【実話あり】結婚詐欺の定番パターンとは?詐欺師の手口や特徴、対処法も紹介
PR投稿日: 2023年04月17日 出会い
みなさん、「結婚詐欺」はご存知でしょうか?
たまに、ニュースやワイドショー、週刊雑誌などで、結婚詐欺についてのニュースや記事を見ることはあるかもしれません。
結婚詐欺とは、相手に対して偽りの結婚約束をして金品や情報をだまし取る詐欺行為のことを指します。
結婚詐欺師は、相手に対して真剣な結婚を意識しているように振る舞い、お互いの将来について話し合うなどを装いながら、実際には結婚の意図がないことが前提にあります。
そして、結婚を約束することで相手からお金をだまし取ったり、個人情報を盗んだりするのです。
結婚詐欺は、出会い系サイトやマッチングアプリなどで知り合った相手から被害に遭うことが多く、被害者は、信じていた婚約者に裏切られた上にお金も毟り取られ、精神的にも経済的にも大きな打撃を受けることがあります。
この記事では、結婚詐欺のパターン、結婚詐欺師の特徴や出会いやすい場所、実際に詐欺にあった場合の対処方法、過去の実話・結婚詐欺事例を紹介します。
ぜひ当記事を読んで、結婚詐欺に遭うことがないよう、事前に知識をつけていただけたら幸いです。
結婚詐欺の代表的なパターン
結婚詐欺の代表的なパターンは、相手に結婚を約束し、そのために金品をだまし取る詐欺行為です。
手順としては、まず好意を示して近づき、理想的な相手を演じ、結婚をちらつかせます。
この時点では、詐欺師の方から刺激的なデートに連れて行ったり、高価なプレゼントを渡したりして、結婚に関して本気で考えている体で、真剣に思われるような関係性を作っていきます。
最高の彼氏を演じ、相手が自分にどんどん依存するように結婚をチラつかせていきます。
相手が自分に十分に依存するようになったら、次に突発的な事情を作り、お金を借りようとします。
例えば、事業に失敗したため必要になった資金など、理由は様々です。
突発的でなくても、結婚をチラつかせている詐欺のため、結婚のための準備費用や、披露宴や新婚旅行の費用を要求することもあります。
冷静さを失っている相手は、嘘を見破ることができず、結婚詐欺師にお金を貸してしまいます。
直接的な金銭以外でも、結婚を約束した後に、詐欺師に銀行口座番号やクレジットカード番号、住所や電話番号、職業などを聞き出しされ、それを悪用されることがあります。
そして、貸す金額と頻度が増えていき、詐欺師からの返済がなかったり、そのまま逃げられたりすることがあります。
大抵の場合、そこで初めて被害者は自分が詐欺に遭っていたことに気づくのです。
その他の結婚詐欺の手口
上記で述べた代表的なパターン以外にも、下記のような結婚詐欺の手口も主流ですので紹介していきます。
仮病詐欺
結婚詐欺師が病気を装い、後ほどの返済を約束した上で、急な医療費や治療費を要求し、騙し取る手法です。
こうした仮病詐欺は、相手が結婚を望んでいる場合には、相手を心配させるために特に効果的です。
結婚詐欺師は、相手が自分に対して感情的になり、冷静な判断ができなくなるように仕向けます。
その結果、相手は詐欺師にお金を支払ってしまい、仮病詐欺に引っかかってしまうことがあります。
セックス詐欺
交際や結婚の約束をした上で、相手を性的な関係に誘い、性的な行為を録画し、それをネタにして金銭を要求する詐欺です。
セックス詐欺を行う結婚詐欺師は、結婚を口実に、完全に信頼しきった相手との性的な行為を録画した映像を、SNSやインターネット上に公開すると脅迫する場合がほとんどです。
結婚詐欺師によるセックス詐欺は、被害者のプライバシーや尊厳を脅かし、被害者も社会的な恥ずかしさから被害を訴えにくくなるため、深刻な問題となっています。
国際結婚詐欺
最近は国際ロマンス詐欺とも呼ばれ、メディアでもたびたび紹介される結婚詐欺です。
国際結婚詐欺とは、インターネットやSNSなどを通じて、海外の相手と恋愛関係を築き結婚もほのめかし、その後に金銭をだまし取る詐欺行為のことを指します。
主にアフリカ、東南アジア、ロシアなどの国々から魅力的な相手を装ってアプローチし、相手の信頼を得て、徐々に関係を深めていくことが特徴です。
例えば、恋愛感情を装って長期的なメールやチャットを続け、その後、自分が病気や事故に遭遇したという理由でお金を要求する、または何らかのビジネスチャンスがあると言って投資を勧誘するなどの手法が使われることがあります。
もしくは、結婚をするにあたって相手国でのビザ申請や永住権取得などの口実で、お金を要求してくる場合もあります。
このような手法で相手からお金をだまし取り、逃げるように姿を消すことが多いです。
国際ロマンス詐欺は、被害者がお金を失い、精神的にも大きなダメージを受けることだけでなく、被害者が海外の相手にお金を送金することが多いため、返金や補償の難しさも問題となっています。
結婚詐欺師の見分け方
では、一見わからない結婚詐欺師を見分けるにはどうしたら良いのでしょうか?
ここでは、特徴や出会う場所について解説します。
結婚詐欺師の特徴
結婚詐欺師には、さまざまなタイプの人がいますが、一般的には以下のような特徴を持つことがあります。
- 金銭的な利益を得ることに執着している。
- 自己中心的で、他人の感情や利益を考慮せず、自己の欲望を満たそうとする。
- 自信があって、説得力があり、人を騙す能力が高い。
- 長期的な計画や目的を持っており、そのためには自分の嘘や詐欺行為を隠すためのストーリーや証拠を作り上げることができる。
- 社会的な信用や人間関係に欠けている。
- しばしば過去に詐欺や不正行為を行っていたり、犯罪歴があることがある。
- 結婚や恋愛に対して不安や不満を持っており、欲求不満を解消するために詐欺行為に手を染めることがある。
- インターネットやSNSを利用した出会いや交際を好む。
以上のような特徴を持つ人が、結婚詐欺師として活動することがあります。
しかし、これらの特徴が全て当てはまるわけではなく、結婚詐欺師には多様な人物像が存在するため、注意が必要です。
結婚詐欺師が潜んでいる場所
結婚詐欺師と出会う場所は下記のパターンが多いようです。
結婚相談所
結婚相談所に登録している結婚詐欺師もいるため、登録者同士の交流やマッチングの場で出会うことがあります。
マッチングアプリ
近年はスマートフォンの普及により、マッチングアプリで出会うことも増えています。中には、プロフィールや写真を偽り、出会った相手を騙す目的で利用する人もいます。
インターネット上のSNSやチャット
インターネット上のSNSやチャットで出会った相手と交流を深め、信頼関係を築くことがあるため、結婚詐欺師との出会いにつながることがあります。
バー・ナイトクラブ
夜の街での出会いも、結婚詐欺師との出会いにつながることがあります。バーなどで酒を飲ませ、相手の思考力を弱らせ、騙す手口があるため、注意が必要です。
これらの場所や方法で出会った相手に対しては、警戒心を持ち、相手の言動や行動に注意を払うことが大切です。
また、自分自身も詐欺被害に遭わないよう、情報の開示や送金などには十分な注意を払うようにしましょう。
結婚詐欺に遭ってしまった時の対処法
結婚詐欺の被害に遭ってしまった場合、一般的な下記のような対応が考えられます。
警察に相談する
詐欺の被害に遭った場合は、詐欺被害相談センターや、最寄りの警察署に相談に行きましょう。
警察署で警察官に相談する際に、被害状況を詳しく説明しましょう。
その際、証拠となる書類やメールなどを持参することが望ましいです。
被害状況を説明した後、被害届には、詐欺の手口や被害額などを記入し、提出します。
その後、警察にて被害状況が調査され、問題なく進めば、警察が詐欺犯を逮捕し、訴追に踏み切る場合があります。
また、民事訴訟により損害賠償を請求することもできます。
弁護士に相談する
結婚詐欺に特化した弁護士を探すことが望ましいです。
インターネットで検索するか、法律相談サイトなどを利用して探すことができます。
または、知人や身近な法律関係者に相談して紹介してもらうこともできます。
一般的には無料で相談を受け付けている場合が多いですが、弁護士によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
相手の情報や証拠、被害状況などを整理しておき、相談の際に伝えることができるようにしておきましょう。
また、相談の際に必要となる書類や資料がある場合は、事前に準備しておきましょう。
弁護士は法律の専門家なので、法的な手続きやアドバイス、解決策を提案してくれることが期待できます。
相談が終わった後、弁護士との契約をする場合があります。契約内容には、弁護士の報酬や手続き内容、期間などが含まれます。
契約前には、必ず契約内容をよく確認し、納得した上で契約するようにしましょう。
カウンセリングを受ける
結婚詐欺に遭ったことで心に傷を負った場合、カウンセリングを受けることをお勧めします。
心理的な支援を受けることで、回復のプロセスをスムーズに進めることができるのです。
カウンセリング先は、インターネットで検索できたり、専門の相談機関や窓口に問い合わせることができます。
カウンセリングでは、被害者の状況や心理状態、今後の生活の見通しなどを話し合います。
カウンセリング後も、フォローアップのカウンセリングやグループセラピーなどがあり、長期的な目線で精神状態を徐々に回復していきます。
被害に遭われた方は、できるだけ早く適切な対応を取ることが重要です。
国内の有名な結婚詐欺ニュース
最後に、日本国内の、実際の結婚詐欺事件をいくつか紹介します。
2021年福岡での結婚約束のみ詐欺で10人からお金を騙し取った事件
福岡市東区の男性が、婚活パーティーや婚活サイトで知り合った女性3人から金品をだまし取り、詐欺罪で有罪判決を受けました。
被害額は立件分だけで約700万円で、被告は6年ほどの間に10人以上の女性から1億円に上る金品を受け取ったとみられています。
被告は競艇に興じるために金をつぎ込み、水泡に帰しました。
また、被告は過去にも結婚をほのめかして女性から現金を詐取したなどとして、詐欺罪などで2度実刑判決を受けています。
こちらの被告男性は、別の女性と結婚しているにもかかわらず、婚活パーティーに年間100回以上も参加し、出会った直後の女性にも「僕たちはもう恋人同士」「ずっとそばにいるよ」などと甘い言葉を掛けて交際や同棲関係を結んでいました。
その一方、何かと理由をつけて金銭を要求したり、クレジットカードを盗んで勝手に金を引き出したりしていたといいます。
被害にあった女性は、「見た目が普通だったので信用してしまった」「自分が大変だったときによく話を聞いてくれ、自分を認めてくれた」など、一見人が良さそうな被告に騙されてしまったようです。
国際結婚詐欺で、犯罪にも加担してしまった女性の話
東京都に住む会社役員の女性(59)が、アメリカ人と自称する男性からのプロポーズを受け、やがて約2キロのコカイン(末端価格約4,000万円)を成田空港に密輸入した罪で、懲役6年と罰金200万円の判決を受けました。
女性はマッチングアプリで知り合った男性に1000万円以上の仮想通貨を送金し、数か月後、男性からの頼みでドバイへ行き、コカインを受け取って成田空港まで持ち込んだとされている。女性は公判で涙ながらに反省の意を表し、「大変なことをしてしまった。残りの人生はきちんと歩みたい」と語りました。
こちらは、結婚詐欺の中でも最悪なケースで、被害者であるはずの女性も犯罪に加担してしまい、実刑を負ってしまったケースです。
ある程度、社会的地位のある女性ですら結婚詐欺師の手法にかかれば、恋は盲目とはよく言ったもので、普通に考えれば絶対に犯さないような過ちも犯してしまうのが、結婚詐欺の恐ろしい点です。
まとめ
結婚詐欺の定番パターンや他のケース、結婚詐欺師の特徴や出会いやすい場所、実際に詐欺にあった場合の対処方法、過去の結婚詐欺事例を紹介しました。
結婚詐欺に関しての知見を深め、決して詐欺被害に合わないように注意いただきたいと思います。
また、あなたの周りでも、これは結婚詐欺なのでは?と思われるケースがあれば、ぜひ早めに声がけをしてあげてください。
深くのめり込んでしまう前に、食い止めることが何より大事です。