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ルーインドオーガズムのメリットとデメリット|甘出しとの違いは?

PR更新日: 2024年05月16日

ルーインドオーガズム イメージイラスト

ルーインドオーガズム」なる言葉が存在します。ルーインドだけ切り取ればスタイリッシュな響きなので積極的に口に出したくなりますが、どうやらとんでもない下ネタのようです。

本記事では、そんな謎めいたルーインドオーガズムをひも解いていきます。その概要や良し悪し、やり方などを紹介するので、興味がある方は是非読んでみてください。

恋メモH 性活編集部

筆者:恋メモH 性活編集部

人間の三大欲求の一つ「性欲」を満たす方法を追求するエロティシズム愛好家たちが、知識と洞察を共有し、より充実感のある性生活を築くお手伝いをします。

そもそもルーインドオーガズムとは?

考える男たち

まず最初にそもそもルーインドオーガズムとは何なのかということを解説します。

オーガズムという言葉が入っているので絶頂に関する言葉だと推測できますが、それ以外は検討もつかないという方も多いでしょう。

ここでは、基本的な概要、由来、似た意味を持つ「甘出し」との区別という3つの項目に分けて解説するので、その輪郭だけでも掴んでいただけると幸いです。

ルーインドオーガズムの概要

一言で言うと、ルーインドオーガズムとは飛ばない射精、あるいは飛ばない射精をする際に伴う一連の行動のことを指します。

射精という言葉のとおり、精液を出す場合にはある程度の飛距離が出るのが一般的ですが、ルーインドオーガズムの場合はこれがありません。

もう少し具体的に言うと、絶頂への予感を感じた時点で陰茎への刺激をストップして余韻による自発的な射精を促したとき、精液が飛ばないで泉のように湧き出てくる現象、これがルーインドオーガズムです。

一般的な射精でも徐々に飛距離が下がっていき、最後は出口に精子の滴が乗っかっているような状態になりますが、それが終始続く感じと言えばわかりやすいでしょうか。

このように、言葉で説明するのがなかなか難しいものなのですが、男性の場合経験をもとに考えれば容易く理解可能です。
たとえば、自慰を長く楽しむために寸止めを繰り返しているうちに、誤って射精してしまった経験は誰にでもあるとおもいます。
その際、精子が飛ばずに陰茎に沿って滴ってしまい、いつもと違うなと違和感を覚えたことがある人も多くいるでしょう。
あれは、寸止めのタイミングが遅れてしまって過度な刺激を与えてしまった場合に起きるので、余韻による自発的な射精と言うことができます。
したがって、あの寸止め失敗自慰もルーインドオーガズムの一種と分類できるので、男性の場合はそう解釈しておいてください。

以上がルーインドオーガズムの概要になります。
ルーインドオーガズムは近年耳にするようになった言葉であるものの、昔から男性にとっては身近な存在だったのです。

由来から見るルーインドオーガズム

続いて、由来の紹介になります。

ルーインドオーガズムの語源は「Ruined Orgasm」という英語です。
Ruined」は破滅、台無しという意味を持ち、ご存知「Orgasm」は絶頂という意味を持つので、直訳すると破滅的絶頂、台無しの絶頂になります。
飛ばない射精は射精じゃないとでも言いたげなきつい表現ですが、英語圏ではそれだけ射精というものを真剣に捉えているのかもしれません。

さて、ここまでで英語由来の言葉だということがわかりました。
したがって、英語圏では日本より一般的な言葉であり行為だということが推測できます。
実際ネットで検索してみると、正確な起源や具体的な情報はありませんでしたが「海外ではよくある」「海外では有名」という声が多いです。
また、「Ruined orgasm」で検索すると英語のページや動画が多数ヒットするのもその証左だと言えるでしょう。

以上のことを考えると、ルインドオーガズムはもともと英語圏で浸透した言葉、行為であり、それが近年プレイとして日本でも認知されはじめたと言うことができます。

甘出しとの区別

ここまでルーインドオーガズムの基本的なことを紹介してきましたが、実は似た意味を持つ言葉が存在します。それが「甘出し」です。
こちらも射精の直前で刺激をストップさせる行為ですが、その結果が異なります。
ルーインドオーガズムの場合、射精の際の快楽が伴わないにも関わらず、射精後特有の気だるさは健在です。
一方、甘出しは精子を小出しにするテクニックであり、気だるさに襲われずに長い間継続して快楽を感じ続けることができるとされています。

この2つは区別が難しく、日本では一緒くたにされているケースが多いようです。

「ルーインドオーガズム」の名を冠するアダルト作品なのに中身は甘出しプレイだった、ということもしばしばあるようで、不満の声がちらほら見られます。
もし、そういったものを鑑賞したくなった場合は事前に作品の詳細を調べておくなどの対策が必要になるでしょう。

また、プレイとして導入する際にもお互いの認識に齟齬がないように意思疎通をしておかなくてはなりません。

ルーインドオーガズムのメリットとデメリット

メリット・デメリット

基本的な概要は以上のとおりです。
続いて、ルーインドオーガズムのメリットとデメリットを紹介します。

ルーインドオーガズムのデメリット

デメリットとしてまず挙げられるのは、先にも少し触れた「快楽を伴わないにも関わらず、気だるさに襲われてしまう」ということでしょう。
快楽を求めて自慰行為や性行為に耽るのに、それがないならやる意味がないと男性は感じてしまいます。
したがって、パートナーに敬遠されてしまう可能性が高いです、
実はそれが転じてメリットにもなるのですが、それは後述します。

もう1つデメリットとして挙げられるのが習得の難しさです。
先にも述べた通り、ルーインドオーガズムは寸止めを繰り返した結果起こる現象なので、意図的に操るのには高い障壁があります。
男性であれば快楽に抗って手を止める自制心が必要になりますし、女性の場合は寸止めのタイミングの見極めに非常に苦労してしまうでしょう。

ルーインドオーガズムをプレイに導入するには、このようなデメリットを乗り越えなくてはなりません。

ルーインドオーガズムのメリット

先ほどデメリットとして「快感を伴わないにも関わらず、気だるさに襲われてしまう」というのを紹介しましたが、これはメリットにもなります。
なぜならそれは、罰として機能するからです。

例えば体調が優れないのに彼氏がしつこく求めてきたりした場合、一方的に攻めてルーインドオーガズムに追い込んでしまえば、気だるさだけを残すことができます。
性生活だけでなく、日常生活でも同様です。
夫が家事や育児をさぼったとき、スマホばっかり触っているときなどは夜にルーインドオーガズムで仕返ししましょう。
こうして癖付けておけば、パートナーは貴方におざなりな態度を取ることができなくなります。

快楽を得られない性行為というのは、それだけ男性にとってダメージが大きいものなのです。

そう考えれば、ルーインドオーガズムは女性にとっては大きなメリットを得られるものだと言うことができるかもしれません。

ルーインドオーガズム実践のコツ

ポイント

ここからは、いよいよルーインドオーガズムの実践的な話です。
まず、ルーインドオーガズムを実現するためのコツを紹介します。

基本的には手淫

基本的には手淫によるルーインドオーガズムを狙いましょう。
寸止めのタイミングの見極めが重要なのは先に紹介したとおりですが、それにはさまざまな情報を必要とします。

口淫だと視野が限定されて相手の反応を伺うことが難しいですし、挿入の場合は抜くまでのタイムラグが大きいので暴発してしまいがちです。

相手が「出そう」などと合図を出してくれるタイプであれば対処もできますが、サイレント射精タイプだとなかなか難しいでしょう。
その点、手淫であれば充分な視野を確保できますし、タイムラグがありません。柔軟な対応が可能です。

きちんと時間をかける

ルーインドオーガズムの射精へのきっかけは刺激の余韻ですが、余韻を残すためには蓄積が必要になります。

蓄積によって体が刺激を覚えてはじめて、余韻という形になって表れるのです。

刺激は波となって男性を射精に誘いますが、寸止めを実行するとこの波が引いていきます。ここでその波が引いていくのを待って、完全に引き切る直前でまた刺激を与え始めましょう。
これを繰り返していくと、前の波の残りを巻き込みながら次々と新しい波を発生させることができ、徐々に蓄積されて余韻が大きくなっていきます。
そして、蓄積が充分な大きさの余韻として形になったとき、自発的な射精が達成されるのです。
したがって、寸止め一発目では蓄積がないので充分な余韻が残らず、射精まで達することができないので注意しましょう。

以上がルーインドオーガズム実践のコツです。
導入の際は、手淫による寸止めを長時間繰り返すことを意識してください。

ルーインドオーガズムが活躍する場面

おすすめのポイントを教える

ネガティブな面が目立つので、ここまで読んでも結局どのような主旨で扱われるものなのかと疑問に思った方も多くいるでしょう。
そこで最後にルーインドオーガズムが活躍する場面を紹介します。

これまで説明してきた通り、ルーインドオーガズムは男性に負担を与えるものです。
そのため、一般的にはソフトSMのプレイの一環として捉えられています。
つまり、Sの傾向がある女性が男性をいじめる方法の1つとして親しまれているのです。

先ほど罰としての機能を紹介しましたが、これをプレイとして昇華できるパートナーと出会えれば、より幅のあるセックスを楽しめるかもしれません。

ルーインドオーガズムは男性を精神的に蝕みます。
快楽を伴わない射精は虚しさを生み、飛ばない精子を情けなく垂れ流してる自分の陰茎を見ることでみじめさを覚えるでしょう。
こうなってしまえば、もはや男性に許されるのはきちんとした射精を求めて女性に服従することだけです。
女性側はそんな男性を見て興奮し、さらに性行為に没頭することができるかもしれません。

まとめ

ルーインドオーガズムのメリットとデメリット、やり方のコツや甘出しとの違いを紹介させていただきました。

ルーインドオーガズムとは、快楽を伴わずドクドクと垂れ流す射精のことで、英語圏では親しまれているソフトSMプレイの1つであると言えるでしょう。

そして、基本的には手淫で行われる行為で、実践にはある程度の時間とコツが必要です。
興味がある方はパートナーに相談してみて、是非導入してみてください。これまでとは一味違った性行為を楽しめるかもしれません。