メンズエステとは?元メンエス嬢が利用の流れ・禁止事項・注意点を教えます
投稿日: 2022年12月30日 出会い

メンズエステとはどんなところかご存知でしょうか。夜のお店には、ソープにデリヘルにメンエスなど色々な種類があるけど、夜のお店初心者さんはそれぞれ一体何が違うのか分からないってことありませんか?
働く女の子にとってもその違いを知ってもらっておくのはすごく大切なことなんです。
どれも夜のお店だからと言って、なんでもしていいわけではありません。ラーメン屋に行ってパスタを注文しても出てきませんよね。それと同じで、アナタが何を求めているのかでお店を選ぶ必要があります。
そのお店の禁止事項を破ることで出禁になったり、スタッフからのチェックが入ることもあります。
今回はそんな様々なサービスの中でもメンズエステについて、元メンエス嬢が紹介していきます。
メンズエステとは
メンズエステとは主に男性に対してパウダーやオイルなどを用いて行うアロママッサージやリンパマッサージのことを指します。
一般的なエステティクサロンの痩身や脱毛ではないということ。風俗でもないということをまず大前提に理解して頂きたいです。
メンズエステは何をするところ?
女性セラピストが密着度の高いマッサージを行うことでお客様に「非日常感のあるリラックスタイム」を提供しています。
セラピストとの密着度が高いことから性的サービスを提供してくれる風俗店と勘違いされることがありますが、メンズエステはあくまでリラクゼーションであり、癒しの提供を目的にしています。
通常のマッサージ店と大きく異なるのは、女性セラピストの服装や施術の際の密着度やオプションの内容です。
店舗のコンセプトによって服装は違いますが、通常のマッサージ店と比べると露出が高くなっています。
そしてセラピストの肌の温もりを感じられるという点も大きく違いがあるところです。
また、オプションの内容も洗体マッサージやディープリンパなど通常のマッサージ店にはない特殊なメニューがあるのが特徴です。そのため、メンズエステは風俗店と混同して考えられることが多いのです。
しかし、メンズエステには禁止行為が存在し、それを破ってしまうと内容によっては出禁や罪名が付けられることもあるので注意が必要です。
続いて、その禁止行為についてご説明します。
メンズエステには禁止事項がある
メンズエステは風俗ではないので、お店側にもお客様側にもやってはいけないことがあります。
お客様に対する禁止事項については入店の際に誓約書にサインを頂くので、サインをする前にしっかりと誓約内容に目を通して把握しておきましょう。
契約内容に違反してしまうと罰金対象や出入り禁止、場合によっては法的措置を取られる場合があります。
性的サービス
直接性器に触れさせることや抜き行為、ディープキス、本番行為などは性的サービスとしてメンズエステでは一切禁止になっています。
お店によってコンセプトが違い、コスチュームやシュチュエーションが付いていたりしますが、冒頭でもお話しした通り、あくまでメンズエステはリラクゼーションが目的です。
メンズエステは風営法許可での営業ではないので、性的サービスを行うと法律に触れてしまいます。そのため、お店側から性的サービスを提供することは一切ありません。
中には直接セラピストと交渉して性的サービスを受けたというウワサが立つこともありますが、店舗側がそれを容認していることが公になると風営法違反で営業停止や廃業になってしまいます。
もちろん直接セラピストに交渉することも禁止されています。強要があった場合は出禁もしくは法的措置をとられることもあるので要注意!
医療行為
店舗によって、アロママッサージやリンパマッサージ、タイ式マッサージなど様々なリラクゼーションメニューが用意されています。
しかし、これらの行為を病気やケガの治療や予防目的で行ってはいません。治療や予防は医療行為という括りになってしまいます。
メンズエステでのマッサージはあくまで癒しが目的であるということを前提にしているので、「治す」ということを謳ってはいけないことになっています。
美容行為
眉毛やまつ毛などを整えるようなサービスを提供するにはセラピストに免許が必要になります。
また、そのようなメニューをするためにはお店側が美容所開業届というものを提出する必要があります。
通常、メンズエステサロンを美容所開業届を出して営業するところはまず有り得ないので、そのようなサービスを提供しているところは無資格者がやっていることもあるため注意が必要です。
飲食物の提供
メンズエステでは食事を提供したり、酒類を提供することが出来ません。提供する場合はお店側は飲食店営業許可が必要になります。
また、飲食の提供には食品衛生責任者という資格取得者の在籍が求められます。その他にも食品営業許可など、飲食店として開業する形を取らなければなりません。
しかし、マッサージ後のお茶やコーヒーなどのドリンクの提供はサービスの一貫であると認められているので問題はありません。
風俗とメンズエステの違い
メンズエステは風俗と混同されやすいですが全くの別物です。風俗との違いを知って利用する前にアナタが何を求めているのか確認して店舗選びをしてください。
性的サービスは無い
メンズエステでは鼠径部付近のマッサージがありますが、これらあくまでも「鼠径部まで」です。セラピストが性器に直接触れることはありません。
またフェラや手コキといった抜き行為や本番行為をすることは出来ません。交渉もタブーなので注意!
待合室の有無
メンズエステは基本予約制になっており、営業形態は店舗型とホテル型があります。
私が滞在していた店舗型のメンズエステ店はマンションのような一室にお客様ご本人が出向くという形になっていました。そのため待合室というものがないところが多いです。
一方の風俗店は、指名した女の子の状況によっては待合室で待機する必要があるので、待合室で他のお客様と顔を合わせることがあります。
セラピストは脱がない
メンズエステではセラピストの女の子はもちろん、お客様も全裸になってもらうことはありません。
お店には専用の紙パンツなどが用意されているので、お客様には紙パンツ着衣の状態でサービスを受けて頂く形になっています。
セラピストもオプションの衣装チェンジで水着やランジェリーなど露出度の高いものもありますが、全裸になることは決してありません。
メンズエステでの流れ
メンズエステに行ったらどんな流れで手続きをしたらいいのか分からないという方へ、一連の流れをご紹介します。
1.店舗を選ぶ
まずはホームページなどで店舗を決めましょう。
初めての方はネットだけではどんなお店か分からないので悩むかもしれませんが、そんな時は在籍セラピストの宣材写真(大体が顔を隠していますが)や口コミサイトを見て選んでみましょう。
店舗によっては初めてご覧店されるお客様へ、初回料金があるところもあります。
まずはお手頃な初回料金から試してみて自分にとって居心地の良いサロンを見つけてみましょう。
2.予約
店舗が決まったら続いて予約をします。セラピストの指名や希望のコース、オプションなどを選択しましょう。
オプションをいくつか付ける場合は施術時間をしっかり確保できるコースを選択するのがオススメです。
予約は電話や専用の予約フォーム、LINEなどがあるので、ご自身の都合の良いものを選んでみて下さい。
LINEでご予約を取るお客様に多いのが、名前や連絡先などが入っていないということです。だいたいの方がLINEの名前を変えている場合が多いため、何度かご返信を頂く必要があります。
やりとりが完結に済むように必ず予約の際には基本情報を入力するようにしてください。
時間があまり取れない場合やすぐ予約を取りたい場合は電話でご予約頂けると早く対応することができます。
3.料金支払い
メンズエステでの料金は基本的に前払いになるので、来店した時点でお金をお支払い頂きます。
お支払いの際、その店舗ごとのサービスや注意事項の説明、カウンセリングシートの記入があるので、ここで必ず内容に目を通しておいて下さい。
最近PayPayでのお支払いを希望するお客様が増えていますが、店舗によっては対応出来ないところがあります。初めて利用する店舗ではなるべく現金をお持ち頂いた方がスムーズにお部屋にご案内出来ます。
4.入室・シャワー
部屋に通されたらまずはセラピストと軽い挨拶を交わした後にシャワーを浴びます。その間セラピストは施術の準備をしています「家で浴びてきたから」と言って簡潔に済ませようとするお客様がいますが、セラピストには分かります。
シャワーはセラピストへのマナーですのでしっかり体をキレイにしてきてください。
5.紙パンツを履く
シャワーを浴びて体をキレイにしたら脱衣所にあるお店が用意した紙パンツに履き替えます。
施術にはオイル等を使用するので自前の下着では汚れてしまいます。必ず紙パンツを利用して下さい。もちろん全裸もダメです。
準備が出来たらセラピストの待つ部屋へ向かってください。
6.施術開始
セラピストの案内によって施術が始まります。
お店のセットやコース時間、オプションよって体勢が変わるのでセラピストの案内に従いながら身を委ねておいて大丈夫です。
もし途中で室温が合わなかったり、体勢がキツいなどがあった場合はお客様が快適に過ごしてもらえる環境を用意することが大切なので、遠慮なくセラピストに申し出てください。こういう施術中のことは後でアンケートに書かれているとショックです。
再来された場合は気をつけようと思っても、またお客様が来てくれるかは分かりません。良い気分で帰って頂きたいので、直接その場で伝えてもらえると嬉しいです。
7.シャワーを浴びる
施術時間が終わりにさしかかると、セラピストからシャワーへ行くように案内されます。
初めてオイルマッサージを受ける人はここで戸惑うかもしれませんが、思っているよりもオイルは流れにくく手こずってしまいます。
オイルが服に付いてしまうとなかなか取れにくく、場合によってはシミになってしまいます。ベタベタの状態で帰宅にならないように、施術後は速やかにシャワーへ向かいましょう。
シャワー後は来店時の服に着替えてください。
8.アフタードリンク
シャワーから上がるとセラピストがアフタードリンクを用意して部屋で待っています。そこで今回の施術のアンケートを書いたりしながらセラピストと軽いアフタートークを楽しむお時間になります。
この時間はあくまでアンケートを書いたり、帰りの準備をする時間なので、あまり長い時間は取れません。セラピストともっとお話ししたい場合は、施術中にしてもらうか、長めのコースを選んで施術前にアフタートークの時間を長めに取って欲しいとセラピストに伝えて下さい。
あまり長居されると次のお客様の時間に影響が出てしまいます。
9.退店
アンケートが終わったら全行程が終了になります。
料金は来店時に支払っているのでセラピストが玄関までお見送りをして、そのまま退店して頂きます。
この瞬間が「なんだか友達や恋人の部屋に遊びに来て帰る感覚になる」と言って下さるお客様がいらっしゃいます。
初めてのメンエスここに注意!
初めてメンズエステを利用される方へ、これだけは知っておいて欲しい注意点があります。
シャワーやアフタードリンクの時間も施術時間に含まれる
コースの時間は部屋に入った時点で開始されていると思って下さい。
メンズエステでは施術前と施術後の2回シャワーを浴びることになるので、なるべくシャワーの時間を短縮しようとするお客様も多いですが、セラピストへのマナーとしてしっかりキレイにして下さい。
また、家で浴びて来たからと言ってシャワーが免除になることはありません。ゆっくり施術を受けたい場合は長めのコースを選択することをオススメします。
自分からアクションを起こしてはいけない
メンズエステはお客様が完全受け身になるところです。お客様自らが何かアクションをする必要はありませんので、ゆっくり横になってお寛ぎください。
自発的な行為は場合によっては法的措置を取られてしまいます。施術中はセラピストの指示に従って体を委ねて下さい。
わざとセラピストに陰部を触らせようとしたり見せようとする行為はNG
メンズエステはセラピストとの密着度の高いマッサージや、鼠径部への施術があるので、事故でセラピストの体が触れたり、お客様の陰部に触れてしまうことがあります。
しかし、これはあくまで事故。わざと触らせようとして体を捻らせたり、紙パンツから恥部を出して見せようとする行為はNGです。
お客様発端の事故が多発する場合は、お店から要注意人物としてマークされたり、出入り禁止になることがあります。
過去にあまりにも頻回するお客様が周囲のメンズエステ店舗内で要注意人物として情報が出回ることがありました。
最近ではSNSですぐそのような情報が広まってしまいますので、安心安全にご利用頂くためにもNG行為は控えてください。
暴発は頑張って耐えて!
基本的には暴発行為も禁止となっています。敏感な方は苦しいかと思いますが、暴発も「抜き」と取られてしまうと禁止事項に引っかかってしまうことも…。
もちろん密着や鼠径部の施術があるお店ですから、勃起してしまうのは当たり前です。しかし、暴発となるとお店側からの注意案件になり得るので注意が必要です。
また、暴発後の後処理はセラピストは行えないので、ご自分で片付けをして頂く形になります。
当日のキャンセルはキャンセル料金が発生する
当日や当日何時間前までなどのキャンセルの場合、キャンセル料金が発生します。
全額になるか何%になるかは店舗のホームページに詳しく記載されているので、事前にしっかり確認しておいてください。
また、無断でキャンセルした場合も後日キャンセル料金の請求があります。逃げると訴訟問題になることもあるので、きちんとした対応をするよう心がけてください。
予定の変更がある場合は1日前までに連絡をしておくと、融通してもらえます。
また、遅刻にも注意が必要です。何分以上遅刻した場合はキャンセル扱いになるという店舗もあるので、間に合いそうにない場合は予約時間より前に店舗に連絡をして問い合わせておきましょう。
この遅刻問題やキャンセル問題はセラピストに大打撃なことなので、なるべく変更のないようにして頂けると幸いです。
持ち込みは出来ない
施術に使って欲しいオイルやアイテムの持ち込みは基本出来ません。
また、酒類の持ち込みも禁止になっています。これはトラブル回避のためと、飲酒をしている状態でマッサージをすると健康に良くないからです。
過去に飲酒時のマッサージでお客様が卒倒した事例があり、今ではメンズエステだけでなく通常のマッサージ店も飲酒時の利用は控えていただくように呼びかけられています。
ただし、お客様からセラピストへのお土産などは容認されていることが多いです。お土産を頂けるとセラピストのやる気が出たり、お客様の印象も強くなります。
利用する前に入会システムがある
メンズエステでは初めてご利用する店舗では入会をして頂くシステムがあります。
入会金は大体が1000円前後と、高額になることはありません。2回目以降は会員価格でご利用することが出来ます。
初回の際に発生するため、初めての店舗の場合は入会金のことも念頭に入れて予算を決めておいて下さい。
延長料金は高めに設定されている
途中でもう少し施術時間を延長したい場合はその後のセラピストの予約状況にはよりますが、延長することが可能です。
しかし、延長料金ははじめに選択したコース料金よりもやや高めに設定されています。これはメンズエステに限らず、普通のリラクゼーションマッサージ店でも同様です。
そのため、同じ時間の施術時間でも途中で延長にした方が高くついてしまいます。ゆっくり楽しみたい場合は予め長めのコースを選択しておきましょう。
出張の場合はホテル代がかかる
店舗型の場合は発生しませんが、出張型の場合は利用するホテルの利用代金はお客様持ちになります。
そのため、ホテルの料金も考慮しておいてください。
ラブホテルは問題ないと思いますが、ビジネスホテルの場合出張セラピストが利用出来ないところもあるので、予め確認をしてからお電話ください。
セラピストの時代に経験した事件
事件と書くと大事に聞こえるかもしれませんが、セラピスト時代の経験談をお話しします。
実はセラピストはこんなふうに思ってるというウラ話。痛客認定されないために、反面教師にしてもらえると幸いです。
ニンニクマシマシ事件
名前の通り、とにかく口臭と体臭キツイお客様でした。
キチンとシャワーを浴びて下さって体はとってもキレイなのに、その日なのか前日なのかは不明ですがニンニクの臭いのオーラに包まれているようなお客様でした。
正直なところ施術中に呼吸をするのが辛かった。対応も丁寧で紳士なお客様だっただけにこちらから指摘するわけにも行かず…。なので、オーラルケアをして来て頂けるとセラピストは大変助かります。
揚げ足取り事件
所謂ところの言葉責めではなく、セラピストのやる事なす事全てにツッコむお客様で、「コートお掛けしますね」『脱がなきゃマッサージ出来ないよね?』「オイル付けますね」『オイルなしでマッサージ出来るの?』と言ったように、こちらの言葉の揚げ足を取るような発言の目立つお客様でした。
以降このお客様の時は自分を大仏モードに切り替えて対応してました。
謝り方主演男優事件
とにかく違反行為が多いお客様でした。
もうこれ以上酷いと警察にお話しすることになるということを伝えると急にしおらしくなって謝る。とにかく謝る。本当に反省してます感を出せる謝りのプロ。謝る演技が主演男優賞。
でも、また違反行為を繰り返すので結局この方は出入り禁止になりました。
失禁事件
セラピストが直接局部に触れることはないし、それを強制すると罰せられるのでノータッチ発射をしてやろうと思ったそうです。
慣れない事をしようとして失禁されていました。
何故私が本当のことを知ったかというと、トイレを我慢させていたのかと思い謝っていた私に大変申し訳なく感じたというのと、情けなさから白状したそうです。そのお客様はその一件以来は良客としてしばらく利用して下さいました。
まとめ
メンズエステがどんなところかセラピストの気持ちも交えつつご説明させて頂きました。
メンズエステは風俗と混同されることが多いですが、その中身は全く違います。メンズエステをご利用するお客様は「癒し」を求めて来ています。
施術に集中してリラックスをしたい方やセラピストとトークをしながらマッサージを受けたい方など、楽しみ方は人それぞれです。
アナタが「癒し」を求めているのか「性的サービス」を求めているのかを確認してからお店選びをしてもらえると満足のいくサービスを受けられると思います。
セラピストに身を任せて、ゆっくりと極上の癒し空間を楽しんでください。