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ソウルメイトの意味とは?ツインレイとの違いや恋愛のコツも徹底解説

PR投稿日: 2024年08月29日

soulmate ソウルメイト

ソウルメイトという言葉には実に多種多様な意味が込められています。
単に「親友」や「魂の双子のように気の合う仲間」といった程度の意味で使っている人もいれば、本気で「前世で繋がったスピリチュアルな関係」を求めて奔走している人もいます。
そのため恋愛とソウルメイトを結びつける際には言葉の意味するところと効果を正しく認識して、安全に気を配る必要があるでしょう。

この記事では恋愛記事にもスピリチュアル記事にも長けたベテランライターの視点で、どこよりもわかりやすくソウルメイトの持つ意味について解説していきます。
恋愛対象となるソウルメイトの見極め方や出会いのメリット・デメリットなども紹介していますので、興味のある方はぜひ最後まで読み進めてみてください。

恋メモH 恋愛編集部

筆者:恋メモH 恋愛編集部

恋愛カウンセラーや結婚相談所の所長など、各分野のエキスパートたちが、恋愛や出会いに関する疑問や悩みに対して、専門的な知識とアドバイスをお届けします。

ソウルメイトとはどんな意味?

意味を考える人

ソウルメイトの語源は一説によると1800年代初期を代表するロマン派詩人、サミュエル・テイラー・コールリッジにまで遡るとされています。
ただし現在のような恋愛・心理学・宗教・哲学・スピリチュアルの要素を複合した言葉として使われるようになったのは1980年代以降で、今もその意味は現在進行系で変化し続けていると考えておくべきででしょう。

ここからはまずソウルメイトの持つ複雑な意味と解釈について、丁寧に解きほぐしながら説明していきます。

ソウルメイトは「魂で繋がった関係」を意味する言葉

SOUL MATE」を直訳すると「魂の伴侶」といった意味になります。
まるで魂の一部が繋がっているかのように似通った要素を持っていたり、運命的な親しさを感じさせる関係性に対して主に使われる言葉となっています。
ただし「MATE」については「連れ合い・相棒・仲間・同志」など実にさまざまなニュアンスを含んだ表現であるため、ソウルメイトに明確に対応する日本語はないと考えておいた方がいいでしょう。

日本語圏においては基本的には「親友」に近い意味合いで使用されることが多く、特に若者達の間ではかなり軽めに使われるケースも目立ちます。

また他の一般的な友人関係と区別する目的でソウルメイトという言葉が使われることもあります。
たとえば単に仲が良い関係だけでなく「見た目や性格などにそっくりなところがある」関係性に対しては、フレンドよりもソウルメイトの方が的確にニュアンスを伝えられる可能性が高いと言えるでしょう。

契約よりも運命を重視する考え方が支持されている

歴史的に見るとソウルメイトは伝統的な結婚制度や階級制度に対するカウンターとして広がった概念でもあります。

元々の語源とされるコールリッジの手紙でも「結婚生活の中で幸福になるには(中略)家族や配偶者のような『ソウルメイト』を持たなければなりません」と語られており、ソウルメイトが夫婦や家族といった既存の価値観を飛び越えてたものであると示唆されています。
参照:Wikipedia「ソウルメイト」

その後、オカルト・神秘学・ニューエイジ思想といったサブカルチャーの中でソウルメイトの概念が持て囃されたのも、従来の価値観に縛られた人間関係からの解放を求める人々の気持ちとリンクした部分が大きいと言えます。
これは現代においても社会的ステータスや表面的な相性を超えた繋がりを求める人達から強く支持されている概念です。

結婚や雇用などすべての関係性が契約に基づくものになり血の繋がりや共同体すら信じることが難しくなった現代社会では、そうした形式的な関係を超える「魂の絆」があるはずだとの考え方は確かに大きな救いとして機能していると言えるでしょう。

スピリチュアル用語とは微妙に異なる

占いやスピリチュアルの世界でもソウルメイトの存在は重視されています。
運命の人を探す過程において、前世からの繋がりや魂の相性を調べることは重要な意義を持つからです。

しかしスピリチュアル用語にはソウルメイトとよく似たものとして「ツインソウル」や「ツインレイ」といった言葉も存在しています。
これらの概念は明確に異なるのですが、一部の解説では混合して使われていることもあるので注意が必要です。

ツインソウルとは?

「前世において一つだった魂が『複数に』分かれたもの」で、言葉の上ではソウルメイトに非常に近い使われ方をしています。

前世の魂が複数に分かれていることから、現世において自分と同じ魂を持つ者が複数人いたとしても不思議ではない点が特徴です。

また「多数のソウルメイトの中でも特に強い繋がりを持つ人がツインソウル」と説明されることもありますが、これについては語源の違いからして後づけもしくは後述するツインレイとの混合と見るのが妥当でしょう。

ツインレイとは?

「前世において一つだった魂が『2つに』分かれたもの」で、完全に1対1の運命のパートナーを指す言葉です。
出会うことができれば幸福が約束される一方で、前世で一つだった魂が敢えて分裂したからには相応の試練を乗り越えなければ再び一つに戻ることはできないとの考え方もセットになっています。

基本的に両方ともスピリチュアル思想の影響が非常に強く、前世や魂の存在自体は大前提になっている点には気をつけましょう。

そもそも前世の存在をお互いに信じている間柄でないと成立しない概念なので、「まるで双子のように気の合う人」といった程度の軽い気持ちでも使うことができるソウルメイトとは用法が異なります。

ソウルメイトは運命の相手?出会い方と恋愛のコツ5選

ソウルメイトとの出会い 運命の赤い糸

ソウルメイトを探すことは理想の恋人と出会う第一歩にもなり得ます。
しかし占いや宗教に頼ってしまうとそこまでスピリチュアル方面に熱心でない人にとっては地雷を踏む結果にも繋がりかねないでしょう。

ここではソウルメイト探しを主に恋愛方面で安全に進めるためのコツについて紹介していきます。
もちろん恋愛に限らず親友探しなどにも応用できるので、ぜひ確認してみてください。

1.第一印象を信じることが大事

契約関係においては実績を重視した判断が重要になりますが、純粋に気の合う他人を見つけたいならときには逆に直感に従うことも大切になります。
直感を頼りに仲良くなった人とはお互いに背景事情に囚われず、過去の経歴に縛られない真っ白な関係性を新たに築いていくことが可能です。

よく一目惚れやスピード婚では「ピンときた」「体に電流が走った」といった感覚的な理由が説明されますが、出会った瞬間の身体的な感覚は相性を探るにあたって無視できない重要性を持っています。
たとえばパッと見た瞬間に気になるポイントを見つけられたり、何気ない匂いや仕草などに好意を感じる人とはソウルメイトになる可能性が眠っていると言えるでしょう。

2.偶然の出会いを無視しない

一般的に「偶然も3度続くなら必然」と言われますが、これについては運命や魂の惹かれ合いといった以上の意義があります。
もし旅行先で3度偶然出会うことがあるなら、その相手とは計画性や趣味において自分と非常に近しい感性を持っている可能性が高いと考えられるでしょう。
お気に入りのカフェが同じであったり、休息を取るルーティーンが重なっているといった要素も偶然の出会いを繰り返し後押しすると考えられます。
つまり元々相性の良い人と必然的に巡り合っているだけなのに、お互いの情報が足りないと偶然に見えてしまうことがあるわけです。

運命の出会いという考え方は、実はこうした相性の良い人とのニアミスを意識するのに非常に役に立ちます。
普通ならスルーしてそれっきりになってしまう出会いのチャンスを逃さず捕まえることができるようになるので、オカルトに否定的な人であっても偶然の出会いの繰り返しは無視しないことが肝心です。

3.一緒に居るときの自分の心理状態を客観視してみる

すでに出会いを済ませていて一定の友人関係を構築している相手とも、実はさらに仲良くなれる可能性が秘められていることがあります。
「この人と一緒だと他の友達のときよりもリラックスできる」「他の人からは得られない気づきを与えてくれる」といったように、他の人と居るときと比べて自分の心理状態に明らかな違いがあるときは要注目です。

ただし自分の気持ちを客観的に把握するのは非常に難しいのも事実です。
十分に自覚して向き合う姿勢を持ったとしても上手くいかないものなので、ソウルメイト探しをきっかけにしながら何度も挑戦してみるようにしてください。
また一定の友人関係が出来上がっている状態で関係を進展させるとなると、これまでの良好な関係性を壊してしまいそうで躊躇することもあるかも知れません。
そんな場合にも恋人の前にソウルメイトを挟むことで、関係の変化を進めやすくなる利点があります。

4.刺激と安心の価値を誤認しないよう注意

能動的に恋愛をする目的は大きく分けて2つあります。

一つはこれまでの人生で得られなかった刺激的な体験をすること、もう一つは逆に人生に安らぎを与えることです。
ソウルメイトという存在はどちらかというと後者に向いたパートナー像を持っていると考えることができるでしょう。

魂の伴侶との出会いは今までの自分にとって欠けていた部分を埋め合わせ、完全な形に戻ることを意味するからです。
もちろん刺激的な恋愛も人生において大きな意義を持つものですし、そうしたパートナーとの関係の方が上手くいくタイプの人も沢山います。
問題なのは相手を誤解したまま恋愛をしてしまうことです。

直感による一目惚れや偶然の繰り返しなど、運命の出会いを予感させる流れから付き合い始めると「私とこの人は魂で繋がっているんだ」と思い込みやすくなります。
しかし実際にはシンプルに恋に落ちていて、恋人に対して盲目的になっているだけというケースはよくあります。
若い頃ならそれも良い経験にできますが、結婚など人生の転機を決断する時期にきているなら改めてその人が自分に何を与えてくれている存在なのかを問い直してみることを忘れないようにしましょう。

5.恋愛関係にならなくても出会いは無駄じゃない

同じ魂を分け合ったように気の合う間柄、というのは別に恋愛対象ではない他者とも成立します。
同性であっても極端に歳の差があっても関係なく、ソウルメイトとの出会い自体は素晴らしいものです。

運命の恋を探す過程で恋愛対象にならない人と相性抜群であることに気づくのは、寂しさや辛さを感じる事態であることは確かです。
しかしどんな形でも魂の友と呼べるほどの他人と巡り会えたのなら、それは十分に幸せなことのはずです。

元々ソウルメイトには「制度上の婚姻や既存の人間関係では満たされない心を救ってくれる人」というニュアンスが強くあります。
恋愛だけに囚われず人生を豊かにしてくれる相手と出会うことを意識していくと、ソウルメイト探しはもっと楽になることでしょう。

ソウルメイトのまとめ

無数の魂 ソウルメイトイメージ

現在ソウルメイトという言葉はスピリチュアル用語の一種として使われることも増えていますが、実際には長い歴史と広い用途を持つ非常に奥深い言葉です。
その一方でソウルメイトと恋愛を結びつけることについてはメリットとデメリット、両方があります。
特に注意しておきたいのは以下のポイントです。

ソウルメイトと恋愛をするメリット

  • 性格や趣味の相性が良く心が休まる
  • お互いに足りない要素を補い合える
  • 周囲に影響されない自分達だけの世界を作れる

ソウルメイトと恋愛をするデメリット

  • 恋愛に発展しない出会いもある
  • 疑似ソウルメイトを見抜くことが難しい
  • スピリチュアル的な価値観に左右される

実際にソウルメイトと呼び合える異性と出会うことができれば、その恋愛は幸せなものとなるはずです。
しかし気の合う人が必ずしも恋愛に向いているとは限りません。
またスピリチュアル要素の強い関係性や価値観を強要されるようなことがあると、むしろリスクも出てきてしまいます。
そうした問題を避けるには、まず何よりもソウルメイトについての正しい認識を持つことが大切です。