お腹の中に赤ちゃんができると、いつも通りオナニーしてても平気なのか気掛かりですよね。中には、時期的に妊娠したことをまだ知らなくて、その間に自慰行為してしまっていたことが妊娠継続に影響しないかどうか、という部分を心配している方もいらっしゃると思います。
その理由の一つとして、妊婦さんが性的行為（セックスやオナニー）をしてもいいかという指導をされる機会がない、ということが挙げられます。

最初に結論を述べてしまうと、実は妊娠初期のオナニーはダメだと言われてはいません。

ただし、人によっては行為が禁止される場合もありますし、より安心できるために守っていただきたい注意事項もありますので、詳しく解説していきます。

筆者：恋メモH 性活編集部

人間の三大欲求の一つ「性欲」を満たす方法を追求するエロティシズム愛好家たちが、知識と洞察を共有し、より充実感のある性生活を築くお手伝いをします。

妊娠初期の期間や状態について

妊娠初期は、週数でいうと4w0d～15w6dにあたります。

実は、月経が遅れたりして検査薬を使ったりする頃には既に妊娠2ヶ月なのです。

というのも、最後に訪れた生理1日目を妊娠0w0dとするので、厳密にはまだ着床する前なのですが、そこから3w6dまでが妊娠1ヶ月となり、妊娠超初期ともいわれています。

超初期って着床したかしてないかくらいの微妙な時期ですが、この頃からつわりがあらわれる人もいて、大体の人は初期の6w～7wくらいから開始することが多いです。私（筆者）自身も出産経験がありますが、7wから徐々に体調が悪化していきました。
まだお腹も大きくはなく、赤ちゃんがいる自覚は全然湧いてきません。
ただ、あくまでも私の場合はですが、以下のような様子の変化が起こりました。

• 腰回りに肉が付きやすい
• 初期の時点で妊娠線のような肉割れができ始めた
• 火照った感じがしてだるい、疲れやすい
• 性欲がアップ
• 情緒不安定になりキモチが落ち込みやすい

初期症状といわれていること全てが絶対に起こるわけではなく、個人差があるということがわかります。胸が張って痛かったり、体調がなんだか優れず、性行為したいと思えない女性も珍しくはありません。
夫に近づきたくないという反応をみせる方もいるほどです。

安定前にオナニーしても大丈夫？

16w0d（妊娠5ヶ月）から安定期に入るわけですが、「ここからは何事もなく無事に出産まで過ごせますよ」という安心できる期間に入ったという意味ではありません。

初期だと胎児側の問題（染色体や遺伝子の異常など）による流産が起こることがあります。その確率がまだ比較的高い時期で、パーセンテージがかなり低くなる時期に突入したというのが安定期です。かといってリスクがゼロになるということではありません。

妊娠や出産には、無事赤ちゃんが産まれてくるまでなにが起こるのかわからないので、オナニーでイッちゃっても平気かどうかは不安だと思います。

体調に問題なければOK！

かかりつけ先でも「異常なし」という診断だったり、体の調子が優れているなら別にやっても大丈夫です。

初期で妊娠継続に至らないケースの原因としては、受精卵や胎児にある事がほとんど。なので特別な事情がない限り、オナニーやsexは禁止されません。

つわり中は無理をしない

食べていないと吐き気がしたり、ヨダレが止まらないなど、つわりにも種類がありますが、食べてなくても嘔吐が止まらないという人も。

飲食が困難になるとケトン体が出てしまい、点滴を要することもあり、だるさや吐気が強くなります。
そんな状態では経験上、する気さえ起きないでしょうから、少しでもマシな日にしてみるなど、様子をみながらしてみてください。

リフレッシュやリラックス効果がある

オルガズム（快感のピーク）を迎えることで母体の心身が安らいだり、爽快な気分になれるという効果があるので、無理ない程度で1人えっちすることを推奨します。

オルガズムによる張りに注意すること

絶頂に達すると、下腹部がキュッと攣ったような感覚になります。
これがいわゆるお腹のハリというものです。

異常な状態ですと、1～2分以上経ってもこれがおさまりません。5分おきとかでキュウっと攣るような感じがあるなら、すぐに病院に連絡しましょう。

徐々になくなっていくようであれば、正常なので心配しなくて良いです。
ただし連続してイクなどは避けるようにしてくださいね。

妊娠初期におすすめのオナニーの方法

1人でする方法としては色んなのがあると思いますが、妊娠中は以下のことを必ず守ってやるようにしてください。

力強さはいらない

早くイこうとして力みすぎないことです。

力をいれなくてもオルガズムを迎えることは可能なので、ゆっくりと徐々にキモチよくなる事を意識していきましょう！

クリトリスを優しくイジる

おしっこが出てくる穴の少し上にある出っ張り（クリトリス）を刺激していくやり方です。

指を滑らせるようにし、まずはパンティの上から触っていきましょう。

つまんだり濡らした指で直接撫でてみたりしながら、少しずつ絶頂に繋げるようにします。

Gスポットの刺激では尿意に注意する

もし膣の中を刺激するなら、膣内の前側を浅めで中指を挿入し、指の腹で押してみましょう。

大体膀胱がある辺りなので、押すと多少おしっこがしたい感覚になるはずです。

尿意がさらに増すほどいじり続けるのはやめるようにしてくださいね。

妊娠初期でもこんな時はオナニーをやめること

次の項目に当てはまる方は、性行為（sexも含む）をやめるようにしてください。

少量でも出血があった

出血は妊娠が発覚するあたりで割とあることです。
それでも、血が確認された場合、安静にすることが最優先。

体に負担がかかることは絶対に避けなければなりません。

赤い鮮血や塊、月経2日目くらいの場合は病院へ連絡

【少量や時間が経過した血液】

黒とか茶色っぽかったりします。

【リスクがある出血】

真っ赤だと出血したばかりである可能性が高いです。
検査をしてもらい出血の場所や異常の有無を確認する必要があります。

それから量も夜用ナプキンがいっぱいになるほどだと、やはり出血量が多いので、必ず横になり動かないようにし、病院にすぐ知らせるようにしてください。

初期に出血したときの実体験

私も9w～11wのときに出血がありました。
お手洗いに行くと便器にタラーっと垂れているくらいの量でした。

ずっと出続けているわけではありませんでしたが、チョロチョロと少量ずつ昼用ナプキンに染みるくらい。

出血がわかったその日に病院へ連絡しましたが、量が多くなったりひどい痛みがでないようであれば安静にして様子見ということになりました。

「病院にきても出来ることは限られており、流産したとしてもママのせいではないので、無理して来るよりは横になって休んでいる方がいい」という病院の判断でしたので、仕事も欠勤しましたし、トイレ以外はずっとベッド。お風呂はシャワーのみの短時間で済ませていました。

出血してた期間（11w目で量がピークだったとき）に一日だけ、電車やバス移動で遠出をしなきゃいけない事情があり仕方なく行ったことがあります。

私の場合ですが無理が響くことなく、その後しばらく続いた出血は次第におさまっていき、幸いにも12w目には完全に出なくなりました。

強い痛みとかはなかったのですが、ちょっとだけ生理時の腰が重たい感じはあり、やはり不安だったのを覚えています。

処置無しで自然に止まりましたが、この経験上いきなり病院へ行くというよりかは、一度連絡をして医師の判断を仰ぐようにすると良いと思います。

下腹部のハリを感じる

まだ子宮もそんなに大きくはないので、張っているかどうかの判断が難しいと思います。

お腹の下の方でチクチク刺されるような痛みがあったり、わかりやすいのは月経痛のような感覚でしょうか。
そんなときに悪化させるような行動は、絶対にやめるべきです。

切迫流産になりかけている／なってしまった

病院で赤ちゃんの袋が流れかけてしまっていると言われたときは、絶対安静となり、状態によっては入院になることもあるほどなので、負担をかけてはダメです。

胎児が二人以上（多胎）

双子以上の赤ちゃんを妊娠している場合も、多くの場面でハイリスクとなります。
なので初期とはいえ性行為はやめておいた方がいいですが、大丈夫かどうかを主治医に聞いてみるのもありです。

恥ずかしいかもしれませんが、医師はサラッと答えてくれますし、何より素人判断には危険が伴います。

医者から安静指示を受けている

担当の先生から「母体に負担のかかることは避けてください」といった指示を受けている場合です。

胎盤の位置が通常とは異なる

胎盤がどこにあるのかは、妊娠の度に注意して見る必要があります。

一人目が大丈夫でも二人目で前置胎盤などと診断されることもあり、帝王切開が必須となったりなど、リスクが高いとみられています。

妊娠初期のオナニーで気をつけること

赤ちゃんをお腹に身ごもる前と同じような気持ちでするのは非常に危険です。

安全な方法で行うことで安心感がありますし、心がスッキリするなどの長所もあるので、ぜひ以下の項目を守った上でやってみてください。

激しく・頻回はダメ

強くとか、急に心拍をあげちゃうような激しいやり方はママの身体に負荷がかかってしまいます。その時は気持ちいいので気にならないのですが、終わった後で怠くなったり、気持ち悪くなったりしてしまうこともあります。

回数も1日に何回もしたりとかは、ハリを誘発するので良くありません。2日に一回などと頻度を自分で決め、なるべく回数を抑えるよう心掛けてください。

清潔を意識する

衛生面はいつも以上に気遣うようにしましょう。
なぜなら妊娠中は膣の免疫が下がりやすく、なにかと炎症（カンジダ膣炎や膀胱炎など）が起きやすいからです。

ちなみに私も初期～中期でカンジダ膣炎の治療を何度かやっています。

準備として事前に性器や手を洗っておくとか、必要以上に股間を洗いすぎないというのも予防のためには大事です。

体調と要相談しながら行う

つわり中でもできるのであれば、気分転換のためにやっても大丈夫です。

自分の身体は自分でよく分かると思うので、無理なくやるようにしてください。

アダルトグッズの使用はやめとこう

道具を使うのはやめておきましょう。

sexすら本来であればしない方が安心だと言われていますからね。

バイブやローションを使おう

中に挿入するものでなく、外から当てて快感を得られるローターなどに頼るのは問題ありませんので、そういったグッズを活用していきましょう。

妊娠初期のオナニーに対する妊婦さんたちの声

性欲が以前より強くなる方も多く、頻度を減らしたり、イッちゃわないように気をつけながらしている人も。

中期や後期だと、妊娠の状態も変わってきますので、それまで普通にできていたのに体調が悪化して我慢する必要がでてくることもあります。

負担がかからない妊娠中のオナニー体験談

私の場合も、初期～後期までびっくりするほど性欲が高まりました。

かといって、挿入したりするのは傷付けたり炎症が起きると怖かったので、クリをイジるのみに限定してやってました。

つわりは初期と後期の両方あり、吐きづわりではなかったものの、ずっと気持ち悪さがあり、初期の頃は点滴を打ってもらうほどひどかったです。

とはいえ、ベッドで横になってても辛いだけなので、オナニーして快感を得ることが気持ち悪さを紛らわす手段の一つになっていました。

子宮がまだ小さいとはいえ、ツーンといった感覚は1分ほど下腹に感じましたが、次第におさまっていたので問題ありませんでした。

自分のケースだと、やってる最中とオルガズム後の少しの間は吐気が落ち着いたので、しんどいときでも自慰していた派です。

ただ、オナニーに関してはお腹が出てくれば出るほど、仰向けも長時間は無理になってくるし、うつ伏せにもなれません。

しかもその頃（おおよそ中期以降から）はイカなくても途中の段階で張ってくるので、継続してそのまま絶頂を迎えるのが怖かったです。

37wを迎え、いつ産まれても平気な状態に突入するまでは、なるべく張らせないよう心がけたほうがいいです。

最も楽に短時間で済ませられるオナニー方法としては、トイレのウォシュレットを活用するのが一番でした。

不衛生にならないようにだけ気をつけて行いましょう。

バイブなどの道具を使って簡易的にするのもアリだと思います。

クリイキするときは一気に終わらせようとせず、休憩しつつ刺激を繰り返すようにしていたので、強いハリが出ることはほぼありませんでした。

中期に入るまでが最もオナニーしやすい時期ではあるので、可能なときに多すぎない頻度でオナるということを、ぜひともおススメしたいです。

まとめ

妊娠の初期には、それまでとは違う体調の変化があらわれ始めます。

つわりが早く開始する人もいれば全くないこともあるので、自分の妊娠状況に問題が無いのであれば、適度にオナニーすることで、気分転換になったりストレス解消としても効果的です。

ただし、出血やハリ、流産などのハイリスク状態にある方は、くれぐれもオルガズムを感じるようなことや、体を疲れさせるようなことは断じてやめましょう。

必要であれば担当医と相談しつつ、無理なく行うようにしてくださいね。