マリッジブルーの乗り越え方!経験者が症状と克服方法を教えます
PR更新日: 2020年05月23日 SEX
こんにちは。ゆかです。私は新婚ホヤホヤで幸せな毎日を送っています。
昔から結婚に強く憧れていた私は、プロポーズをされた時に「やっと夢が叶った」という嬉しい気持ちでいっぱいでした。
しかし、舞い踊る気持ちはあっという間に崩れ、マリッジブルーへと突入したのです。
今回は、マリッジブルーの原因と乗り越え方をご紹介します。
1.マリッジブルーの原因は?
マリッジブルーとはそもそも「女性だけ」と思われがちですが、男女関係なくマリッジブルーは経験するものです。
あれだけ気持ちが高ぶっていたのにも関わらず、だんだんと「結婚」という変化に対して、不安と疑問を持つようになります。
筆者がマリッジブルーになった経験は、退職と引越しでした。
あれだけ辞めたかった仕事を、今時珍しく寿退社をし結婚生活を送る新天地へと引越した直後、それはとても晴れ晴れとして、マリッジハイでした。
しかし一週間もすると、今まで自分が働いて築き上げてきたものを捨ててきたという感覚に襲われたのです。
自分が知っている職場が、日々私が知らない職場に変わってゆくことに気がついた時、それは頭を撃ち抜かれたような衝撃でした。
地元を出て、友達と離れ、職を手放したことに孤独を覚え、生気さえなくしました。
具体的には「一日中寝ている」「覇気がない」「夜眠れない」「突然不安に襲われる」「感情の起伏が激しくなる」ことが主な症状でした。
中でも感情の起伏がひどく、些細なことで泣いたり怒ったりとかなりヒステリックでした。
2.夫(彼)との関係は?
マリッジブルーが絶好調だった時、夫はまだ彼氏でした。
実際に生活してみると、お泊まりをしていた頃とは全く違いました。
生活ルールはタオルのたたみ方ひとつとっても全く違い、戸惑うことばかりでした。
この戸惑いがまたマリッジブルーにさらなる拍車をかけ、週に3日はケンカしている状態が続きました。
引き返したいけど引き返せない。
なかなか帰ることができない状態だったため、クールダウンのためにひっそり家出をして、インターネットカフェで一夜を明かした日も何度もありました。
それでも最終的には夫が優しく迎えてくれたこともあり、アップダウンは激しくても、どうにかこうにか乗り越えて生活をしてきました。
それでも夫とは良好とは言えない状況でした。
なかなかしっかりしない夫と、すれ違う価値観に毎日苛立つ気持ちに引っ掻き回され、最終的には夜の営みもなくなりました。
触れられることも嫌になった私は、夫が寝て完全に寝息を立て始めたら起こさないようにひっそりと寝室へ行く毎日を繰り返していました。
もちろん手を繋ぐのもキスをするのも受け付けない状況です。
入浴も早々とすませ、とにかくスキンシップに繋がらないように、きっかけになるようなことは全て避けて生活していました。
まさに地獄のような、窮屈さに押しつぶされる毎日で逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。
3.友達に救ってもらった
入籍する月になると、マリッジブルーはさらに加速しました。
「入籍したら私は私でなくなる」「一度死ぬような思いでいっぱいになる。死にたくない。私は私でいたい。」と思うようになりました。
そんな時に次々と友達や同僚が、私の住む街に遊びにきてくれました。
独身の友達とはいつものように何気ない話をたくさんしました。それだけで心が軽くなり、肩の荷が下りた気がします。
同僚には最近の職場の様子を聞き、何故だか働いてた時のことを思い出しただけではなく、退職=もう関係ない人と思っていた私ですが、退職しても私はこの職場のメンバーなんだと感じました。
実際に同僚からは「いつでも戻ってきて。」「戻ってくる場所はここよ。」と言葉をかけてもらいました。
この言葉が、孤独だった私の心を溶かしてくれ「戻っていいんだ」「帰る場所があるんだ」と思わせてくれました。
この帰る場所があるということがポイントで、逃げ道があるということは、実際に逃げなくてもその選択肢があるだけで、気持ちの余裕が生まれることに気がつきました。
既婚者の友達には自分の気持ちを延々と聞いてもらいました。
私はこの気持ちを抱くことが普通ではないと責めていました。
しかし既婚者の友達からは自身の体験と共に共感してくれました。
この共感してくれる人の存在もとても大切で、それは具体的な共感につながらなくても、ただただ静かに話を聞いてくれるだけで、その気持ちが静かに発散され消えて薄くなっていくことがわかりました。
また、既婚の友達ならではの言葉で「逃げたっていいし、いっそのこと結婚をやめたっていい!」という衝撃的な選択を与えてもらいました。
結婚するしかないと思っていた私に新たな選択肢が増えたことは、とてつもない発見でした。
グズグズ悩まずに、もっと早くに周りにSOSを出せばよかったと、私自身も反省しています。
環境の変化に耐えきれない時、一人で抱え込むのではなく、いかに周りに頼ることができるかも乗り越えるポイントだと痛いほど感じました。
4.旅に出よう
一人旅が元々好きなこともありましたが、独身最後のお祭りとして九州一周をしました。
結婚のことは一度忘れて、退職金を使って二週間ほどかけてゆっくりと一人の時間を満喫しました。
退職してから殻にこもりきりで、マイナスな気持ちを抱く毎日から抜け出したことは、とても意味のある時間です。
旅先では様々な人に出会い、初めて見る景色や、初めて食べる郷土料理を満喫しました。
毎日朝早くから夜遅くまで、自分が行きたいところに自分が行きたいタイミングで行き、食べたいものを食べて過ごしました。
現地で出会った方に親切にしていただいたり、仲良くなった方と身の上話をしたりするなど、それまでの一人旅とは全く違う充実感で溢れました。
旅行中は夫と連絡を取ることも辞めていた為、それもまた現実逃避をきっちりできた要因です。
旅が終わる頃には自然と夫のお土産を選んだり、夫と一緒だったらどうだっただろうかとワクワクする気持ちに変わっていました。
一人旅は長いクールダウンができるので、オススメすべき対処法です。
■結婚してどう変わった?
自分の帰る場所を見つけたり、逃げる選択肢を知り、一人旅に出て自分の気持ちに寄り添いながら過ごしました。
この時間はマリッジブルーを経験してない人から見れば、ただのわがままと捉えられてしまうかもしれません。
しかし、誰もがマリッジハイ・ウェディングハイでいつまでも幸せいっぱい夢いっぱいとは限りません。
むしろマリッジブルーという壁にぶち当たることは、それだけ相手のことを愛してる証拠で、未来を考えている証拠です。
私はこの経験を通して、改めて大切なことをたくさん見つけることができました。
離れて暮らす友人が、同僚たちがいつでも手を広げて待っていてくれるあたたかさ。
そしてどんな時も優しく迎えてくれ、何一つ否定しなかった夫。
たくさんの人に支えられ、たくさんの人に見守られていることを感じ、感謝の気持ちで溢れかえりました。
籍をいれた時には、嘘のように迷いも不安も消え、あの時自分の気持ちに寄り添いながら日々を送って正解でした。
夫との関係も付き合ってた頃よりも絆が増して、さらに夫のことが愛おしく掛け替えのない存在と以前より強く思います。
涙を流した日もぶつかり合った日も決して無駄ではなかったです。
マリッジブルーが私を成長させ、マリッジブルーが夫婦の絆を強くしました。
最後に
マリッジブルーで悩んでいる皆さん。今はとても辛いと思います。夜も眠れない日が続いてる方もたくさんいるでしょう。
しかし、マリッジブルーは幸せへの第一歩です。
夫婦になる為に必要な一回目の山登り、二人で山頂を目指しませんか?
登りきった先には言葉で言い表せないほどの幸せが待っています。
この広い空の下で出会って誓い合った二人なら、どのようなことも乗り越えていけるはず。
ぜひ、マリッジブルーを乗り越えて幸せを掴んでください。