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正しいオナニーの起源!オナニーの歴史を掘り下げて本質を解明

PR更新日: 2025年01月20日

正しいオナニー マスターベーション

オナニーは我々の生活に欠かせないものですが、同時にあまりに日常的過ぎるものでもあります。そのため、あまり深く考えることがありません。しかし、一度立ち止まってみると非常に興味深いものです。

一体何のために存在するのか、セックス以外での射精に意味はあるのか。様々な疑問が浮かんできます。

本記事は「正しいオナニー」をテーマに、その不思議な行為を解剖していきます。

そもそも正しいオナニ-とはなんなのか

正しいオナニーについて考えるとき、多くの人がその方法のことだと思うでしょう。
膣内射精障害にならないための方法や、包茎の人のオナニー法などのことです。
もちろん大事なことですが、これらはあくまで、「現代においての正しいオナニー」という枠の中での話でしかありません。

ここでの正しいオナニーとは、オナニー本来の価値観や目的に沿ったオナニーのことです。そのため、本記事では具体的なオナニーの方法は紹介しません。

正しいオナニーを定義するために、「起源」「語源」「オナニー日本史」という3つの視点からオナニーを掘り下げ、オナニーの本質を追求していきます。

オナニーの起源

はじまり

正しいオナニーを定義する上で、起源に触れることは避けられません。
人々は往々にして、起源に正しさを感じるからです。
〇〇発祥の地という言葉をめぐって争う人々などはその象徴になります。
彼らは起源を主張して、その正しさを証明しようとしているのです。

ここでは、オナニーを起源という視点から探っていきます。

オナニーに関する2つの説

最近の研究でオナニーの起源に関する興味深い言及がありました。
曰く、オナニーは4000万年前からおこなわれていたとのこと。

オナニーに対する研究は盛んですが、その大半は快楽目的や精神の問題という結論でした。そのため、生物学的な側面からのオナニーの意味については、これまであまり語られていません。

そんな現代のオナニー学に一石を投じたのが、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのマチルダ・ブリンドンが率いるチームです。
彼らは、オナニーの起源を進化生物学に則って解き明かそうとしました。
その結果、4000万年前に存在した猿や類人猿の先祖などの霊長類が、既に自慰を行っていた可能性があると判明したのです。

チームは、オナニーは単なる快楽目的や精神の問題ではなく、生存に関して利点があったと推測します。
そして、2つの仮説を提唱しました。それが「交尾後の淘汰説」と「病原体回避説」です。

1.交尾後の淘汰説

「交尾後の淘汰説」の中にはさらに2つの説があります。

1つ目はざっくり言うと、交尾の前にあらかじめオナニーしておくというものになります。
重要なのは、オナニーと言っても射精まではしないことです。

古代では強いオスに絶対的な権力があったので、弱いオスは交尾の最中にメスを奪い取られかねませんでした。
奪い取られてしまうと、交尾の目的である受精は叶いません。
そこで、あらかじめ寸止め状態にしておいて、始まったらすぐ射精という形を取ったのです。
スムーズな射精により強奪の隙をなくせば、受精まで辿り着くことができます。

2つ目は精子の品質保持のためです。
精子は新しいものほど活発で、受精の可能性が高くなります。
そのため、古い精子は排出しなくてはなりません。その方法としてのオナニーです。

この2つはいずれも、古代の霊長類が受精の可能性を高めるために編み出したオナニーになります。

2.病原体回避説

「病原体回避説」は「交尾後の淘汰説」より単純です。
その目的は尿道の洗浄になります。

現代でもたびたび問題になる性感染症ですが、それは古代でも同じだったようです。
古代の霊長類は性感染症の蔓延を防ぐためにオナニーをしていました。
精子と一緒に病原体を体外へ排出するためです。こちらは、受精とは直接の関わりはありません。

起源から見るオナニー

オナニーは現代では忌避されてしまっています。
それは先に述べたように、単なる快楽目的や精神的な問題で、種の保存という本来の目的とはずれていると考えられているからです。

しかし仮説を踏まえると、元々は生存競争のためのものだったという異なる事実が見えてきます。
これは、正しいオナニーというものを定義するときには無視できない要素の1つです。

参考:「自慰の起源は4000万年前ーその進化上のメリットが明らかに」―元論文

オナニーの語源

オナニーの準備をする男

日常的になんとなく使っている言葉でも、由来を気にすることはあまりありません。
それが普段使わない卑猥な言葉であれば尚更です。

ここでは正しいオナニ-を理解するために、その語源を解説していきます。

オナン

オナニーの語源に深く関係しているのが、オナンという人物です。
旧約聖書の登場人物になります。

ユダの子であるオナンは、神の処刑により兄であるエルを早くに亡くしました。
それだけなら構わないのですが、問題は兄には嫁がいたことです。
オナンは、ユダから子孫を残すために兄の嫁タマルとの結婚を命じられます。
しかし、タマルとの子を授かったとしても、それは兄であるエルの子として扱われてしまうのです。

これを不満に思ったオナンは、セックスの際に中出しをしませんでした。
射精寸前で局部を抜き、地面に向かってそれを放出したのです。現在で言う膣外射精になります。
このオナンの膣外射精が転じて、オナニーと呼ばれるようになりました。
ちなみにオナンはこの後、神の意志に反するとされ処刑されています。

語源から見るオナニー

単独で射精すること、それこそが我々現代人にとってのオナニーです。
しかし、語源までさかのぼると、実はオナニーとは膣外射精の意味だと判明します。

言葉は変化していくものですが、正しい言葉の使い方に敏感な人は多いです。
特にビジネスシーンでは、使い方を間違えると謝罪にまで追い込まれてしまうことも少なくありません。
その価値観に則れば、正しいオナニーとは膣外射精を意味することになります。

オナニー日本史

歴史

グローバル化の波が激しい昨今ですが、それでも心に大和魂を秘めている人はたくさんいるでしょう。

起源、語源とオナニーについて解説してきましたが、ここでは日本におけるオナニーの歴史について探りたいと思います。

奈良時代と性玩具

江戸時代の書物に、オナニーに関する言及があります。
それは、奈良時代の女性は既に道具を使ってオナニーしていたというもの。

書物によると、元々中国で水牛の角を使ったオナニーが行われていて、その文化が奈良時代の日本に伝わったそうです。
水牛の角を男性器の形に加工して利用していたとの記述があるので、現在と玩具と同じような使われ方かと思われます。
歴史の授業では習わない、遣唐使の隠された功績です。

参考:女性用おもちゃは奈良時代からある

また、鎌倉時代の書物にもこの時代のオナニーに関する言及があります。
こちらは少しショッキングな内容です。

奈良の大仏を作った有名な聖武天皇の娘である称徳天皇。
彼女は道鏡という僧侶に入れ込んでいました。
しかし、道教も忙しいので毎日彼女の相手はしてられません。
そこで、自分の代わりにと与えたのがなんと山芋です。

彼女は与えられた山芋を道鏡だと思い、それでオナニーをはじめました。
毎日繰り返すうちに、事件が起きます。
山芋が彼女の中で折れてしまい、取り出せなくなってしまったのです。

彼女はそれが原因で、大きな病を患ってしまいます。
ある時、それを取り出せると豪語する人物が現れますが、それも失敗。
結局、局部が腫れあがってそのまま衰弱、死亡に至ります。

これはもちろん風説で、彼女を貶めるための噂話の類です。

参考:お気に入りの僧侶を天皇にしようとした女性天皇が日本史からパタリと消えたワケ

江戸時代とオナホール

江戸時代は日本における「性の高度成長期」と言えます。
その証左として挙げられるのが、四つ目屋です。

四つ目屋は、江戸時代に存在したアダルトショップ。
性に関係のある薬品や器具を取り扱った専門店です。
数々の媚薬や、先に登場した牛の角などが売られていました。

その中でも注目なのがオナホールです。
近年、スタイリッシュなオナホールが性旋風を巻き起こしたのは記憶に新しいですが、なんと江戸時代には既に存在していました。

「吾妻型」と呼ばれるそれは、丁子と肉桂という植物を材料にしたもの。この植物を粉にしてお湯で練って、女性器の形に整えたそうです。
江戸時代の人は、これに男性器を突っ込んでオナニーしていました。

あらためて考えてみると、オナホールは現代より昔の方が必需品と考えられます。
なぜなら、昔は交通の便が悪かったからです。
遠出する際には、長い間家を空けなくてはなりません。
そんな時、寂しい思いを紛らわすためにオナホールを使っていたのでしょう。

日本から見るオナニー

日本のオナニーの歴史を調べてみると、道具との関係が深いことがわかります。

現代では下手すると邪道と言われてしまう道具オナニーですが、実は由緒正しきオナニー方法だったのです。

これは伝統を重んじる人たちにとって、無視できない事実でしょう。

正しいオナニー

結論から言うと、正しいオナニーは人それぞれ違います。

オナニーには真理が存在しません。
ここで言う真理とは、万人が共有できる絶対的な価値観です。
真理があれば、そこからずれたオナニーを正しくないオナニーと定義できます。
しかし、今回のようにオナニーをひも解いてみても、その価値観は統一されていません。
正しくないオナニーを定義できない以上、正しいオナニーも定義できません。

原理主義者の方は、起源である「交尾淘汰説」や「病原体回避説」こそが正しいオナニーであると触れ回るのもいいでしょう。
はたまた神を信じる方は、かたくなに膣外射精をオナニーと呼び続けるかもしれません。
日本文化を愛する人は、道具オナニーの正当性を後世に伝えるのも1つの手です。

正しいオナニーとは皆さんの心の中にあるもので、それは何人にも侵害されるべきものではありません。

まとめ

ここまで、正しいオナニーについての情報をまとめてきました。

日常的に行われているものですが、こうしてあらためて考えてみると違った側面が見えてきます。
時代や場所により形や目的は違えど、連綿と受け継がれてきたものなのです。

現代においては語るのもはばかれる状態ですが、各々が心の中の正しいオナニーを大切にして、充実したオナニーライフを送ってください。

最後に注意になりますが、先に述べたようにオナニーの価値観は人それぞれです。

間違っても自分のオナニー観を他人に押し付けることだけはおやめください。

争いの火種になってしまいます。