センズリって何?語源の由来から使うべきシチュエーションまで解説
PR投稿日: 2023年11月13日 一人エッチ
性知識はなかなか表立って学べるものではありません。保健の授業がせいぜいで親に頼ることもできないので、ほとんどが独学になります。
そのため、個人間で知識の多寡に差がついてしまい、いつの間にか会話についていけないなんてことも。そんな方たちのために、本記事では性スラング「センズリ」について解説します。
語源、由来から使うべきシチュエーションなど、多角的にセンズリにアプローチ。その全貌をひも解いていきます。センズリを覚えて、周りとの差を少しでも埋めてしまいましょう。
センズリの概要
センズリとは、男性が自分で自分を射精に導く行為を指す言葉です。
そのため、基本的には馴染みのある「オナニー」や「自慰行為」と同じ意味の言葉と理解して問題ありません。
あまり一般的ではなく、社会の中で頻繁に使われている言葉ではありませんが、成人男性の中での認知度はおそらく70%を越えてくるでしょう。
使用頻度の低い言葉にも関わらず高い認知率を誇るのは、成人用創作物に拠るところが大きいと思われます。
なぜなら、成人用創作物の中では、オナニーや自慰行為の代わりにセンズリという言葉が使われることがそれなりにあるからです。
男性の場合、社会規範を乗り越えて若い内から成人用創作物に触れる機会が多いので、自然と覚えてしまうのでしょう。
逆に女性の場合は男性と比較するとそういった機会が少ないので、認知度は低いと思われます。
現代ではその限りではありませんが、主に男性による行為を指すものなので、女性の行為に対して使用するのは誤用に当たる可能性があるので注意しましょう。
下ネタの誤用を注意されるのは中々ダメージが深く、特に思春期の場合はその後の自分の立ち位置に影響が出てしまうかもしれません。慎重に使ってください。
また、上述したように、男性と女性の間で認知度に差があるので、一方的に使っても意思の疎通ができない場合があります。
センズリと言語学
ここではセンズリの理解を深めるために、少しだけアカデミックな視点からセンズリを掘り下げます。
知識が増えるのは良いことですし、もしかしたら、いつか子供と一緒に映画を見てる時にセンズリという言葉が出てきて、「どういう意味?」と問われるかもしれません。
説明の際にアカデミックな雰囲気を醸し出しておけば、気まずさが紛れます。
それでは、センズリの語源、由来や実際の用法について見ていきましょう。
センズリの語源、由来
センズリという呼び名は、一般的な男性のオナニー方法が由来です。
まず、自分の手を女性器に見立てて握るようにして局部を包み込みます。あとは、その手を上下に動かして射精まで導くだけです。
人によってはやり方が違ったりバリエーションが豊富だったりしますが、基本的な形はこのようになります。
この手の上下運動を「摺る(する)」と表し、射精まで摺った回数を「千」と例えます。
これが転じて「千摺り(せんずり)」、現代では「センズリ」とカタカナで表記するようになりました。
カタカナ表記なので西洋の言葉と勘違いしがちですが、純正の日本語です。
摺るとは「こする」という意味で、一般的に使われている「擦る」よりも軽くこする場合に使われます。
「千」という数字に関しては明確な理由がありません。1度の行為でこする回数は各々違うでしょうが、おそらく千回は言いすぎです。適当な大きい数字をあてはめただけだと思われます。
もしくは、この言葉が使われはじめた時代、回数を多く申告することで見栄を張るのが常態化していたのかもしれません。
なぜなら現代でも、すぐに射精してしまう人は軽んじられてしまう傾向があるからです。
センズリという言葉が、いつの時代から使われるようになったのかはハッキリしません。
諸説ありますが、江戸時代にはすでに存在していたとされるものが一般的に支持されているようです。
江戸時代の流行りものの1つとして川柳が挙げられますが、なんでも、その川柳の中でセンズリという言葉が使われていたとのこと。
「千摺りは 墨田の川の 渡し守 竿を握いて 川をあちこち」
上記の詩がその川柳とされていますが、出所が不明なので信憑性には疑問符がつきます。
こちらはあくまでも一説でしかないので、参考程度にとどめておきましょう。
センズリの使い方
語源、由来を学んだところで、続いては用法を確認しましょう。
センズリという言葉を実際に使う場合は、「する」「かく」「こく」という言葉が後ろに続きます。
これらは全て、動作を起こすことを表す言葉です。
そのため、「センズリをする」「センズリをかく」「センズリをこく」、いずれも「オナニーをする」という意味になります。以下、例文です。
「帰宅しても誰もいなかったので、ここぞとばかりにセンズリをした。」
「ここは公共の場ですので、センズリをかくのはお止めください。」
「センズリこきながら食事をすると、両手がふさがってしまう。」
先に述べたように「する」「かく」「こく」は同じ意味になるので、入れ替えても文章は成立します。
日常的に使われる言葉ではないので出番は少ないですが、一応頭に入れておきましょう。どこかで役に立つ時が来るかもしれません。
センズリを使うべきシチュエーション
ここまでセンズリについて学んできましたが、まだまだセンズリの入口です。基礎と言い換えても良いかもしれません。
ここでは、センズリという言葉を効果的に使うことができるシチュエーションを紹介します。これまでと比較すると実践的と言える内容です。
オナニーや自慰行為など代替できる言葉があるので、わざわざセンズリを使う必要はないと考える方もいるかもしれません。
しかし、適切なシチュエーションで適切な言葉を選択すると、人生はより豊かなものになっていきます。
言葉は確かに意思の疎通のためのものですが、時として、単なる理解を越えた影響をもたらしてくれるものでもあるのです。
仲間内で優位に立ちたい時
これは特に学生などの若い人にとって効果的な使い方です。
思春期の学生は性知識に関して発展途上にあります。しかし同時に、好奇心だけは旺盛です。
そのため、センズリという言葉を知らない可能性が高く、なおかつ、知らない単語が出てくれば敏感に反応してくるでしょう。この性質を利用します。
仲間内で下ネタの話をしている時に、おもむろにオナニーをセンズリと言い換えてください。
「昨日トイレでセンズリこいちゃったわ。」など単純なもので大丈夫です。
おそらく「え?あっそうなんだ?」と淡泊な反応が返ってきますが、気にせず「センズリしすぎて眠いわぁ」などと畳みかけてください。
その内、「ごめんセンズリって何?」という問いをしてくるので、そこで初めてセンズリの意味を教えてあげます。
重要なのは、自ら進んで「センズリって知ってる?」と切り出すのではなく、相手からの問いを待つことです。
教えてやるよ、という態度ではただの傲慢な奴になってしまいますが、相手の好奇心を利用した質問形式にすればその嫌らしさは消えます。
そして、質問した側はその時点で無意識に自分を下に置き、こいつには敵わないという順位付けをするでしょう。
先に述べたように性知識に敏感な年頃なので、この順位は大きな意味を持ちます。
この状態にまで持っていってしまえば、あなたの仲間内での地位は確立され、発言力も増してくるでしょう。
男性を辱めたい時
プレイ中にセンズリという言葉を利用するのも有効です。
認知度の話の時に少し触れましたが、成人用創作物ではセンズリという言葉がそれなりに使われています。
その使われ方は多様ですが、1つの特徴として、男性が辱められている状況で多く使われているということが挙げられるでしょう。
センズリという言葉は、
「みんなに見られながらセンズリこいちゃって恥ずかしくないの?」
「そんな必死にこすっちゃって、あなたをセンズリ大臣に任命してあげるわ。」
など、女性が男性を言葉責めしている時によく出てくるのです。
なぜこのようなシチュエーションで多く使われるのか明確な理由は判明していませんが、
おそらく、男性をより恥ずかしい気持ちにさせるのに効果的だからだと思われます。
口に出すとなんとなく響きがダサいので、男性はダサいことをさせられているという気分になるのでしょう。
もし、そういったプレイをする機会があった際には積極的にセンズリという言葉を使ってみてください。
もしかすると、普段見られないパートナーのかわいい顔を見ることができ、充実したプレイを楽しめるかもしれません。
センズリ以外のスラング
ここでは、豆知識としてセンズリと同じ、もしくは似た意味を持つ性スラングを簡単に紹介します。
シコる
男性の間で非常によく使われる言葉です。音数も少なく響きもポップなので、オナニー系の言葉の中でもかなりの人気を獲得しています。
耳を澄ませて男性の会話を盗み聞きすると、この言葉が飛び交っているかもしれません。
手を上下に動かした時の「シコシコ」という擬音が由来となっています。
マスをかく
マスターベーションの「マス」と、動詞の「かく」をくっつけた言葉です。こちらはセンズリ同様あまり日常では使われませんが、英語が使われているので少しオシャレな感じがします。
オシャレ男子がファッション感覚で使っているのでしょう。聞きたい人はオシャレ男子にターゲットを絞ると良いかもしれません。
ズリセン
センズリを逆さにした「ズリセン」という言葉もあります。先輩を逆さにした「パイセン」、一服を逆さにした「プクイチ」などの言葉と同じ手法です。
パリピやヤンキー文化との親和性が高い言葉なので、そういった場面で聞くことがあるかもしれません。
セルフプレジャー
こちらは主に女性の自慰に使われている言葉です。日常会話で使うというより、文字で使われることが多くなっています。
抽象度の高い言葉ですが、1度意味を知れば忘れられないくらい幸せそうな言葉です。
女性誌や各メディアで積極的に使われている言葉なので、近年生まれたにも関わらずそこそこの認知度を誇ります。
まとめ
以上でセンズリに関しての解説は終了になります。
単なる下ネタではありますが、きちんと調べてみると語源や意味があって興味深いものです。
最後に注意になります。
性スラングはたくさん存在しますが、センズリはその中でもあまり使われることのない言葉です。覚えたからといって、むやみやたらに乱用するのはやめましょう。
効果的に使える場面や意味を問われた時など、きちんとシチュエーションを見極めて使わないと、白い目で見られてしまう可能性があります。