AV女優のセカンドキャリア5選!女優に転身して成功したAV女優も紹介
PR投稿日: 2023年10月12日 AV女優

長期に渡って活躍するAV女優も増えてきましたが、どんなに高い人気を誇り、活躍したAV女優にも引退の時は必ずやって来ます。
引退したAV女優の進路は多岐に渡りますが、AV女優の認知度や社会的な地位が向上していく中で、第2の人生の舞台として芸能界を選ぶ元AV女優が増えてきています。
本記事では、現状のAV女優の実態やセカンドキャリアとして多い職業から、映画やテレビドラマの世界に飛び込んで成功をつかみ取った元AV女優のサクセスストーリーまでをお伝えしていきます。
AV女優の現役寿命が延びた理由
かつてはAV女優の現役寿命が非常に短く、2~3年程度で引退してしまう人がほとんどでした。息の長い人でも5~6年程度といったところです。
しかし時代が進むにつれ、長く現役を続けるAV女優も増えていきます。
長期にわたって安定して作品をリリースし続け、デビュー10周年、15周年といった大きな節目を迎える人も珍しくはなくなってきました。
なぜ、AV女優の現役寿命が延びたのでしょうか。いくつかの理由が考えられます。
熟女AVの人気
以前の熟女AVは、ごく一部のマニアだけが購入するニッチなジャンルであると考えられてきました。
また、熟女AVに出演する女優はそのジャンル専業の人たちばかりでした。
現在も熟女AV専業の女優は存在しますが、その一方で、一般的なAVに出演していた女優が、年齢と経験を重ねて、熟女AVに出演するというケースが増えてきたのです。
これにより熟女AVのクオリティが上がり、生粋の熟女マニア以外にも楽しみやすい作品が増えていきます。
今では熟女AV専門のメーカーやレーベルも存在するほど、人気ジャンルの一つとして市民権を得ています。
熟女AV人気の高まりと、若くしてデビューしたAV女優が熟女として活動し続けられるようになったことが、AV女優の現役寿命を延ばしたと考えられます。
AV女優の地位向上
AV女優の引退理由として昔から多いのが、AV女優として活動していることを家族や友人、兼業で働いている場合は勤務先などに知られてしまう「身バレ」です。
かつては、AV女優として活動しているのは恥ずかしいこと、親しい人に知られてはいけないことであるという負のイメージが社会に定着していたのです。
そのため、身バレしてしまう前にお金を稼いで、早く引退してしまおうと考える人が多かったことも、現役寿命の短さの一因でした。
現在も身バレのリスクそのものは消えていません。それどころか、インターネットやSNSの普及によって、個人情報を特定される危険性は以前よりも増しているとさえ言えます。それでもAV女優を長く続ける人が増えてきたのは、AV女優という職業に対する、社会のイメージが変わってきたからだと考えられます。
1990年代ごろから、元AV女優がテレビ番組などでタレントとして活動したり、ライターやコラムニストとして文筆の才能を発揮するケースが増え始めます。
2000年代に入ると、現役のAV女優がさまざまなメディアやイベントに出演するようになり、AV女優のタレント化、アイドル化が進んでいきます。
さらに近年では、AV女優がSNS上でファッションアイコンやインフルエンサーとして、若い女性たちから支持されるという現象も起きています。
AV以外のメディアでAV女優の姿を目にする機会が増えたことにより、AV女優は一つの立派な職業として捉えられるようになっていきました。
AV女優の地位が向上したことにより、現役を長く続ける女優も増加してきたと考えることができるでしょう。
AV女優の活動範囲の拡大
2つめの理由とも関連していますが、AV女優や元AV女優の活躍の場が広がったことにより、AV女優として活動しながら、並行して異業種で仕事をするという選択肢も生まれてきました。
経済的な理由でAV女優への道を選ぶ人も少なくありませんが、AV以外の仕事で安定した収入が確保できれば、AV女優としての活動も余裕を持って続けることができます。結果的にAV女優として現役でいられる期間が長くなるというわけです。
このように、AV女優として働きやすい環境が整備されてきたことが、現役寿命の延長に繋がったと考えられます。
とはいえ、AV女優という職業の性質上、生涯現役を貫くことは容易ではありません。どれほど高い人気を誇った人でも、いつかは現役生活に別れを告げる時がやってくるのです。
人気のあるAV女優の場合、引退することを公表したり、引退記念作品が発売されるなどして華々しく送り出される人もいますが、このような人は、AV女優全体から見るとごく一部にすぎません。
ほとんどの女優は、新作のリリース間隔が徐々に長くなり、フェードアウトするような形で、ひっそりとAVの世界から去っていくのです。
AV女優のセカンドキャリア5選
ここからは、AV女優の引退後について考えてみましょう。引退後の進路として、代表的なものは以下の通りです。
1.風俗業界
元AV女優が、ソープランドやデリバリーヘルスといった風俗店で働き始めるケースは多く見られます。
その理由は、AVの現場で身に着けたテクニックが活用できることです。
雇用する風俗店としては、知名度の高い元AV女優が所属することで大きな宣伝効果が期待できます。
お客さんの側も、ルックス、テクニックともに一流の元AV女優からサービスが受けられることは大きな魅力です。特にその女優のファンだった方にとっては、まさに夢のような体験でしょう。
AV業界(裏方)
映像作品であるAVの制作は、多くのスタッフによって支えられています。現役を退いた元AV女優が、制作スタッフの側に回るというケースも意外と多く見られます。
これも風俗嬢と同じく、AV女優としての経験が活用できる進路と言えるでしょう。
また、AV女優として出演している間に、スタッフの働きぶりを見て興味を持ったという場合もあるようです。
具体的な職種としては、監督、ヘアメイク、シナリオライター、マネージャー、AVメーカーの広報などが挙げられます。
文筆業
文才に恵まれた元AV女優は、その才能を生かしてフリーライターやコラムニストに転身するケースがあります。
自身の生い立ちや経験を赤裸々に綴ったエッセイや、AV業界の内情や裏話、日常の出来事など、執筆する内容はさまざまです。
小説家や脚本家として、フィクションの創作を手掛けている人もいます。
芸能界
現役または元AV女優が、テレビなどのメディアでタレント活動するケースが増えてきたことは、既にご説明しました。
同時に、元芸能人がAVデビューすることも珍しい出来事ではなくなってきています。芸能界とAV業界は完全な別世界であるというイメージや、AVデビューした芸能人は二度と芸能界にカムバックすることができないというイメージは、もはや過去のものになりつつあります。
現役のAV女優とグラビアアイドルで構成されたアイドルグループ「恵比寿マスカッツ」などは、AV業界と芸能界の垣根が取り払われた時代の象徴的な存在と言えるでしょう。
その他
性産業や表舞台から完全に身を引き、一般人となる人も当然ながら大勢います。一般企業へ就職する人、結婚して家庭に入る人も珍しくありません。
女優に転身したAV女優の草分け及川奈央
AVと芸能界の垣根が低くなったとはいっても、元AV女優が映画やテレビドラマの世界で女優として成功するのは決して簡単ではありません。
過去の経歴がネックとなって起用が見送られたり、出番の少ない小さな役しか与えられなかったり、水商売の女性役や被害者役、お色気シーンの担当など配役が偏っていたりと、高いハードルがあります。
及川奈央さんは、そんな逆境を乗り越えて、女優としての成功をつかみ取った元AV女優の代表格と言えるでしょう。女優に転身した元AV女優といえば、最初に彼女の名前を思い浮かべるという方も多いのではないでしょうか。
2000年に『みつばちの悪戯』(宇宙企画)でAVデビューした及川さんですが、意外なことに当初はヒット作に恵まれず、デビュー1年目の出演本数はわずか5本にとどまっています。
翌2001年ごろから出演作品が増え始め、ソフト・オン・デマンドやムーディーズなど、インディーズメーカーの作品にも積極的に出演するようになると出演本数は一気に増え、人気・実力ともにAV界を代表するトップ女優へと駆け上がっていきます。
及川さん本人は明確にはAV引退を表明していませんが、2004年を最後にAV出演を終了し、事実上の引退状態となります。5年間の活動期間中に発売された作品は、実に80本以上にのぼります。
AV女優時代からVシネマなどには出演していましたが、及川さんが本格的に女優として活動し始めたのは2007年ごろからです。テレビドラマの中でも特撮番組への出演が多く、『牙狼-GARO-』(2005年)や『ULTRASEVEN X』(2007年)にゲスト出演しています。
及川さんが出演した特撮番組の中で、特に知名度と人気が高いのは「スーパー戦隊シリーズ」の第32作目、『炎神戦隊ゴーオンジャー』でしょう。
本作で及川さんは、地球環境を破壊しようとする悪の組織ガイアークの幹部「害水大臣ケガレシア」を演じました。露出度の高いコスチュームに身を包み、「~でおじゃる」という平安貴族のような語尾で話す個性的なキャラクターです。
スーパー戦隊シリーズに出演した元AV女優は及川さん以前にも何人かいますが、悪役ながらも愛嬌があり、憎めないキャラクターのケガレシアは、その中でも特に高い人気を誇ります。ファンからは現在でも親しみを込めて「ケガレシア様」と敬称で呼ばれ、愛されています。
及川さん自身もゴーオンジャーとケガレシアには強い愛着を持っているようで、ゴーオンジャーの劇場版や、ゴーオンジャーがゲスト出演する後続作品にも積極的に参加しています。2018年には、テレビ放送10周年を記念して制作されたVシネマ『炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX』に出演し、変わらぬ美しさと演技でファンを喜ばせました。
また、及川さんは映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』(2009年)に怪人「蜂女」役で出演しています。ウルトラマン、スーパー戦隊、仮面ライダーの、いわゆる「三大特撮」全てに出演経験のある俳優は徐々に増えてきていますが、元AV女優としては史上初の快挙でした。
特撮以外では、NHKの大河ドラマ『龍馬伝』(2010年)への出演が大きな話題を呼びました。近年の大河ドラマはお笑い芸人やプロレスラー、声優など、キャスティングの幅が広がってきてはいますが、コンプライアンスに厳しいイメージのある公共放送の、看板番組とも言える大河ドラマに、元AV女優の及川さんが出演したことは大きなインパクトがありました。
その後も数多くの映画やドラマ、舞台などで活躍し、現在でもファンを魅了し続けています。
まとめ
AV女優から女優へと転身した代表例として及川奈央さんをご紹介しました。AV女優の社会的地位が向上し、芸能界への進出が一般的なものとなっていく上で、及川さんの功績は、黒木香さんや飯島愛さんといった先駆者たちと並んで、非常に大きなものだったと言えます。
そして、これからも及川さんたちが切り開いた道を通って、タレントや女優としてスターへの階段を駆け上っていくAV女優たちが現れることでしょう。