セックスのしすぎ?エッチ後に疲れる原因と解消法
PR投稿日: 2024年05月15日 SEX
「疲れが抜けない」「身体がダルい…」「色々試してみたけど体調が戻らない」
学校、仕事、子育て、人間関係など体調不良の原因はさまざまですが、もしかしたらセックスに原因があるかもしれません。
本記事ではセックスに起因する疲れに関して紹介します。
要素、頻度、解消法という3つの観点からアプローチしてその全貌を解説するので、慢性的に疲れを感じている方は是非読んでみてください。
もしかすると、これまでより快適なセックスライフを送れるようになるかもしれません。
セックスによる疲れの要素
セックスによって疲れるのは想像に難くありませんが、具体的にどういった要素でどの程度疲れてしまうのかということはあまり気にしたことがない人が多いでしょう。
ここでは、セックスにおける疲労の原因となる要素を紹介します。
消費カロリー
まずは消費カロリーを見ていきましょう。カロリーを消費していけば当然疲れは蓄積されていきます。
ダイエット効果などが謳われることもあるセックスですが、一体どの程度のカロリーを消費するのでしょうか。
スペインのある研究によると、体位によって異なりますが1回約30分のセックスでの消費カロリーは男性で100キロカロリー前後、女性で70キロカロリー前後だそうです。これは約10分~15分程度のジョギングと同じ程度になります。
したがって、消費カロリーで見るとセックスはジョギングの半分程度しかないと言うことができるでしょう。
この程度なら問題なさそうですが、もちろんセックス以外でもカロリーは消費しているので、セックスしすぎている場合は注意が必要です。
セックスでの消費カロリー分が余分な負荷となり、疲労の原因になってしまっているかもしれません。
睡眠不足
セックスにおいて切り離せないのは睡眠とのバランスでしょう。
成人の場合、1日6~7時間程度の睡眠が必要です。
充分な睡眠時間が確保されていないと、高血圧や糖尿病、脂質異常症のリスクが高くなり、これらの疾患は疲れの原因となります。
セックスの平均時間は約30分程度とされていますが、準備や後始末、余韻に浸る時間などを含めれば1時間前後はかかるでしょう。
また、子供がいる場合は中断の可能性もあるのでもっと時間が必要かもしれません。
これだけの時間を消費するとなると、やはり睡眠時間を圧迫してしまいます。
昼間にセックスできれば後で調整もできますが、平日は仕事、土日祝は家族サービスのような生活を送っているとそうもいきません。
こうして気付かないうちにセックスのしすぎによる睡眠不足の日が重なって、疲れの原因となってしまっていることもあります。
射精によるたんぱく質不足
続いて紹介するのは、射精が疲れの原因となっている可能性です。
精子の成分の大半はたんぱく質ですが、このたんぱく質が不足状態になると体にさまざまな症状が出てしまうとされています。
その中の1つが疲れやすくなってしまうというものです。
たんぱく質が不足するとセロトニンやドーパミンといった神経伝達物質を効率的につくり出すことができなくなってしまいます。
これらがつくり出せないと集中力が低下したり意欲が湧かないといった状態を招き、1つ1つの作業にいつも以上に疲れを感じるようになってしまうわけです。
また、筋量の低下が原因になっている可能性も否定できません。
たんぱく質不足になって栄養バランスが悪くなると、その分を筋肉を分解して補おうとします。
筋肉が分解され続けると身体の維持に必要な充分な筋量を確保できなくなってしまい、慢性的な疲労を感じるようになってしまうのです。
1度射精で排出されるたんぱく質の量は大したものではありませんが、回数が過剰な場合はセックスのしすぎによるたんぱく質不足の可能性を考えてみてもよいかもしれません。
精神から来る疲れ
精神にかかるストレスが影響を与えている場合もあります。
セックスに不満を抱えている人は少なくありません。特に男性に主導権を握られてしまいがちな女性はそう感じる傾向にあります。
現にan・anwebの調査によると、約9割の女性がパートナーのセックスが下手だと感じたことがあるそうです。そして、そのほとんどが相手にそれを伝えられないとのこと。
こういった不満を解消できないと、それはストレスとなって精神に負荷を与えてきます。
ストレスが貯まっているのを放っておくと、細胞の働きの弱化にはじまり、免疫機能の低下やホルモンバランスの崩れなどといったものを引き起こしてしまうかもしれません。
これらが招くのは強い疲労感です。
以上のことを考えると、女性が感じる疲れはセックスの際に感じているストレスが原因になっている可能性もあると言えます。
オーガズム後症候群(POIS)
体力の消費や精神的なものでない場合は病気かもしれません。考えられるのはオーガズム後症候群、通称POISと呼ばれる病気です。
これは射精後にインフルエンザのような症状が現れるという病気であり、熱っぽさやほてりなどと共に疲労感も指摘されています。
通常、射精後数分から数時間後に発症、その後1週間程度続くとされているので、セックス後の疲労が長く抜けないと感じている方はPOISかもしれません。
この病気は非常に稀なものですが、診断検査が不十分だったり自然治癒によって医者にかからないなどの原因で過少報告されている可能性もあるそうです。
原因は今のところ不明ですが、自己免疫疾患ではないかとの見方が一般的となっています。
ただし、射精によるサイトカインというたんぱく質の放出や精液や性分泌物に対するアレルギー反応が原因という説もあるので断言はできません。
この病気は女性の症例も多少ありますが、主に男性が罹患するものとされています。
男性で射精後に体調がおかしくなりそれが長く続くという方は、セックスのしすぎによるPOISを疑ってみてもよいかもしれません。
MDLinx,2023,「射精後に稀に起きるオーガズム後症候群」,m3.com,(2024年5月10日取得,https://www.m3.com/clinical/open/news/1127599).
日本のセックス頻度
セックスによる疲労の要素を紹介しましたが、POISを除けばどれも多少セックスした程度であれば問題にならなそうです。
そこで、ここでは日本のセックス頻度について紹介します。
自分のセックス頻度と照らし合わせて、回数が異常ではないかどうか確認してみましょう。
日本全体の平均セックス頻度
まずは日本全体のセックス頻度を紹介します。
イギリスのコンドームメーカーDurex社の調査によると、日本人の平均年間セックス回数は45回だそうです。
これで年間日数365を割ると約8になるので、日本人は大体8日に1度のペースでセックスしていることになります。
これは世界中でもかなり少ない方で、調査対象である44ヶ国中最下位だそうです。
ちなみに世界平均は年103回で週2回ペース、日本の倍以上になっています。
今井 伸 聖隷浜松病院リプロダクションセンター長,2022,「「セックスにおすすめなのは朝か昼」話題の奇書『射精道』を書いた不妊治療の専門医が断言するワケ」,PRESIDENT Online,(2024年5月10日取得,https://president.jp/articles/-/63136?page=2).
上記の平均頻度と比較して、自分のセックス頻度が多い場合はセックスのしすぎで疲れが蓄積されているかもしれません。
ただし、このデータは調査対象が明確でなく抽象的なので参考程度にとどめておいても良いでしょう。
年代別のセックス頻度
先のデータは調査対象が明確でないと説明しました。
したがって、ここでは年代別のセックス頻度を紹介します。
厚生労働省管轄の厚生労働科学研究成果データベースでは以下のとおりです。
・10代 男性=4.4回/月 女性=3.5回/月
・20代 男性=4.5回/月 女性=5.2回/月
・30代 男性=4.2回/月 女性=3.3回/月
・40歳以上 男性=4回/月 女性=3.1回/月
以上が年代別の月のセックスの平均回数になります。
20代が男女ともに最も多いという結果ですが、女性の場合はより他の年代との差が顕著です。
男性が全年代を通してゆるやかな変遷なのに対して、女性は20代を境に回数がガクっと下がってしまいます。
このあたりは、もしかしたら先に述べた精神的疲労が関係しているのかもしれません。
20代で多くのセックスを経験した結果、男性主導のものに疲れてしまった可能性があります。
いずれにせよ、自分の年代と照らし合わせてセックスしすぎではないかどうか確認してみましょう。
セックスしすぎによる疲労を軽減する方法
データで確認してみて、自分の回数が異常に多いなと感じた方はセックスのしすぎで疲労が蓄積されているかもしれません。
そこで、ここではセックスしすぎによる疲労を軽減する方法を紹介します。
回数を減らす
まず一番最初に挙げられるのは回数を減らすという方法でしょう。
これまで述べてきた通り、1度のセックスによる疲労は大したことはありません。
消費カロリーは少なくたんぱく質の排出も微量、睡眠時間や精神的な問題もさほどではないでしょう。
しかし、回数が多いとさまざまな問題が出てきてしまう可能性があるというのは先に述べた通りです。
なかなか疲れが抜けないと感じている方は平均値を参考にセックス回数を調整してみてください。
もしかしたら、疲労の蓄積が解消されるかもしれません。
たんぱく質を食品で補う
射精によるたんぱく質不足を食品で補うという方法もあります。
たんぱく質が豊富な食品としては鶏むね肉や豚肉、鶏卵、大豆、牛乳、チーズといったものが代表的です。これらを積極的に摂取するようにしましょう。
もし、これらの食品が難しい場合にはプロテイン「FIXIT プロテイン ホエイプロテイン THINK SIMPLE 1kg WPI (プレーン) 人工甘味料不使用」という選択肢もあります。プロテインは筋トレや運動をしていなくても、たんぱく質を補う目的で使用可能です。
粉末は苦手という方には錠剤タイプ「WHEYPROTEIN100 【 ホエイ プロテイン 錠剤 】 筋肉 サプリ タブレット タンパク質 whey protein 持ち運び」もあります。
基本大きめですが、粉末タイプよりは手間も少なく飲みやすいでしょう。
粉末や錠剤だと薬っぽくて嫌だという方は、お菓子感覚で食べられるプロテインバー「inバー プロテイン グラノーラ プロテインバー フルーツの入ったザクザク食感 高タンパク10g 低脂肪 植物性プロテイン 鉄分 プロテインの働き強めるEルチン配合 森永製菓 14個 (x 1)」を検討してみてください。
近年勢いを増してきているので、種類も豊富にあります。
減量中にお世話になってる「森永製菓 inバー プロテイン グラノーラ」
他のプロテインバーに比べて脂質がとにかく低いので、脂質を抑えてる人にはオススメ
グラノーラとフルーツが入ってるから食べ応えもある pic.twitter.com/34RpVUVR5s
— サーバル様 /アコスタ5/10🌙5/11☀ (@JPparkGuardian) March 18, 2023
これらのようなものでたんぱく質を摂取する習慣をつけておけば、射精によるたんぱく質不足に陥る可能性を少なくできるでしょう。
睡眠を充実させる
睡眠時間を確保できない場合には、質を向上させるようにしましょう。
深い眠りにつくには「深部体温」と呼ばれる脳の温度が重要です。この深部体温を下げることができればスムーズな入眠と深い睡眠を実現することができます。
就寝時の深部体温を下げたい方は、入浴や有酸素運動などを意識してみてください。
大体就寝の3~4時間前に運動、そして2~3時間前に入浴すると就寝時に効果的に深部体温を下げることができるとされています。
また、快眠グッズを使用するのも有効です。
特に枕「エアウィーヴ 枕 ピロー S-LINE 高反発 横向き 洗える 高さ・硬さ調整可能 2-04091-1 通気性 幅66×長さ約40×高さ約7~11㎝」は寝違えによる首や背中の痛みの解消にも役立つうえに、通気性の良いものであれば深部体温の低下にも寄与します。
値段もお手頃なので、枕にこだわってみるのも良いかもしれません。
大岩ゆり,「睡眠の質をあげるには? 深い眠りのカギを握るのは脳の温度」,Reライフ,2023年2月8日,(2024年5月10日取得,https://www.asahi.com/relife/article/14829364).
セックスについて話し合う
精神的疲労を改善したい女性は、パートナーとセックスについて話し合ってみましょう。
セックスについて意見交換するのはなかなか気まずいですが、不満を抱えたままでは疲労は蓄積していく一方ですし、それが続くと関係性そのものが危うくなってしまう可能性もあります。勇気を出して一歩踏み出してみてください。
意見交換をする際のコツはなるべく照れずに具体的に要求を伝えることです。
抽象的に伝えられると男性側には嫌だったんだという事実だけが強く残り、傷ついてしまいます。
しかし、具体的にこうして欲しいと伝えると好奇心が刺激されるので意外と乗り気になってくれるかもしれません。
「もっと丁寧にして欲しい」ではなくて、「もっと上から順番に攻めていって欲しい、あと下着もオシャレしてるからさっさと脱がさないで一度見て欲しい」などと伝えてみてください。
そうするとちょっとキモい顔で「他になんかある?」と返してくれる人もいるでしょう。
男性はいつまで経っても性に関して興味津々なので。
とにかく不満に思っていることがあれば正直に伝えることが重要です。
病院で診てもらう
最終手段としては病院で診てもらうのが良いでしょう。
先に述べたように、セックスの疲労にはさまざまな要素があります。原因を特定するためには病院に行くのが一番良い方法です。
特にオーガズム後症候群などは自分で診断することはできないので、もしかしたらと思う方は早めに病院に行ってみましょう。
その際は、オーガズム後症候群について自分から切り出してみると良いかもしれません。
稀な症例なので、医者側も把握していない可能性があります。
根本的な治療法はありませんが、理解してもらえれば適切な対症療法を受けることができるでしょう。
また、セックスカウンセリングを受けるという方法もあります。
日本ではあまり一般的ではありませんが米国などでは盛んです。
気軽に受けてみたら精神的な疲労が改善されたなんていうこともあり得るかもしれません。パートナーと一緒に受けることができるカウンセリングもあるので、検討してみましょう。
まとめ
1度のセックスによる疲れは大したことはありませんが、回数が多いと消費カロリーやたんぱく質不足、睡眠不足や精神的疲労などの要素が絡まって疲れの原因となってしまう可能性があると言えるでしょう。
また、疲れが長い間持続する場合にはオーガズム後症候群も疑わなくてななりません。
解消法は回数を減らすという基本的なものから病院で診てもらうという極端なものまでさまざまありますが、複数の方法を組み合わせるとより効果的です。
セックスのしすぎで疲れが蓄積してしまっているかもしれないと考えている方は、是非参考にしてみてください。