効果的なほうれい線の消し方まとめ【方法毎のメリット・デメリット】
更新日: 2020年10月19日 SEX

女性が年齢を重ねて、一番気にすることは何でしょうか。”スタイルが良くなりたい”や”綺麗になりたい”という気持ちも多くありますが、何よりも一番の優先事項に上がることは”少しでも実年齢よりも若く見られたい”ということです。
若く見られるには何が必要か。
体型もそうですが、一番最初に対峙した人から見られるもの、それは顔です。
若々しい顔とはハリがある肌でシワが少ない、表情豊かな顔のことをいう場合が多いです。年齢を感じさせる顔はその逆で、特に年齢が出てしまうのが口の横にできるシワ、ほうれい線です。
ここでは、その年齢肌の大敵ほうれい線の消し方について解説していきます。
1.ほうれい線ができてしまう原因とは
ほうれい線の原因といえば、多くは加齢やストレスと言われていますが、他にも原因はあります。
例えば、表情筋と呼ばれている顔の筋肉を動かす機会が減ることで顔面の血行が悪くなり、衰えることで出来てしまったり、暖房や冷房に当たり続けたり、過度に紫外線を浴びてしまい肌が乾燥することで肌のバランスが崩れ、肌自体の保水力が低下しハリがなくなったことで、皮膚が重力に負け、下がり、ほうれい線となってしまうこともあります。
また、一部では喫煙をすることによる血行の低下や、それにより体内にあるビタミンが破壊されてしまうことも原因だとされています。
仮に喫煙をしていなくとも、猫背や歪みなどの姿勢の悪化により血行が滞ることで若年層でもほうれい線ができてしまう可能性があるそうです。
そこから、ほうれい線は年齢の高い方だけの問題(悩み)ではなく女性たち共通の悩みになりかねない、ということがわかります。
2.即効性を求めるならばこれ!
ほうれい線を消す方法として、一番即効性があり、(金銭的に余裕があれば)簡単にできるといわれるものはやはり、美容整形外科で受けることができる、頬へのヒアルロン酸の注射でしょう。
メリットとしては、まず何よりも即効性に優れており、効果を実感しやすいということ、短い施術時間で比較的に簡単にできること、ヒアルロン酸はもともと体内にも存在をしている物質なので、肌の拒否反応が出にくいということ、そして病院でのケアということで安心感があることです。
逆にデメリットは、美容整形は、保険のきかない自由診療であることが大半ですので、安くない費用がかかるということ、仕上がりが施術担当医のスキルにも左右されてしまうこと、一般的にダウンタイムと呼ばれる肌を休める期間が必要で、それを超えた後での年に何回かのメンテナンスを怠ってしまうと、効果の持続が難しいということです。
もちろん、注射を使用しますので多少の痛みを伴うこともあります。(麻酔は使用しますが)
また、よく言われることとしては、一度何かしらの美容整形を経験し、即効性のある効果を実感すると、顔や体の他の部分が気になり次から次へと美容整形にはまってしまう方も少なくないということです。
手軽な即効性を求めるか、少しの努力で持続性を求めるか。
究極の選択のように感じますが、費用対効果で考えると、自宅でできる(比較的)簡単な方法でほうれい線が改善できたらどうでしょうか。
3.持続性を求めるならば「お手軽編」
ほうれい線を費用をあまりかけずに改善する方法、1つ目は保水力を高めるためのスキンケアをすることが挙げられます。
ドラッグストアなどでも販売されている、保水力に優れたスキンケア商品を使用することで、乾燥による肌のダメージを軽減し、ほうれい線だけでなく、顔全体の肌を整えることができます。
様々なスキンケアアイテムがある中で、商品を選択するときには何を参考にしたらいいでしょうか。一般的には、認知度(安心度)や使用された方の口コミを参考にする方が多いと思います。
それを踏まえた上でお勧めしたいのが、テレビのコマーシャルでも放映されており、インターネット上の口コミの評価も高めであるのが富士フィルムから発売されている、アスタリフトシリーズです。こちらの商品は、いうまでもなく保水力に優れたスキンケアアイテムの一つです。
こちらをお勧めする理由としては、筆者の家族が使用をしており、実際の肌の変化を目の当たりにしてきたからということ、敏感肌の家族ですが肌との相性が良かったし、使用感がとても良かったとの感想を聞いたこと、そして、通販サイトではトライアルキットも用意されており、本使用を始める前に、実際の使用感と肌との相性を確かめられるということがあります。
スキンケア商品を使用してのほうれい線改善のメリットとしては、簡単に入手することができるということ。かかる費用が先述の美容整形と比較すると、かなりの小額で済むということ。使用を続けることで顔全体の肌を整えられ、表情の印象も変えられることで効果を実感出来る可能性があるということです。
逆にデメリットとしては、ある程度は使用を続けないと効果が出にくいこと、そして、効果には個人差があり、使用するものや使用者の体調などによっては、肌に合わない可能性もゼロではないということです。
スキンケアアイテムを使用したほうれい線の改善は、自宅でできる簡単なエクササイズを併用することで効果をさらに実感しやすくなると言われています。
4.持続性を求めるならば「エクササイズ編」
持続性が期待出来るほうれい線改善方法の2つ目は、表情筋のエクササイズが挙げられます。
加齢や表情筋の衰えによってできてしまったほうれい線は、筋肉を動かすことで改善ができると言われており、いくつかのエクササイズが有名です。
4-1.アイウエオ体操
1つ目は「アイウエオ体操」です。
この方法は、口を大きく動かし、あいうえおを発音するときの口の形を思いっきり行うだけの方法です。
1日に何回以上という決まりはありませんが、1音につき5秒以上続けるのが良いと言われています。
また、ほうれい線を消したい!という意識もこのエクササイズには重要です。
- 「あ」は力を入れて口を大きく開けます
- 「い」は首筋にも力を入れ、横に思いっきり引っ張ります
- 「う」は思いっきり口をすぼめて唇を突き出します
- 「え」は舌を上方向に突き出すことが重要です
- 「お」は鼻の下を伸ばすような意識で、下唇を口の中にしまうようにします
この方法のメリットは、何か道具を使用するというわけではないので、前準備や費用がかからないこと。テレビを見ながらや家事の合間に簡単にできるということ。顔全体のエクササイズになるので、ほうれい線だけでなく二重あごなどアンチエイジングにも効果があると言われていることです。
逆にデメリットと言えば、大きく表情を動かす必要があるので、人前ではできないということ、頑張りすぎると筋肉痛になってしまう可能性があるということです。
4-2.ベロ回し体操
2つ目は「ベロ回し体操」です。
この方法は、簡単に言うと口の中で舌を回すだけの体操です。舌を上の歯と歯茎の間に入れ、そこからゆっくりと舌を回すのが、その方法です。早く回しすぎると舌を痛めてしまうので速度には注意が必要です。
- 口を開き、舌を前に伸ばして舌先をあげて5秒数えた後で、舌を元のポジションに戻します。これを1セットとして、1回のルーティーンのうちで3セットします。
- 口を閉じ、舌先を上の前歯の前に差し込み、右ほほから下の前歯の前、左ほほの方向へ1周させます。これを10周させるのが1セットです。
- 1セット終了後に、同じ要領で逆回りを行います。逆回りも同じように10周を1セットとします。
上記の方法を1日のうちに数セット行うのが「ベロ回し体操」です。
注意点としては、慣れるまでは舌が疲れるために少なめの回数で行うことが必要です。
また、舌の運動になるということで、滑舌の改善にも効果があるとのことです。
この方法のメリットとしては、上記のエクササイズと同様に費用や前準備は一切必要がないということ。簡単な「ながら運動」で効果が期待できるということです。また、唾液の分泌が促進されることで、口臭の改善にも期待ができるとの効果も聞かれます。
もし人前でやることがあるのであれば、マスクなどで隠してしまえば何の問題もなく実行できるのもその大きなメリットでしょう。
デメリットとして挙げられるものとすれば、エクササイズの速度や頻度に注意をしないと、舌を痛めてしまう原因になるということ。即効性よりも持続性に重きを置いているエクササイズなので地道な努力が必要ということが挙げられます。
5.ほうれい線の改善グッズ
5-1.リフトアップマスク
リフトアップマスクはスキンケアの最後の仕上げとして使用をしたり、入浴中の時間を利用して使用をすることで、頬のたるみを改善することが期待できるものです。
使い捨ての伸縮性のあるシートマスクで引っ張り上げるタイプや、何度も利用ができるシリコン製マスクでの引っ張り上げるものなどもあります。
シリコン製のものに関してはマッサージ機能が付いている商品もあり、使用者の好みに応じて選ぶことができます。
リフトアップマスクを使用するメリットとしては、使い捨てのマスクであればスキンケアの仕上げとして利用をすることで比較的簡単にスキンケアとの相乗効果を実感しやすいということです。
シリコン製のものに関して言えば、ラッピング効果もあり入浴時に使用することで、リフトアップマスクの内部が簡易サウナのような状態になり、発汗が起きることで、ほうれい線だけでなくフェイスラインの印象の改善に期待ができるということです。
マッサージ機能が付いているものを使用するのであれば、リラックス効果も期待ができるということです。
デメリットとしては、前準備として、リフトアップマスクを購入しなければいけないということ、強力に引き上げることで頬のたるみを改善させる効果が期待できるため、肌が弱い方が使用する場合には内出血などが起きてしまう可能性があるということです。
5-2.マウスピース
マウスピースは、装着をしてトレーニングをすることで口元や頬などの表情筋を鍛えて、シワを改善させる効果が期待できる器具です。
方法としては、マウスピースを口にくわえ、「い」と「う」の発音をゆっくりと行うことでマウスピースのバネの強度に逆らって表情筋を鍛えるというものです。
「う」の発音の際には唇を突き出して行うのではなく、口元の筋肉を鍛える意識でゆっくりと戻すことが必要です。この運動を1日3分程度行うことでトレーニングの効果が期待できるとのことです。
マウスピースを使用するメリットとしては、表情筋を鍛えることをメインに設計されているため、ほうれい線だけでなく、アンチエイジングに期待が持てるということ。マウスピースを解体すれば簡単に洗浄などのお手入れをすることができるため、衛生的にも良いということです。
逆にデメリットとしては、器具のお手入れが必要になってくるということと、マウスピースを購入するには費用がかかるということです。
そして、利用方法を間違ってしまうと怪我をしかねないということがあります。利用方法をよく読み、怪我をしないように気をつけることが何よりも必要になります。
5-3.美顔ローラー
ほうれい線を気にしていない女性たちも大人気の美容アイテム、美顔ローラー。ビューティーローラーやフェイスローラーという名前でも知られ、使用方法としては、肌の上をコロコロと転がすだけで美肌に近づけるという優れものです。
コロコロと転がすことで顔の筋肉が刺激され、また、同じように血管やリンパ線までも刺激することができるために新陳代謝の改善により肌のターンオーバーを正常化させ、シワ(ほうれい線)の改善に効果があると言われています。
美顔ローラーを使用するメリットとしては、肌の上を転がすだけという簡単な作業で肌質が改善されるということ。顔だけでなく、二の腕や太ももなど体全体に使用することができるため、一石何鳥2でもなるということ。
前述の通り、筋肉だけでなく血管やリンパ線も刺激できることで新陳代謝の活性化やデトックスができる期待が持てるということです。形状によっては、コリをほぐすことができる商品も売られています。
使用するデメリットは、美顔ローラーを購入する費用がかかるということ。そして、使用のしすぎは逆効果になってしまう可能性があるということです。
美顔ローラーを局地的に強い力で使用することで過度な摩擦が原因となり、シミなどの発生原因となるメラニン色素が作られてしまいます。
ほうれい線を改善しても、シミができてしまっては元も子もありません。
また、痛いほうがいいと強くコロコロしてしまうと、肌細胞を壊してしまう原因となり、余計に肌がたるんでしまい改善どころか改悪してしまう可能性もあります。
メリット、デメリットとしては書けませんが、美顔ローラーを使用するときの注意点は、スキンケアを行った後で使用することと、生理などで敏感肌になっている時は使用を控えた方が良いということです。
場合によっては炎症を起こしたり、ほうれい線の大敵である乾燥を促進してしまう可能性もあります。
6.体の中からほうれい線を対策できる?
これまでほうれい線を表面的に消すやり方について論じてきましたが、表面的に見えなくするだけではなくて、体の中からほうれい線を消す、そんなやり方があれば根本的な解決になるのではないでしょうか。
そこで見直してみたいのが、食事の仕方です。
もちろん、摂取する食べ物も重要ですが、それにも増して食事の仕方によってはほうれい線の改善に効果があると言われています。
まずはきちんとよく噛んで食べるということが必要です。人間は咀嚼をするときに表情筋を使用しているため、食事をとりながら表情筋のトレーニングができるというわけです。
また、左右の歯を使用してバランスよく咀嚼をしないと、片側だけほうれい線やシワができてしまう可能性もあります。
バランスよく咀嚼をすることが難しい場合は、チューイングガムやあたりめなど、たくさん咀嚼をする食べ物でトレーニングをすることも可能です。
また、食事をとる時間帯も重要です。
ほうれい線に効く食べ物は、できるだけ夜に摂取した方が良いとのことです。
女性ホルモンと同じような働きをする「大豆イソフラボン」を含む、納豆や豆腐などの大豆製品や、肌の保水効果を高めてくれる効果のある「セラミド」を含む、こんにゃくが有効と言われています。
また、肌の血行を良くする効果のあるポリフェノールを含む食べ物もまた重要で、赤ワインなどを摂取することも望ましいと言われています。
肌にハリと潤いを与える「コラーゲン」が含まれる牛スジ肉や鶏皮なども積極的に摂取したい食品の1つです。
また、先述のスキンケアアイテム「アスタリフト」にも含まれている「アスタキサンチン」は特に近年ほうれい線対策に効果があると言われている成分であり、鮭に多く含まれていることが知られています。
まとめ
ほうれい線の消し方や、その改善方法を幾つか論じてきましたが、どれかの方法に偏ってほうれい線を改善しようとすることよりも、バランスの良い食事をとり、きちんとしたスキンケアやエクササイズをするなど、様々な方法を併用して対策を施すことでより確実に、年齢肌の大敵であるほうれい線を改善することができる可能性が出てきます。
幾つかの方法を試し、自分にあった(やりやすいと思うような)方法で、ほうれい線を改善していくことが、年齢肌の大敵を根本的に改善することになるでしょう。