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デート代を割り勘にするなんてありえない!男女の本音は?

PR更新日: 2025年01月25日

割り勘 男女

デート代は男性が全額奢るのが当たり前で、割り勘にするなんてありえないと考えている人は男女を問わず未だに多くいます。
しかしその一方で、その考え方こそ古くてありえないと感じている人もまたいることでしょう。

デート代を男女のどちらが負担するか、またその比率はどうあるべきかについては古今東西ずっと議論され続けている永遠のテーマです。

本記事では、デート代を割り勘にするのは本当にありえないことなのか疑問に感じている人や、男女のデート代に対する本音が気になる人にとって有益な記事を目指して執筆しています。

コンサルタント業務において年間1000件を超える恋愛データと向き合ってきた筆者が、複数のアンケート結果の分析に加えて、経験上のオリジナルの知識も交えながらどこよりも詳しく解説していきます。

デート代を割り勘にすることについて興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

デート代を割り勘にするのはありえないことなのか?

実際にデート代を割り勘にしているカップルの存在は珍しいわけではありません。
しかし男女平等が叫ばれる現代においても、一般常識として「デート代は男性が全額奢るもの」という考え方が根強く残っていることも事実です。

ここではまず、デート代の割り勘に関する世間の認識や実態を複数のアンケート結果を元に確認していきましょう。
とはいえアンケートの内容は実施した地域や時期、調査対象となった人々の社会属性によってかなりの振り幅が生じます。
アンケートはあくまで一種の参考事例として活用することも意識するようにしてください。

デート代の割り勘自体は4割程度の人達が許容

単純に「デート代を割り勘にすること」に関するアンケート結果を見ると、女性のうち3割から4割程度は割り勘でも構わないと回答しています。

一方で男性側にはデート代は割り勘ではなく男が全額負担するのが当たり前という風潮がより強く残っている実情も見受けられます。

ただし、こうした全年代を総合したアンケート結果から割り勘に関する実態を性格に把握するのは難しいとも言えます。

上記のアンケート結果を見るだけでも、性別や年齢層によって割り勘に対する感覚は大きく異なることがわかりますが、それ以外にもデート代の割り勘を許容するかどうかについてはアンケートには反映されていない様々な要素が強く影響していることが予想されるからです。

たとえば、10代や20代の若い世代ほどデート代の割り勘には寛容で、年代が上がるにつれて割り勘をありえないと回答する比率もまた上がっていく傾向がありますが、その理由についてはより詳細な考察を加えながら判断していく必要があるでしょう。

若い世代がデート代の割り勘に前向きなのは収入が低いから?

10代や20代の比較的若い世代が割り勘に前向きな理由について、多くは「男性の収入が低いため」と説明されています。

確かに若い世代同士の交際ではお互いにお金に余裕がないことが最初から自明であるケースがほとんどとなります。
そのため女性の側も無理に男性に奢ってもらうのではなく、自然とデート代は割り勘で持つことが習慣化されていくと考えられます。

しかし忘れてはならないのは、その場合は女性達は「本当は奢って欲しい」という本音を隠している可能性があるという点です。

また若い男女の交際関係では魅力的な男性の側に主導権があることが多く、女性が貢いでデート代どころか相手の生活費全般まで支えるといった現象も起こりやすくなります。
デート代を割り勘にしているからと言って、若い世代ほど男女格差が小さいと認識するのは少し早計と言えるでしょう。

こうした事情からアンケートの結果だけを鵜呑みにしてしまうと、この世代の割り勘に対する感覚を見誤ることにも繋がるので注意が必要です。

30代以降のデート代割り勘についての考え方はバラバラ

デート代の割り勘について30代から40代の結婚適齢期の男女はかなりシビアな捉え方をしています。
この世代の女性は特にデート代を割り勘にすることを嫌うとの調査結果がありますが、これは金銭的な問題よりも、相手の男性に尊重されていないと感じる気持ちの問題がより大きいと言えます。
そのため初デートや婚活デートでの割り勘ともなると、男性への呪詛にも似た「ありえない」との声がネット上を中心に目立ちます。

一方で男性の側もこの年代以降になると本命とそれ以外に対する態度を露骨に変える人が多くなり、遊び相手とのデートは割り勘で済ませたいとの意見が増えてきます。

また真剣に婚活をしている場合であっても、お互いの金銭感覚を確認したいといった理由から、敢えて割り勘を持ちかけるケースも見られます。

このように30代以降の割り勘への考え方はそれぞれの立場やデート目的によってバラバラであるため、統計の意味は薄いと認識しておいた方がいいでしょう。

デート代の割り勘をありえないと感じる女性の本音

割り勘はありえない女性

デート代の割り勘に対する生の声を知るにはアンケート結果だけでは不十分です。
男女別の割り勘に関する本音をさらに深く調べていくには、年代や職業などのパターンを分類しながら分析を進めていくのが有効となるでしょう。

ここからはまず女性側は何故「割り勘はありえない」と感じるのか、その本音の部分について深掘りしていきます。

女性が割り勘を嫌がるのはデートに水を差されるから

女性が割り勘に否定的な理由を詳しく見ていくと、実は金銭的な部分はそれほど重要ではないことがわかります。
SNSなどに多く見られるのは「割り勘を切り出されると冷める」という意見です。
この冷めるという感情には男性への落胆が含まれるわけですが、それは男性がケチだからといった単純な理由だけでなく「デートの雰囲気を壊す空気の読めなさ」への失望がもっとも大きいと考えられます。

つまり女性はどんな年齢や立場になってもデートにロマンティックな演出を求めている人達が多数派で、割り勘という現実的な要素をそこに持ち出されること自体を嫌がる傾向があると言うことです。
この感覚は知り合った初期段階でのデートほど強く、お互いの関係が深まっていくと次第に落ち着いていきます。

最初は割り勘を嫌がっているように見えた女性も、相手の男性に気を許すようになれば同時に割り勘への許容度も上がっていくということになるでしょう。

対等な男女関係を求める女性は割り勘に肯定的

男性に甘えたくない、なるべく対等な関係でいたいとの価値観を強く持っている女性はデート代の割り勘についても肯定的です。

ただしそうした女性の中にも、男性に奢られることを侮辱と感じるタイプと気遣われること自体は喜ぶタイプとに分けられます。

後者の場合、たとえば一旦は男性を立てて全額奢られたあと別れ際に割り勘計算したお金を返してくるといった行動を取ることがあります。
対等な関係性を求める女性にとって、男性に一方的に奢られっぱなしでいるというのは居心地が悪いものです。
男性の立場でこうした女性からの割り勘を持ち掛けられた際は、変に意地を張らずに素直に受け取っておくとお互いに関係を深めやすくなるはずです。

本気の婚活中の女性に対して割り勘は厳禁

本気で婚活をしている女性とのデートでは、割り勘は女性から言い出さない限りは絶対NGとなります。

実際に結婚相談所や婚活用マッチングサービスにおいては、デート中の割り勘を公式に禁止している例が少なくありません。
これには婚活女性の心理的な影響を考慮する以上に、婚活の焦りに付け入る詐欺行為を防止する安全対策の意味があります。

婚活中の女性を狙い、割り勘やプレゼントといった形で女性からお金を引き出そうとする輩は後を立ちません。
そのため婚活においては男性側がデート費用を負担することが基本ルールとなっています。

婚活世代の女性がデート代の割り勘に対して特にありえないとの反応を示すのは、この婚活を前提としたルールの存在も大きいと言えるでしょう。

デート代の割り勘をありえないと感じる男性の本音

デート代を奢る男

デート代は男性が全額支払うものという常識が根強いことには、むしろ男性側が積極的に割り勘を否定している事情もあります。

普段は男女の対等な関係について前向きな意見を持っている男性であっても、デート代の割り勘に関しては強い否定意見を出すことも珍しくありません。

自分の経済的な負担を減らせるはずの割り勘を、どうして敢えて拒否する男性が多いのでしょうか。
ここからはその理由について詳しく考察していきましょう。

デート代の奢りは男性にとっては貴重なアピールチャンス

デート代の奢りはどんな男性にも共通して訪れる貴重なアピールチャンスとなっています。
たとえ容姿や性格に自信のない男性であっても、食事や買い物の会計をスマートにこなすことは経済力さえあれば誰にでも可能です。
これを割り勘にしてしまうと、せっかくのチャンスを棒に振るばかりか逆に女性からマイナス評価を受ける危険が非常に高くなります。

つまり大多数の男性にとっては割り勘で減る経済的負担などよりも、奢ることで得られるメリットの方が遥かに大きいわけです。

もし割り勘の風潮を後押ししてしまうと、たとえ自分自身は問題なくとも、デート代の奢りを数少ない武器にしている他の男性達の足を引っ張ることにもなります。
男性社会において仲間の邪魔をする人間は強烈な排除の対象となってしまいますから、たとえ割り勘の方が合理的だと考えている男性であっても積極的にそれを公表することは避ける傾向にあると言えるでしょう。

男女平等主義の男性であっても割り勘には消極的

女性とは異なり、男女平等主義であっても男性側は割り勘には消極的な傾向があります。
というのも男性と女性のデートはそもそも平等には成立していないからです。

女性はデートに向けて化粧やファッションなどに多額の出費を行い、時にはエステなどで長い時間をかけて入念な準備を行います。
しかし男性側はそこまで準備にお金や時間をかけず、たまにプレゼントを用意する程度で済むのが一般的です。

そのため男女平等への意識が高い男性であるほど、男性の方がデート代くらいは全額支払ってバランスを取るべきだと認識することになります。

また現代日本ではまだまだ男女の収入格差が大きく、より収入のある側がデート代を負担するべきだとの考えには広い意味での合理性もあります。

とはいえ、こうした現実に追従する合理性が割り勘はありえないとの常識を補強し続けてしまっていることもまた否定できないでしょう。

本音では割り勘にしたい男性も多い?

最近は男性だからといって必ずしも経済的に恵まれているとは限りません。
そのため、本音の部分ではデート代を割り勘にできたらと考えている男性も増えているはずです。

ただしその本音を表に出してしまうと女性達から悪印象を持たれるだけでなく、同じ男性からも見下されたり裏切り者として攻撃されるリスクを負うことになります。
そのため匿名アンケートなどを通じたとしても、男性側のデート代割り勘に関する正確な心情をデータ化することは難しくなっています。

しかし女性の立場からするとそこにはチャンスも秘められていると言えます。
相手のプライドを傷付けない形で上手く割り勘を持ちかけることができれば、意中の男性から好印象を引き出すことができる可能性は非常に高くなるでしょう。

まとめ

デート代の割り勘はありえないと考える男女は多いものの、全ての人がその常識を疑いなく持っているわけではありません。
同じように割り勘をありえないと答えたとしても、その理由はそれぞれに異なっていると考えるべきでしょう。

たとえば女性の立場からすると、デート中に割り勘を切り出される行為そのものに自分を大切にする気がないとのメッセージを感じ取ってしまう場合があります。
男性としては合理性を優先した提案であっても、女性を傷付けてしまう可能性があることは忘れるべきではないでしょう。

また男性にとってもデート代の割り勘は非常に難しい問題です。
デート代の奢りは「男の甲斐性」を見せる機会として重宝されている一方で、それがプレッシャーとなって苦しんでいる男性もまた少なくはないからです。
女性にとっては男性側のそうした事情を受け入れた上で割り勘を提案する包容力が試されるとも言えます。

このように単にデート代の割り勘であっても、それはデート相手のことを知る上で非常に重要な情報源となります。
割り勘や奢りについては自分の考えを一方的に押し付けたり、常識に流されたまま「ありえない」と思考停止してしまうのではなく、相手の性格や傾向を知るきっかけとして有効に活用していく意識を持つことが大切になるでしょう。

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