港区女子とは本当はどんな意味?一般男性との恋愛の可能性も検証
PR投稿日: 2024年02月17日 出会い
最近よく世間を騒がせている「港区女子」ですが、その受け取り方は人それぞれです。
高級ブランドに身を包みハイスペックな男性達との華やかな夜を過ごす憧れの存在として取り上げられることもあれば、ワガママ三昧で男に媚びるしか能のない「いけすかない連中」として糾弾されることもあります。
この記事では今からでも港区女子を目指したい女性や、港区女子との恋愛に賭けてみたい男性に向けた解説を行っています。恋愛系ライター歴15年の立場から歴史的な背景にも迫っていますので、興味のある方はぜひご一読をお願いします。
港区女子とは具体的にどんな意味?
まず最初に港区女子という言葉が何を意味していて、どうやって今のように広がったのかについて解説していきましょう。
ただしネットの流行語となって以降は凄まじいスピードで言葉のイメージが変遷していることから、ここでの解説も最新の定義とはまたズレてしまっている可能性もあります。
言葉は生き物ですから、あくまで歴史的な経緯を知って現在の意味については柔軟に受け取ることも大切です。
基本は「港区に居るハイスペ男性相手に婚活をする女性」のこと
港区には「六本木・白金台・新橋・お台場・虎ノ門・青山・麻布・赤坂・高輪・乃木坂」など高級イメージの強いエリアが密集しています。
つまり日本におけるもっともゴージャスな場所が港区と言っていいでしょう。
実際に港区に住む人達のうち「6.6人のうち1人が社長」というデータもあるほどです。
参考:港区の6.6人に1人が社長 社長が住む街トップは 「港区赤坂」~ 2023年全国「社長の住む街」調査 ~(東京商工リサーチ)
港区女子とは、こうした港区に居るハイスペック男性との恋愛や結婚を目指して日々活動しているキラキラ系女子達のことを意味しています。
基本的には自分自身が港区に住んでいるわけではなく、東京の別エリアや埼玉・千葉・神奈川といった都外からわざわざ港区までやってきて活動している点が特徴です。
玉の輿は普遍的な女の子の夢の一つと言えますが、特定の場所に一極集中して似たタイプの女子が集まってきたことでかつての「原宿系・渋谷ギャル・秋葉原オタク」のようなカテゴライズが誕生したと考えていいでしょう。
「ルーズソックスにガングロメイクの渋谷ギャル」や「チェックシャツを着てリュックを背負った秋葉原オタク」のように、港区女子にも時代を反映したロールモデルが当て嵌められる傾向もあります。
たとえば以下の記事では「同系統のワンピース姿でメゾンブランドのバッグを持ち、巻き髪スタイルにした」女子ばかりと語られています。
参考:今SNSで話題の「港区女子」ってどんな人たち? 周りを気にせず、大人の青春を謳歌してほしい(婦人公論.jp)
こうしたわかりやすいイメージ(偏見)の広がりが実態を超えて定着していくのも、時代の象徴であることの現れと捉えることができます。
元々は「港区おじさん」という言葉が先にあった
港区女子という言葉の発祥は「東京カレンダー」にあるとされています。
東京カレンダーでは元々は港区のセレブ男性達を「港区おじさん」と呼んでおり、そのおじさん目当てに出没するようになった女子達を合わせて「港区女子」と名付けたという経緯があります。
言葉の発祥時点から「セレブおじさん狙いのパパ活女子」を揶揄するようなニュアンスが込められていたことは非常に重要です。
実際に東京カレンダーでは「港区女子」を特許申請すると共に同名のWEBドラマを制作し、そこで「港区の闇を描く」とのテーマを掲げています。
その後も同路線の記事やコミック作品などが継続したことで、港区に集まる女性達に対するスキャンダラスな視線が注がれる基盤が築かれていったと言えるでしょう。
参考:1億6000万円を荒稼ぎするパパ活女子も…「港区女子=高級寿司店にいるヤバい女」に変わった最大のきっかけ(プレジデントオンライン)
「ヒルズ族」や「シロガネーゼ」に繋がる要素もある
港区に集まる人々を言い表したワードは時代によって定期的に更新されています。
たとえば「港区おじさん」の前身には六本木ヒルズにオフィスを構えるセレブ経営者達を示す「ヒルズ族」という言葉がありました。
また港区の中でも特に白金や白金台に暮らす専業主婦を「シロガネーゼ」と呼んで、日本における成金セレブのイメージを強力に形作っていったことも忘れてはいけないでしょう。
港区女子もまたそうした港区を巡る嫉妬や羨望の視線が生み出したものであることは間違いありません。
ただしヒルズ族やシロガネーゼがお金持ちそのものを示していたのに対して、港区女子は外部からそこに入り込もうとする存在である点が今までとは異なる要素となっています。
簡単にまとめるなら、港区女子とは「地方に暮らす庶民の女の子が必死に着飾って、ヒルズ族を攻略してシロガネーゼになろうとする」現代のおとぎ話を端的に表現した言葉と受け取ることもできるでしょう。
今から港区女子を目指すのはアリ?その方法はある?
どんなにネガティブな側面を語られたとしても、玉の輿を掴むシンデレラストーリーのために港区女子を目指すことには抗いがたい魅力があります。
ここからは今から港区で婚活を始めて、果たして勝算はあるのかどうかについて検証していきます。
現在は悪目立ちしているためリスクが高い
現在、港区でのパパ活やセレブ狙いの婚活をする女性に対する風当たりはかつてないほど厳しくなっています。
理由としてはパパ活女子による詐欺事件がセンセーショナルに報道されたことや、出会いの拠点として使われることも多い「ギャラ飲みラウンジ」が摘発を受けたことなど多岐に渡ります。
またSNSでたびたび炎上する若い女性による迷惑行為がすべて「港区女子がまたやらかした」といった形で面白おかしく拡散される状態になってしまったことも見逃せないポイントです。
若い女性を叩きたい層にとって「パパ活で楽をして稼いでいる連中」というレッテルは好都合なので、港区を拠点に婚活をしているだけで内容に関わらず叩かれるリスクは存在することになるでしょう。
そうした事態を考慮すると、今から港区での婚活市場に飛び込んでいくリスクは非常に高いと言わざるを得ません。
ハイスペ婚を夢見るなら最適解であることは確か
どんなに港区女子を叩く風潮が強いとしても、港区に社長クラスの優良物件が集まっていることもまた紛れもない事実です。
ハイスペック男性との出会いを模索するなら、たとえ大きなリスクを負ってでも港区をメインに婚活をするべきという考え方もまた否定できないものではあります。
とはいえハイスペック男性のほとんどは港区のパーティーで出会った相手とはあくまで遊びで済ませて、結婚までは意識しない傾向にあります。
最近はコンプライアンス強化やハニートラップ対策として、パーティー経由で知り合った女性との関係に慎重になるハイスペック男性も増えています。
パーティーに参加しても以前ほど簡単に繋がることはできないので、リスクとリターンが見合っているかどうかは十分に検討するべきでしょう。
今はラウンジよりもデートクラブやプロダクションの方が有利
少し前まではギャラ飲みを開催しているラウンジに所属するのが港区で行われるセレブパーティーに入り込む最善の方法でした。
しかしギャラ飲みやラウンジに対する認識が悪化したのを受けて、ラウンジ所属は必ずしも有効ではなくなってきています。
代わりに浮上してきているのが高級デートクラブ(交際クラブ)やコンパニオン派遣を行う小規模芸能プロダクションへの所属です。
ラウンジよりも入会のハードルはかなり高くなりますが、所属先がしっかりしているほど港区のセレブからは声をかけてもらいやすくなるでしょう。
一般男性が港区女子と恋愛することは可能?
最後に、果たして一般男性は港区女子からまったく相手にされないのかについても検証してみましょう。
港区女子にとってはお金がすべてと思われがちですが、実はそうとも言い切れない部分もあります。
もちろん港区での活動に疲弊してしまった「元・女子」にとっても一般男性と恋愛する可能性を改めて検証することには大きな意味があるはずです。
港区女子が本当に求めているのはお金ではなく「安定」
港区に集まる女性達はお金だけを求めているわけではありません。
お金はあくまで「安定を生み出す力」であって、相応の経済力を持った男性なら何も港区のハイスペック男性だけに限定する必要はないと言えるでしょう。
ただし港区でのセレブパーティーに慣れきってしまうと感覚が麻痺してしまい、世間一般レベルの安定力ではやはり見向きもされないこともあります。
その辺りは女性側の年齢による差が大きく、20代であればセレブへの夢にこだわり続けるのも仕方のないところではあるでしょう。
逆に言えば20代の終わり頃や30代に入ってくると一気に夢から醒めて現実路線にシフトを始める元・女子が増えていくことになります。
港区を「卒業」しようとしているタイミングは狙い目
年齢の壁を感じたりセレブ達の虚飾に満ちた世界に嫌気が差してくると、一定の女子は港区からの卒業を模索するようになります。
このタイミングではむしろセレブとは別の魅力を持つ一般男性の方を強く意識した状態になるため、そこで知り合うことができれば急接近できる可能性は高いでしょう。
ラウンジやデートクラブを通じて港区で活動していた女性がそのコミュニティから抜け出して新しい出会いを求める先は、多くの場合マッチングアプリになります。
特に本格志向のタップルやゼクシィ縁結びといった恋活系・婚活系マッチングアプリに降りてくるケースが多いので、元・港区女子を狙うなら利用料の高さは覚悟してそうしたアプリに登録するようにしましょう。
遊びの相手としては絶対に向かないので注意
港区から降りてきた女子とは真面目な恋愛や結婚前提の付き合いをすることが重要です。
セレブの遊びを堪能してきた元・女子にとっては一般男性が与える程度の遊びではまったく満足してもらえないので、他の女の子にするのと同じ態度で臨むと火傷をします。
SNSでの炎上事件を見てもわかるように、港区での常識に染まっている女性は一般男性には理解できないポイントで怒り出すこともあるので、付き合うなら本腰を入れて相手の感覚が落ち着いてくるのを待つ必要があります。
一夜の遊び相手などには絶対に向かないので、軽い気持ちで攻略しようとは思わないのが身のためです。
港区女子についてのまとめ
港区女子は現代日本の恋愛市場を象徴する存在です。やっかみを含めたバッシングも目立ちますが、その生き方にはリアルな現代女子の価値観と行動力が凝縮されているとも言えるでしょう。
とはいえ実際に成功を掴めるのはごく一部のみで、大半は世間ズレを起こしてしまい結局まともな恋愛からは逆に遠ざかる結果となります。
そうならないためにも、港区でパパ活や婚活をする際は同時に「卒業」への道筋もしっかり意識しておくことが大切になるでしょう。