損な役回りを請け負うことも多くなります。
付き合うとなると自分が支えてもらうのではなくパートナーを支えてあげる気持ちが大事になってくるので「頼りにできる人」を交際条件にしているなら少し考えた方が無難です。

5.共感力が高くみんなから愛される人

少し変わったタイプとして、理屈ではなく存在そのもので対人トラブルを解消してしまう人もいます。
たとえば争っている一方ではなく双方に共感を示して、お互いにとっての味方のように振る舞うことで場を和ませて収束させてしまうような愛され気質がこれに当たります。
もちろん中途半端に誰にでも良い顔をするだけだと日和見なだけなので、このタイプが成立するには他を圧倒するパーソナルな魅力が必須です。

また天然でそれをやってしまうタイプと、自分の魅力を計算した上で周囲を和ませるように動くタイプでは少し違ってもくるので、この系統を恋愛対象として攻略するのは至難のワザと考えておいた方がいいでしょう。
ライバルも当然のように多くなるので、むしろ自分自身がその人を巡ってのケンカを起こさないように気をつけることすら必要になります。

仲裁できる人と付き合うための3つのコツ

仲裁 付き合う男女

仲裁能力の高さは人格や社会的な優秀さに繋がっている可能性が高いのは事実です。
しかしそれが恋愛・結婚の対象としてとなると一筋縄ではいかない問題も出てきます。

ここからは仲裁できる人と実際に付き合うことになった場合のコツについて深く考察していくことにしましょう。

1.仲裁できる人ほど厄介ごとに巻き込まれやすいことを意識する

ケンカの間に割って入って仲直りさせることができる人材はきわめて貴重です。
そのため本人とはまったく関係のない厄介ごとにまで担ぎ出されて、トラブル解決をお願いされてしまうことがあります。
優秀なパートナーと付き合うことは、その能力を独り占めできることを意味しません。
むしろ逆に、パートナーを次々と新しいトラブルの場所へ送り出す寛容さを求められることにもなるでしょう。

男性が頼られる場合には、女性側には昔ながらの夫を献身的に支える妻の役割が求められますし、女性が頼られるなら男性側は常に理解のある態度を貫く先進性が必要とされます。
どちらにしても、揉めごとの仲裁を頼まれるくらい優秀な人と付き合うことは決して楽な道ではないと覚悟しておきましょう。

2.自分を卑下しないように気をつける

仲裁能力に関わらず、優秀なパートナーと一緒に過ごすことには自尊心へのリスクがあります。
最初のうちは優秀で魅力的な異性に選ばれていることに優越感を覚えたとしても、段々と「本当に自分はこの人と釣り合う存在なのか?」といった自分自身への疑念が生まれることは避けられません。
これはエリートと付き合う男女にとっては普遍性のある問題で、パートナーと比べて自分を卑下してしまうことで結局繋がりを壊してしまうケースも決して少なくありません。

特に他人の仲裁をよく頼まれるような人になると周囲からの評価も高く、だからこそ交際相手となる自分への目も好奇に満ちたものになることは避けがたいと言えます。
そのためエリートと付き合うにあたっては、「自分も同じレベルに立つ」か「開き直って図太く振る舞う」かのどちらかになってくるでしょう。
自分も同レベルの立場にあれば自信を失うことなくパートナーとも支え合う対等な間柄を築くことができます。
とはいえ、そこまで優秀なカップルがそう簡単に生まれるはずもありません。
現実路線で言えばやはり周囲の目を過度に気にせず、優秀なパートナーと自分を比較して落ち込むこともしない精神力がもっとも重要になります。

3.パートナーを優しく支えることを優先する

実際に仲裁をよく頼まれる人の立場になって考えてみると、その人生は苦労の連続であろうことが容易に想像できます。
そんな人が伴侶を選ぶとしたら、基準となるのは一緒に居て癒やされる存在かどうかではないでしょうか。
少なくとも自分と同質の優秀さを求めることは少ないはずです。

つまり自身がよく仲裁させられるような人達とは違う、穏やかなタイプほど仲裁者タイプの人から選ばれやすいと考えていいでしょう。
その点を意識してパートナーと接することで、2人の時間もまた穏やかに育んでいける可能性がずっと強まります。
もちろんこのコツは弁護士・医者・管理職など調停業務に携わるエリート層との付き合い方の全般に共通すると言えます。

仲裁に長けた人との恋愛まとめ

メリット・デメリット

仲裁を得意とするタイプの人と付き合うメリットとデメリットをまとめると、以下のようになります。

メリット

  • 社会的ステータスを持つエリートが多い
  • 周囲から尊敬を集めやすい
  • 自分達のトラブルに対しても対応力が高い

デメリット

  • 第三者のトラブル解決に担ぎ出されやすい
  • カップル間での格差が生じやすい
  • パートナーを支える姿勢が求められる

争いごとを仲裁する能力に長けていると、尊敬を集めやすく出世もしやすい傾向にあるのは間違いありません。
その一方で間断なくトラブル解消を頼まれて気の抜けない生活を送ることにもなります。
そんな対象と付き合うには一定の覚悟と対策は必要になってくるでしょう。

ですが日々争いの中に身を置くパートナーをしっかり癒やしてあげられる存在になれば、その愛情は揺るぎないものとなり、全力であなたを守ってくれるようにもなるはずです。

仲裁できる人との恋愛や結婚には一長一短がありますが、クリアできないほどの問題はないので前向きに頑張ってみることをおすすめします。