Steamでエロゲーを遊ぶ方法!最適な環境設定からR18パッチのやり方まで
PR投稿日: 2024年06月13日 アダルト豆知識
Steam(スチーム)はパソコン上でプレイ可能なゲームを配信するストアサイトです。
世界中でゲームプラットフォームとして利用されており、任天堂やソニーの「コンシューマープラットフォーム」が伝統的に強かった日本市場においても近年急速に利用者を増やしています。
そんなSteamで、実はエロゲーが購入可能であることを知って驚く人もいるかも知れません。
実際にSteamで「エロゲー」と検索してもほとんど作品がヒットしないのに加えて、Steamのアダルト規制はコンシューマーと同じかそれ以上に厳しいとも言われています。
本記事ではそんなSteamでなぜエロゲーがプレイ可能なのか、そしてSteamでエロゲーを遊ぶことにはどんなメリットがあるのかについてわかりやすく解説しています。
プロのエロゲーライター視点だからこそ見えてくるSteamエロゲーの特徴と問題点についても触れていますので、興味のある人はぜひ最後まで読んでみてください。
Steamでエロゲーを遊ぶ方法
ゲーム機とソフトを購入すれば遊び始めることができるコンシューマーゲームと異なり、Steamでゲームを楽しむにはいくつもの準備を段階的に整えていく必要があります。
さらに18禁のエロゲーを最適な環境で遊ぶとなると少し特殊なセッティングも要求されるので、まず最初に以下で解説する流れを一通り頭に入れておくようにしましょう。
十分な性能を持つパソコンとインターネット回線を用意する
Steamのゲームを快適に動かすには「グラフィックボード」を搭載したパソコンがほぼ必須になります。
グラフィックボード(グラボ)はパソコンの中でも映像処理を専門に担当するパーツで、一般的な事務用パソコンには搭載されていません。
ゲームに特化した「ゲーミングPC」やCG制作・映像編集などを得意とする「クリエイティブPC」には標準搭載されていますが、性能によって価格帯が10万~50万円以上と大きく変わってくるため素人には違いがわかりにくい問題があります。
同じエロゲーでも一枚絵を基本にしたゲームと3DCGを多用するゲームでは必要なパソコン性能も大きく違うので、自分の遊びたいゲームに合ったパソコンを選ぶことが大切です。
Steamゲームを遊ぶパソコンを選ぶ際には、次のポイントを意識してみましょう。
- 「紙芝居」や「ドット絵」メインのゲームは低スペックでも十分動く
- PSやXboxクラスのゲームを動かすなら同価格帯(5~6万円)のグラボを積む
- 画質やフレームレートはモニター側の性能が限界値になる
たとえば紙芝居型のエロゲーなら事務用ノートパソコンでも十分遊べる可能性があります。
最新のコンシューマーゲームと同程度のクオリティを持つ作品を遊びたい場合には、ゲーム機=グラフィックボードと考えて性能と予算のバランスを取るようにしましょう。
現在の基準だと3~4万円なら任天堂Switchクラス、5~6万円ならPS5・XboxS/Xクラスのゲームが遊べることになります。
パソコン本体側の予算は大体グラフィックボードの2倍を目安にすると性能のバランスが取れるでしょう。
またどんなにパソコン側の性能が高くても映像を出力するモニター側が対応していないと意味がありません。
コンシューマーを超える4K画質や120fps以上のゲームを遊びたいなら先にモニター選びから始めるようにしましょう。
そしてSteamからゲームをダウンロードするに当たってはインターネットの回線速度も重要になります。
光回線で下り1Gbps以上の速度を確保しておくとストレスなく遊ぶことが可能です。
Steamのアカウントを作成し「個人設定」を変更する
Steamのサイトにアクセスするか公式アプリをインストールすると、Steamへの会員登録を行うことができます。
アカウントを作成したら次に個人設定の変更を済ませましょう。
Steamはデフォルトの設定ではエロゲーが検索に反映されないようになっています。
これを変更するには右上にあるアカウント名のタブから「ストアの個人設定」をクリックし「成人向けコンテンツのフィルター」のボックスすべてにチェックを入れます。
「暴力表現やゴア表現」については不要に感じる人もいるかと思いますが、海外基準ではソフトSM程度でも暴力表現として認識されるのでエロゲーを探すなら必ずチェックを入れておきましょう。
ただし当然ホラーゲームや残虐表現を多用するゲームも検索表示されるようになるので、苦手な人は注意が必要です。
海外向け検索ワードでエロゲーを探す
Steamでは日本語で「エロゲー」や「成年ゲーム」と検索しても満足な結果は得られません。
検索の際には海外でよく使われているエロゲー用検索ワードを使いましょう。
特に使用率が高いのは以下の3つになります。
- Nude(ヌード)
- Hentai(変態)
- NSFW(職場閲覧注意)
ヌードはそのままの意味で単に裸体表現のある一般ゲームもヒットすることから、エロゲーに絞って探すのにはあまり向いていません。
「Hentai」は変態の頭文字を取って「エッチ」と呼ぶ日本の文化がアニメやゲームを通じて輸出されたもので、現在ではアニメ絵のアダルト作品全般を指すスラングとして広く使われています。
日本製だけでなく「日本のアニメスタイルを真似た海外作品」もHentaiと呼ばれているので、アニメ絵系のエロゲーを探す際には特に重宝するでしょう。
NSFWは「Not Safe For Work」の略で、意味合いとしては「職場では見ちゃダメ」となります。
海外ではアダルトコンテンツそのものを言い換える隠語として定着しており、アニメ系に特化したHentaiよりも幅広いタイプのエロゲーを探すことが可能です。
「R18パッチ」の存在を確認する
Steamのエロゲーには最初から「成人指定(アダルトオンリー)」として販売されている作品と「R18パッチ」を当てることでエロゲーとして遊べるようになる作品の2種類があります。
最初から成人指定されている作品はサンプル画像の時点でアダルト表現が明確なことが多く、購入画面でもアダルトオンリーであるとの注意書きがされています。
一方でR18パッチを必要とする作品は一見するとエロゲーなのか健全ギャルゲーなのか判断がつかないのが特徴です。
Steamの規制に合わせた成人作品だとどうしても過激な表現が難しくなるため、多くのエロゲーメーカーが規制回避の方法としてR18パッチを採用しています。
ゲームの紹介に「DLC(ダウンロードコンテンツ)」の案内がある場合にはそこからR18パッチの存在を確認できることもあります。
ただしSteamに内緒でR18パッチを配布しているメーカーも多いので、基本的にはメーカー側の公式サイトやSNSを確認しておくのがおすすめです。
購入後にR18パッチを当ててゲーム開始
R18パッチの適用方法はメーカーによってさまざまです。
特に日本人向けにモザイク外しのパッチを配布してしまうと法律違反になる恐れがあることから、日本語での案内が不十分になっているメーカーも少なくありません。
日本からのアクセス自体が規制されていることもあるので、R18パッチを当てる際にはメーカーごとの対応策を調べておくようにしましょう。
ここでSteamでエロゲー販売を行っている代表的なメーカーとR18パッチの対応状況を紹介します。
Sekai Project
Sekai Projectは、主に日本産エロゲーの海外移植を担当しているメーカーです。
あくまで海外向けを意識していることからR18パッチの日本利用については厳格に規制されており、VPN(仮想プライベートネットワーク)設定をして日本からのアクセスだとわからないようにしても弾かれます。
プロキシサーバーを介して海外からのアクセスだと偽装すればR18パッチをダウンロードできるとの話もありますが、難易度が高くリスクもあるので基本的には非推奨となります。
Kagura Games
Kagura Gamesは、同人系の日本エロゲーを多数販売しているメーカーです。
国内からでもR18パッチを比較的簡単に当てることができるのも特徴で、公式ホームページで配布しているほか、SteamからのDLCに対応しているゲームもあります。
そのため初心者向きのメーカーと言えるでしょう。
OTAKU Plan
OTAKU Planも同人ゲームをメインに取り扱っているメーカーです。
ホームページ内に日本語化された「パッチの手順」案内があるので、SteamでのR18パッチに慣れていない人でも作業しやすくなっています。
WASABI entertainment
WASABI entertainmentは、同人ゲーム系のメーカーで、パッチの手順もホームページ内の「How to」から確認することができます。
ただしR18パッチを適用してもモザイクが残ってしまうゲームが多いため、あまりパッチ適用の意味がない点が残念です。
NekoNyan Ltd.
NekoNyan Ltd.は、国内外で高い人気を誇る「ゆずソフト」系のエロゲーも取り扱っているメーカーです。
R18パッチの導入ハードルはかなり高めでVPNでアクセス元を隠した状態でホームページ内でパッチをダウンロードする必要があります。
072Project
072Projectは、名前の通り「抜きゲー」の豊富さに定評のあるメーカーです。
パッチの取り扱いにはゲームタイトルごとに違いがあり、SteamのDLCやホームページ内から簡単にダウンロードできる場合もあれば特殊な手順を踏む必要があるタイトルもあります。
手順がわからない場合にはSteam内のコミュニティを読むなどして地道に探っていきましょう。
Mango Party
Mango Partyは海外産エロゲーを多数配信しているメーカーとなっています。
日本の影響を受けたアニメ系エロゲーもありますが、それ以上に海外ならではの良くも悪くもバタ臭い雰囲気のエロゲーが多い点が特徴です。
Steamエロゲーならではの魅力が詰まっているとも言えるので、高評価を受けている作品を中心にチェックしていくのも面白いでしょう。
また基本的にSteam基準の成人ゲームとして配信しているため、パッチは不要な作品が大半を占めています。
ただし日本語化されていないゲームも多いので気をつけましょう。
Steamのエロゲーで遊んでみた感想と楽しむコツ
ここからは実際にSteamのエロゲーで遊んでみた感想と楽しむコツを書いていきます。
Steamエロゲーならではのメリットとデメリットについても解説していきますので、問題点への対策方法と合わせて参考にしてみてください。
モザイクなし無修正の魅力はやはり絶大
Steamエロゲー最大の魅力は何といっても「モザ無し」にあります。
アニメ絵系のエロゲーは実写に比べるとモザイクがそれほど邪魔に見えないとの意見もありますが、一度無修正版を見てしまうとそんな考えは吹き飛んでしまいます。
エロゲーにおいてモザイク処理を邪魔に感じないのはクリエイターが最大限の配慮をしているからで、その奥には絵の魅力を犠牲にする決断の辛さが潜んでいます。
無修正エロゲーに日本国内で触れることは一種のタブーではありますが、クリエイターが本来届けたかったはずの作品の形を知ることができるのはファンとしても嬉しいものです。
そもそも最近のエロゲーはSteamを通じた海外無修正版の発売を前提に開発されていることもあり、性器描写などがより詳細に行われているケースも珍しくありません。
エロゲーの本場である日本に住んでいるからこそ作品本来の魅力を味わえないという本末転倒な事態も発生していることを考えると、Steam経由でエロゲーをもっと自由に楽しむ方法を日本のユーザーも積極的に学んでいくべきなのは間違いないと言えるでしょう。
日本語対応が不完全なゲームも多い
Steamエロゲーの日本語対応状況はタイトルによってバラバラです。
日本でオリジナル版が発売されているエロゲーでも海外前提のSteam版では日本語環境が削除されていることすらあるので、日本語対応については事前によく確認しておかないと痛い目を見ることになります。
Steam上で「言語を絞り込む」項目で日本語を選択すると日本語対応済みのゲームだけを表示できるので、上手く活用していきましょう。
ただし注意したいのは「テキストは英語だが音声は日本語」というエロゲーの存在です。
日本のエロゲー声優の技量はぶっちぎりの世界一なので、海外版でも音声は日本語オリジナルのままである方が好まれます。
つまり日本のユーザー的にも音声メインで楽しむなら海外版を購入してプレイする価値は十分あると言っていいでしょう。
またR18パッチを当てて無修正化するタイプのエロゲーは言語設定を英語環境にしていないとまともに動かないことがあるので、その際は必然的に英語テキストでのプレイを余儀なくされます。
エッチシーンを見るのがメインの抜きゲーなら大きな問題はありませんが、数値管理などが必要なシミュレーション系やRPG系は苦労することになるので気をつけましょう。
筆者はこの手の海外版エロゲーをプレイする際には先に日本語版をプレイしておいて、システムの使い方や独自用語を把握してから海外版に切り替えるテクニックをよく使います。
エロシーンでもシチュエーションや地の文による盛り上げは重要なので、ツボに入ったシーンは日本語テキストのスクショ画面を取っておいて海外版の横に並べておくといった工夫が有効になる場合もあります。
Steamのフレンドにエロゲープレイがバレる恐れがある
Steamでエロゲーをプレイする際にもっとも警戒しておくべきなのがプロフィール公開設定です。
Steamでは過去に遊んだゲームタイトルや総プレイ時間といったユーザー情報がプロフィール画面で自動的に公開される仕組みになっています。
この設定はデフォルトで「フレンドのみ」になっているため、何も対策をしていないとエロゲーを遊んでいることがフレンド相手にバレバレになります。
一番簡単な対策は「プロフィール編集」から各公開設定を「非公開」に変えてしまうことですが、こうするとフレンドからすべての情報が見えなくなりそれはそれで邪推を受ける可能性もあります。
現在ゲームタイトルごとに個別に公開・非公開を選べる機能が開発中とされているので、正式に個別設定ができるようになるまではすべて「非公開」でどうにか乗り切りましょう。
またSteamにはフレンド同士でチャットをする機能もありますが、その際にも過去のプレイタイトルが表示されてしまいます。
チャット画面でエロゲータイトルを非表示にするにはステータス(現在の自分の状態)を「オフライン」や「居留守」に変えておきましょう。
この表示はあくまで自己申告なので「居留守」の状態でも普通にチャットは可能です。
ただしこの方法ではプロフィール画面にはそのままタイトル履歴が残ったままになります。
Steamでエロゲーを遊ぶ方法のまとめ
Steamでエロゲーを遊ぶときは以下のポイントに注目しておきましょう。
- きちんと遊ぶには適切なパソコン環境が必要
- R18パッチを適用しないと無修正にならないゲームがある
- 日本語対応には過度に期待しない
- フレンドへのタイトルバレ対策をしておく
Steamでエロゲーを遊ぶためには一定のハードルを超える必要があるのは確かです。
しかし国内だけで流通しているエロゲーにはない魅力もまた大きいので、少しでも興味があるなら導入に向けた努力をしてみましょう。
最初は低スペックのパソコンでも動く「成人向け(アダルトオンリー)」なゲームを試してみて、Steamについての理解が深まってきたらR18パッチに挑戦するのがおすすめです。