パーソナルスペースが近い男には理由がある!男性心理の真実を公開
PR更新日: 2023年09月23日 出会い
現代社会では目には見えないお互いのパーソナルスペースを尊重することで、安全性とプライバシーの保たれた生活を送っています。
しかし世の中には異様に距離感の近い馴れ馴れしい人というのも存在します。
そんな人に困惑させられた経験を持つ人は私だけではないはずです。
同性同士や立場の近い相手同士なら妙にベタベタしてくるタイプの人という程度で済みますが、女性など特定の相手に対して奇妙に急接近してくる男性はさまざまな人間関係の問題を引き起こすことがあります。
私はそれが恋愛の始まりに繋がったという報告を受けたこともあれば、深刻なセクハラやパワハラの入り口になっていたケースを目撃したこともあります。
そのため特に女性の安心のためにはパーソナルスペースに急に侵入してくる男性が持つ心理を把握しておくことは非常に重要となるでしょう。
この記事ではパーソナルスペースについての基本的な解説と一緒に、主に女性に対して急に距離を縮めてくる男性心理のタイプを分類していきます。
男性に不用意に急接近されて困った経験を持つ方はぜひ参考にしてみてください。
男性と女性の距離感に対する感覚の違いとは?
現在の日本社会では何となく「他人に踏み込んで欲しくない距離感」といった意味合いで使われることも多いパーソナルスペースという言葉ですが、本来は心理学・文化人類学・近接空間学といった学問において使われている専門用語です。
アメリカの文化人類学者であるエドワード・T・ホールは1966年に行った研究の結果、パーソナルスペースを以下の4つに分類しています。
- 密接距離(家族や恋人といった親しい相手にだけ許す距離)0cm~45cm
- 個体距離(お互いの表情を確認しながら会話できる程度の距離)45cm~1.2m
- 社会距離(机を挟んだ商談など社会的に必要な場面で取られる距離)1.2m~3.5m
- 公衆距離(会場での講習会のように公共での対話で取られる距離)3.5m以上
参考:パーソナルスペースから学ぶコミュニケーション法:医療法人社団平成医会
このうち人間関係や恋愛でよく話題にされているのは「個体距離から密接距離への変化」についてと考えていいでしょう。
つまりは友人や同僚といった通常は個体距離で対応する立場でありながら、親しい人にしか許していない密接距離に急に入ってくる相手のことを俗に「パーソナルスペースが近い人」と表現しているわけです。
そして適切な距離感を判断するための要素には個人差や文化差といったものだけでなく、男女の性差も大きく影響していることが知られています。
そのため男女における感覚のすれ違いこそが、距離感が起こす恋愛や人間関係を巡るさまざまな問題の根本的な原因と考えることができるでしょう。
実は女性よりも男性の持つパーソナルスペースの方が広い
普段から男性の接近を警戒している女性の方が、他人に踏み込まれたくない距離は広く取られていると勘違いしている人は少なくありません。
しかし実際には女性よりも男性の方が、他人を警戒する範囲は広いとされています。
また女性は同性間での接触にそれほど違和感を持たないのに対して、男性は特別な関係でない限りは同性間で手を繋ぐといった行為はあまり行わないといった特徴があります。
つまり男性は相手が異性であれ同性であれ距離を取りたがるのが普通であり、他人との距離が近い男性というのはそれだけで少し変わった存在であると見ることができるでしょう。
男性心理の中には「警戒するべき方向」が組み込まれている
女性のパーソナルスペースは自分を中心にほぼ球状に広がっているのに対して、男性のそれは前後に長く横に短い楕円形になっているとされています。
これは大半の男性にとって「前後を広く警戒する」ことが深層心理に深く刷り込まれている事実を指し示しているといえるでしょう。
男性の注意領域が前後に向けて伸びているのは遠方にある危険をいち早く察知し、周囲の仲間や家族を守るためと考えることができます。
獣や敵に襲われることが滅多になくなった現代社会においても、たとえば家族連れの男性は妻や子どもがクルマに轢かれないようにと遠くを常に警戒しながら歩いているものです。
そもそも多くの女性が長身の男性を好むのも周囲を警戒する能力の高さを本能で評価しているからと見ることもできるでしょう。
つまり男性にとって広い警戒範囲を持つことは、男性本来の魅力のアピールにも繋がる要素となっているわけです。
相手の近くに極端に寄っていく男性には何かしらの理由がある
警戒できる範囲の広さが男性が持つ本能的な魅力の一部だとするなら、それを敢えて封印して相手との距離を詰めていく男性には何か特別な理由があると考えておいた方がいいでしょう。
それはたとえるなら体毛を剃ってツルツルの肌を作る男性や、わざと筋肉や骨格の印象を薄めるフェミニンなファッションを好む男性にも通じる特徴といえます。
意図的にそうしているのか自然とそうなってしまうのかは個人の事情によって異なりますが、そこに秘められている心理を把握することは接近される側にとって非常に重要な意味を持ちます。
特に若い女性の立場からすると、急に距離を詰めてくるタイプの男性をどう認識するべきなのかは複雑な問題です。
相手に悪気がないのに勝手に恐怖を感じてしまい気まずい関係になってしまうこともあれば、逆に一方的に好意を期待してしまい失敗するケースもあるでしょう。
このような男女の微妙な距離感を巡るトラブルを避けるためには、他者との距離が近くなりがちな男性の心理に何が起きているのかをしっかり学んでおくことが大切になります。
女性に対して近い距離を取る男性心理とは?
ここからはより具体的に、女性に対するパーソナルスペースが近い男性が何を考えているのかについて6種類のパターンに分けて解説していきます。
距離の近い男性のすべてが以下のパターンに必ず当てはまるわけではありませんが、大まかな傾向を掴むヒントとしては十分に役立つことでしょう。
1.普段からスキンシップを取る女性の家族が多い
悪気がないパターンの代表は「そもそも普段から女性との距離が近い」タイプになります。
女きょうだいが多かったり、親族や近しい間柄で常にスキンシップを取っている女性が存在している男性は他の女性に対しても自然と距離が近くなる傾向にあります。
普通は学校生活などの成長過程で社会的に許される男女の距離感を学び直していくものですが、地方の狭いコミュニティで育っていたりすると機会に恵まれないことも決して珍しくありません。
また特殊なケースではありますが、子どもの頃からモテすぎていて自然と他者との距離感が乱れている男性というのも稀にですが存在します。
2.自己評価が高く他人に対して鈍感
極端に自己評価が高く、相手に拒絶を示されてもお構いなしに接近していくタイプの男性もいます。
このタイプは自意識過剰と他者の気持ちに対する鈍感さがセットになっているため、まともに付き合うと非常に苦労させられる性格をしていることもあります。
ただし自信に満ち溢れていて他人を気にしない性格は、何か大きな事業を成し遂げるのには最適であることも確かです。
そのためこのタイプの男性は他人を引き寄せやすくもあり、それがさらに本人の自己評価を増長させていくことにもなります。
しかし若いうちはともかく、社会的な成功を収めたあとも同じように相手の気持ちを無視して踏み込んでいくようだと、このタイプの男性はやがてはセクハラ・パワハラの権化になっていくと見ておくべきでしょう。
3.距離を詰めたコミュニケーションのメリットを熟知している
コミュニケーション能力に特化した男性は、訓練と計算によって自分のパーソナルスペースをコントロールしていることがあります。
一般的な男性は他者に接近することを本能的に避けるようにできているわけですから、逆に敢えて近い距離でコミュニケーションを取ることは他の男性を出し抜くテクニックとして有効に機能することにもなります。
一番わかりやすい例は女性を口説くナンパ師や詐欺師です。
ナンパ師や詐欺師は初対面の相手の密接距離まで一気に近寄ってから会話を始めますが、それは10人のうち9人に拒絶されても1人の「カモ」を見極めることができればいいという冷徹なテクニックといえるでしょう。
どんな人間も密接距離への侵入を一度でも許した相手には以降の警戒心が緩んでしまうため、無遠慮に懐に入ってこようとする男性は最初の段階で必ず拒絶することが重要です。
4.相手に合わせて自分の態度を変えることに否定的
相手が女性や見知らぬ他人だからといって、自分の態度を変えたくないと頑なに考える男性も存在します。
このタイプの男性には「会話はお互いに目を合わせて手の届くくらいの距離で行うべき」といった信念があり、それを相手によって変えるのを極端に嫌がるのが特徴です。
たとえ相手が若い女性で近さに怯えているのだとしても、自分の信じる距離こそが正しいのだから仕方ないという心理がそこには働いています。
常に確固たる価値観の中で仕事を続ける職人系の男性は、どうしてもケースバイケースで柔軟な対応を取ることを苦手とする傾向があります。
このタイプの男性は頑固ではあっても悪意があるわけではないので、物怖じせずに対応するようにしましょう。
5.常に構ってくれる相手を探している
純粋に自分に構ってくれる相手を求めて身を寄せてくる男性の存在も忘れてはいけないでしょう。
特に女性に注目されたいという願望を抱いている男性は、自己アピールを仕掛けようとして不自然なまでに相手に近づいてくることが少なくありません。
明確なテクニックとして近寄ってくる場合とは異なり、男性心理としてはあくまで「自分から口説くのではなく相手の方から構って欲しい」といった受け身の姿勢が出ている際にこうした不自然な接近がよく起こります。
女性側からすると好意のない相手に近寄られるのは不気味なだけなので拒絶したくなるところですが、この手の男性は露骨な拒絶を受けると「自分は何もしていないのに自意識過剰な女に怒られた」と逆恨みを始めることがあります。
そのため相手が何か具体的なアプローチを仕掛けていない限りは、面倒でもなるべく自然な形で距離を遠ざけるように意識する必要があるでしょう。
6.視力や聴力の問題で適切な距離を取れなくなっている
年配の男性から距離の近さを感じた際は、男性心理について考察すると同時に身体的な問題を抱えている可能性についても考慮しておくようにしましょう。
視力や聴力が弱まると会話相手との距離を詰める必要が出てくるため、当然ながら他人からはパーソナルスペースが近くなったように感じられます。
また30代後半から40代前半の見た目的にはまだ若く見える働き盛りの男性でも、急速に視力や聴力が弱って「以前よりも近づかないと会話ができない」状態に陥ることがあります。
これに関しては本人の自覚なく進行していることもあるので、まずは相手の視線や会話への反応速度などを探ってみるのがおすすめです。
まとめ
一般的に男性のパーソナルスペースは女性よりも広いため、女性から見て「距離が近い」と感じられる男性には何かしらの要因があると思って間違いありません。
しかしパーソナルスペースという概念には個人差も大きく、すべてをパターンに当てはめて判断するのもまた危険といえます。
そのためまずは下記の4点を意識してみるといいでしょう。
- 体の不調など心理面以外に距離が近くなる理由がないか検討する
- 意図的に近づかれている確信があるなら男性側の「好意」と「悪意」を判断する
- こちらに「好意」を持っている相手への対処は今後の人間関係を踏まえて行う
- 「悪意」を持って接近してくる男性には明確な拒絶の意思を示す
これらのポイントを意識して対応を行えば、パーソナルスペースの近い男性に振り回される事態は劇的に少なくなります。
その上で大まかなパターンごとの男性心理を把握しておけば、相手に対して有利な立場を維持することができるでしょう。